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2009年6月 9日 (火)

歴史ファンの女性が急増中

 これを称して「歴女」というのだそうな。『武将の男らしさ イイ!』とうつつを抜かしているんだとか。

 早速、何時ものように憎まれ口から始めよう。歴女と言われて喜んでいる女たち、先ず、ただいまから男女同権を忘れることだ。貴女達がかっこいいと思っている男たちは、封建時代の男尊女卑の代表格の男たちであることをしっかりと認識することだ。学校でも習ったであろう。士農工商といってインドのカーストと同じく誰よりも偉いと目されていた武将たちは、「無礼討ち」といって自分が気に食わない下級には、理由はなんでもいい、切り捨てることさえ往々にしてあったことだ。

 家にあっては奥方は玄関まで出向き、畳に座って三つ指ついて「行ってらっしゃいませ」「お帰りなさいませ」、縦のものを横にもしないのは当たり前、相手をするのにも対等にはものも言えず、敬語一点張り。それこそ一国一城の大黒柱ばりの権威を持ち、羽振りを利かせていた。差し詰め今でいう格差社会の頂点にいて、愛人を何人も一緒に住まわせ・・・・。

 現在のオカマを頂点に、美容の世界、ファッション、服飾の世界などのなよなよした男を見ていれば、根っこを男尊女卑の上に立つ男がカッコ良く、男らしく見えても不思議はない。映画やドラマでは、醜男であったと謂われる義経でさえも、美男タレントが演じることで「武将らしい、カッコいい」となる。ただ、現代の女がそのような男とは1日とて一つ屋根の下で暮らすことができる忍耐や辛抱は持ち併せてはいまい。メディアに唆された軽佻浮薄な流行に左右されているだけのことに過ぎない。新聞はその「歴女」をどのように書いているのだろうか。

 毎日新聞(6/9)から、
 戦国時代の史跡が若い女たちで賑わい、武将をテーマにしたグッズも女子大生らに人気だ。背景にあるのは、歴史好きの女性「レキジョ」(歴女)の増加。歴史を扱う本の売れ行きも好調で、武将を取り上げた文庫本を復刊する動きも出ている。なぜ、いまレキジョなのか。

 06年2月に開店した書店(歴史時代書房・時代屋」(東京都千代田区)は、週末になると若い女性のグループで溢れかえる。開店当初は男性客が中心だったが、昨年は男女ほぼ同数に。女性客の9割は20〜30代という。

 店内には、大名家の家紋をあしらった文具やストラップなどがずらり。武将の中で一番人気という真田幸村などのフィギュアも人気を集める。江東区の女性会社員(34)は「加藤清正が好き。絵に描いたような男らしさにひかれます」と笑顔を見せた。

 一方、伊達政宗の側近、片倉小十郎の地元・宮城県白石市。昨年8月、JR白井駅前に小十郎プラザを開設したところ、グッズの売り上げが10万円以上に達した日もアル。白石城の大型連休の入場者数は前年比135%。市によると、若い女性ばかりが訪れているという。幸村の地元、長野県上田市の市観光会館でも、関連グッズの売れ行きが好調だ。

 出版界でも影響が広がる。月刊誌「歴史街道」は5年前には7万部未満だったが、12万部に伸びた。編集長は「読者の女性比率が15%から40%に上がった」。PHP研究所は絶版となっていた「伊達政宗」や「上杉謙信」などの伝記を今年3月末に復刊。好評のため「細川忠興」「蒲生氏郷」なども近く復刊する。

 変ったものも売れている。男性用の「甲冑パンツ」。9240円もするが常に品薄状態で、客の8割は女性だという。制作・販売会社「ログィン」(東京都)の社長は「ブームの影響もあり、贈答用で人気が出たらしい。今後は女性用も手掛ける予定です」と。

《いずれにしても、上っ面だけの付和雷同の類いのようだ。》

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