« 「何々ダイエット」根拠なし | トップページ | 病児保育 »

2009年5月23日 (土)

性犯罪の刑務所出所者にGPSの導入を検討

毎日新聞(5/23)から、
 刑務所出所者の再犯防止に向け、法務省は、出所者にGPS(全地球測位システム)発信装置を装着させる可否を検討する方針を固めた。中でも、子どもへの性犯罪の再犯が治安を脅かすとの考えから、性犯罪者への導入を検討する。

 GPSは、人工衛星から発射される電波を観測点で受信し、位置を測定するシステム。機能を搭載した携帯電話もあることはよく知られている。対象は、刑務所からの仮出所や執行猶予による保護観察対象者を想定。同様の位置測定確認制度は、欧米の他韓国でも導入しており先発国での導入の経緯や対象者、運用状況などを2年程度かけて研究する。

 導入すれば、行方が分からなくなりがちな保護観察対象者の動向が把握しやすくなるほか、子どもの安全に対する地域の不安感をなくすとの見方がある。その一方で、人権上の理由から反対論も浮上している。奈良県の小1女児誘拐殺害事件(04年11月)では、過去に女児を狙った性犯罪で2度の有罪判決を受け、服役後の男が事件を起した。事件後の05年6月、法務省は13歳未満に対する性犯罪受刑者の出所予定日や出所後の居住地といった情報の警察への提供を始めている。

《被害者を保護する手段を取ろうとするとすると、必ず加害者の人権を口にするエセ人道主義の意見が出る。プライバシーの侵害だの更生の妨げになるだの、と。性善説による過保護の考え方の行き過ぎた。上の奈良女児誘拐殺害事件のようなケースはそう多くはあるまいが、再犯による事件が発生しているのは事実だ。

《米国や英国、韓国のことが引き合いに出されているが、米国だけではあるが、メガン法*によって性犯罪者の情報が公開されている。また、多くの国では性犯罪者の登録制が実施されている。2005年1月21日付の読売新聞によれば、米国で50万人、英国で30万人の危険な性犯罪者が存在するという。韓国では2008年に「青少年の性保護に関する法律」を改正施行し、同年7月より性犯罪者の個人情報を公開しているという。また、13歳未満の児童に性犯罪を犯したものに対し、電子足輪(GPSアンクレット)を最長で10年間装着することを義務付ける法案が成立、2008年9月より施行している。日本はGPSの装着期間はこれからの決めるのだろうが、これで再犯が予防できるのなら早急に導入すればいい。

【メガン法(Megan's Law)】
1994年にアメリカのニュージャージー州で成立した性犯罪情報公開法の俗称。その後他州や連邦レベルでも類似の法律が制定されるようになり、現在ではアメリカの性犯罪情報公開法を一般的にメガン法と呼ぶことが多い。一般に性犯罪者と呼ばれる人々をさまざまなメディア、場合によってはインターネット上に公開して身元を特定することを司法権力に要求するものである。

 内容は各州によって差があるが、出所(仮出所)時や転入・転出に際して、住居周辺の住民への告知が行なわれる。住居に性犯罪歴があることを示すしるしを掲げるよう求めている州や、累犯者に対してホルモン療法を強制する州もある。
 

|

« 「何々ダイエット」根拠なし | トップページ | 病児保育 »

コメント

草薙剛とかも、アメリカならGPS装着ですな。

投稿: :: | 2009年12月 4日 (金) 16時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/45105827

この記事へのトラックバック一覧です: 性犯罪の刑務所出所者にGPSの導入を検討:

« 「何々ダイエット」根拠なし | トップページ | 病児保育 »