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2009年5月14日 (木)

携帯メールシンドローム

子どもたちの危険な病気に、未だにPTA全国協議会ののんびりした調査だ。

毎日新聞(5/14)から、
 携帯電話を持つ小5の4人に1人はメールの返信がないと「とても不安」と感じていることが13日、日本PTA全国協議会の「子どもとメディアに関する意識調査」で分かった。中2の6人に1人は「1日50通以上」メールを送受信すると回答。同協議会は「依存傾向が強まっている」とみている。

《随分呑気なデータを集めているものだ。PTAといえば、何よりも子どもに関しては鋭いアンテナを張り、子どもたちを見守っていかなければならない立場にあると思えるのだが、今回発表の調査など、疾うに何処かの機関、何処かのメーカー、何処かのメディアが何度となく調査し、アンケートなどは山とある。結果、心あるものがデータや資料を読めば携帯に毒された子どもたちの姿は今まででもはっきりと理解できるはずだ。そしてその原因が、親たちの合い言葉、「犯罪から子どもを守るため」と持たせた携帯は、当の子どもたちは犯罪から身を守るために使うのではなく、ずるずると横道に反れ、興味の進むままに自らが好んで呼び寄せるように我が身を危なくさせるような使い方に陥っていることに、子どもの教育に無関心な親は気がついていない。》

 昨年11月、小5と中2計約3900人、保護者約3600人を対象に調査した。返信がないと不安になる小5は25%(前年比7ポイント増)で、中2は26%(同2ポイント増)。1日の送受信数は、小5は「1〜5通」が最多の34%だったが、中2は「51通以上」が最多で16%だった。

《51通、ここまでくれば莫迦、阿呆としか言いようがない。これで「返信がないと不安」とは間違いなく病人の域に達している。不安は募れば直ぐにもストレスになる。医者は喜んで莫迦と阿呆とストレスの合併症でメール依存シンドロームと名づけてくれるだろう。》

 家庭内の携帯電話に関するルールづくりは進んでおり、中2の親の67%(同2ポイント増)が「食事中は使わないなどマナーについて決めている」と回答。しかし、子どもで同様に答えたのは50%(同3ポイント増)にとどまるなど、ギャップが浮かんだ。

《親はどうみられるかを気にしていいこぶり、甘くなるのはどのような質問でも同じような傾向を示し、ギャップは当然だ。》

 ゲームやインターネット利用についてもルールがあるとの回答率が増え、分析した明石要一・千葉大教授は「しつけの回復がうかがえる。啓発活動の影響で親たちが腰を上げ始めた」とみている。

《親への啓発がどこで、いつ、だれがやっているのか知らないが、実際に効果が上がっているのだろうか。本当に賢い親ならば、子どもには携帯電話は持たさない手段を選んでいるだろう。だが実際は、ますます携帯電話を始めて手にする年齢は低くなり、所有率も右かた上がりで増え続けているのが実態だ。どこにも啓発の効果はみられない。》

 一方で、親の知らない子どもたちの姿も浮かんだ。ネット上で何かを売買した経験があるのは小5で24%、中2で42%。しかし、小5の27%、中2の46%が売買内容やネットの利用実態について親に「ほとんど話さない」「全く話さない」と答えた。売買対象はゲーム類や音楽、ファッショングッズなどが多かった。また、中2の38%は「親の知らないメル友がたくさんいる」と答えた。

《親の子育ての無責任さが明瞭に見える内容だ。「犯罪防止のため」が何の関係もないことに使われていても、親は知らん顔だ。小5や中2の子どもは、まだ親の監督下にあることを忘れている。親は子どもが使用する携帯電話の使い方について、その内容については知らなければならないのだ。「ほとんど」或いは「全く」話さなくても、子どもの自主性を尊重していることと勘違いして放任している親が多過ぎる。このままでは携帯メーカーが喜ぶばかりだ。》

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