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2009年6月18日 (木)

子連れ出勤のすすめ - 2 -

 子連れ出勤の募集を始めてから、光畑さんが気づいたことがある。社会人として経験が豊富で優秀な女性が、出産を機に仕事を諦めていた。また、育児休暇についての考え方も変った。休暇中は育児に専念できるが、期間が過ぎると、急に仕事中心の生活に移る。長期間はなれていた仕事に復帰するため、不安に感じる女性も多い。「可能な範囲で仕事を続けていれば、復帰もしやすい」と話す。

 子どもの病気による早退や欠勤もあり,安定した仕事量をこなせるかが問題だが、単身のスタッフがサポートしたり、休日のスタッフに臨時で来てもらうなど柔軟に対応している。合理化や効率化という発想を転換し、人とのつながり、助け合いが基本だ。

 光畑さんは「すべての会社が子連れ出勤を導入すべきだとは思っていないが、小さな会社ほど柔軟な運用ができるはず。仕事と育児の両立という難問に、選択肢の一つとして提案したい」と話している。

《専業主婦で子育てが出来る人はそれでいい。女性が職場に進出をはじめた頃は、当時でいう適齢期がくれば相応の相手を見つけ、結婚のための退職が当たり前だった。そのころは、女性が特に働かなくても男性の収入で家族の生活は食うに困ることにはならなかった。しかし、ある程度生活水準が上がってくるとより上を望むのは人間の常だ。そしてそれにも慣れ、その上が欲しくなる。かくして日本人の生活レベルは中流意識の贅沢に慣れていたところに、現在の冷や水が浴びせられる現実が突きつけられることになった。そして、苦しい,苦しいの声が辺り中を埋め尽くすことになった。

《私は女性が働くことを否定しているのではない。子育てを放り出してまで働くことに苦情をのべているだけだ。特に乳離れもしないうちから他人に子育てを任せてまで働くことには反対だ。そこを身を持って教えたのがアグネスであり、この光畑さんの会社が取り入れている子連れ出勤だ。

 これから就職先を検討している女子学生にとって、結婚・出産後に仕事を続けやすい環境かどうかは、会社選びの大きなポイントとなる。

 厚生労働省は05年施行の「次世代育成支援対策推進法」に基づき、従業員の子育て支援で計画目標を達成したなど、一定の基準を満たした企業を認定。「くるみん*」マークを商品などにつけることを認めている。

 参照 男性の育児休業 - 2 - 08/04

 3月末現在。652者が認定を受けており、
 ▽妊娠から子どもの就学前までの育児勤務(時差、フレックス、短時間)の制度を導入(ダイキン工業・大阪市)
 ▽専用相談ダイヤル「ママ応援コール」の新設(八十二銀行、長野市)など、
さまざまな取り組みが行われている。しかし、「子育て出勤」を制度に取り入れている企業はほとんどない。

《待っているだけでは浸透しない。大企業を巻き込んだ企業内託児所や保育所の設置を義務づけ、乳離れした子どもの面倒は、引き続き父親もそこで母親から引き継いで子育てできる環境をつくっていくべきだ。

 女性の労働・雇用問題に詳しい東レ経営研究所の渥美由喜部長は「最近は都心部でも、託児所を設ける大企業が増えた。多額の投資をしても、優秀な女性に辞めてほしくないからだ」とし、「飽いている部屋に子どもを遊ばせておくなど、大企業より中小企業の方が、柔軟に対応しているケースが多い。子連れ出勤ができる企業は、出産後の復職率も高いことが分かっている」と話した。

《今のように、人任せの無責任ではちょっとしたことで子育てに行き詰まり、わが手で育てていれば簡単に理解できる子どもの生活習慣や挙動に神経を苛立て、折檻や虐待、果ては捨て子に殺人ともなりかねないことになる。天才でも、男には不可能なことを女性であれば誰でもすることができるんだ。そう、命を生み、育てることを。女性はもっと子育てに責任と誇りを持って真剣に係わってほしい。そして、子どもを他人に預けるのは、義務教育を受けさせる小学校に上げる前の、基礎的な小集団の中で時には喧嘩もいい、他人との係わりを分からせ、してはならないこと、他人への慈しみ、労り、悲しみ、喜びを分け合うことのできる幼稚園からでよい。》

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