毎度、毎度のアンケート
毎日新聞(4/30)から、要約と《 》内は私見。
《いい加減保護者も賢くなれ、と言いたいところだが、「百害あって一利ない」子どもの携帯電話のことでまたまた新聞紙面を飾り立てている。》
進学や進級を機に「携帯電話を持ちたい」と訴える子どもも多く、保護者にとっては「いつから持たせるか」「どこまで使わせるか」が新たな悩みになった。文部科学省からは学校への持ち込みを禁止する指針が示され、有害サイト規制法の施行(今年4月)でフィルタリング(閲覧制限)サービス提供が義務付けられた。
携帯電話を持ち始める年齢は急激に下がってきている。仙台市が今年3月にまとめた調査によると、既に所持している児童生徒に「初めて携帯電話を持った時期」を尋ねたところ、「小学校入学前」と答えた割合は中3が0%。小6が1・9%だったのに対し、小1は55・7%と半数以上を占めた。
東京都消費生活センターの統計では、携帯電話に関する相談は03年度からの6年間で8486件(速報値)あった。このうち、「子どもが使っている携帯電話に数万円の請求が来た。問いただすと『メールに使う絵文字をダウンロードした』と話している」「中学生の息子が携帯電話で音楽をダウンロード購入したところ総額10万円近く請求された。本人はパケット通信し放題で無量だと思っていたらしい」など、意図しない料金が請求されたトラブルが計1382件あった。
《親が子どものご機嫌取りだけで買い与える携帯電話、こんなリスクは当然受け止めることだ。支払い能力もない子どもに持たせる親は、持たせるに当たっては当然のことだが使用上の留意点などは、親の教育責任として細かく教えて置くのが当たり前のことだろう。それもしないで相談したところで後の祭というものだろう。いくら高額な使用料金だろうとトラブルではない。阿呆な親としては、喜んで払ってやればいいことだ。》
「着メロ」「着うた」のダウンロードなど、有害サイト規制法の対象にならない「健全サイト」利用のトラブルが相当数ある。同センターは「手軽に無自覚なままサイトにアクセスできてしまう携帯電話は、年齢に無関係に消費者トラブルにつながるケースが多く、特に子ども自身が契約の当事者となるトラブルが増えている」と指摘する。
《子ども自身が当事者となるのは契約した以上当然のことでトラブルとは言えないし、知らなかったで済むことではない。その責任は本人にあるものだ。》
携帯電話の活用法に詳しいITライターの村元正剛によると、携帯電話を持ち始めたばかりの時期が最もトラブルに遭いやすい傾向があるという。「着うたやゲームなど子どもにとって魅力的なサービスが山のようにあり、料金やシステムを熟知する前に夢中になってしまう。特に中学生のケースが目立つ。高校生になると金銭感覚もシビアになり、無料サービスだけを利用するなど、したたかに携帯電話と付き合うようです」と。
フィルタリング技術開発企業「ネットスター」(東京)が今年3月、小学〜高校生の子どもを持つ保護者を対象に実施したインターネット調査では、学校への携帯電話持ち込み禁止について「賛成」が62・3%に上る一方で、80・9%が「(持ち込み禁止施策では)トラブルは解決しない」と回答している。
《学校への持ち込み禁止をしたところで、学校以外の時間、場所で使用することの方が圧倒的に多い。解決しないのは当然だし、それが分かっていて子どもに好きなように使わせている保護者とは一体どこまで阿呆なんだろう。危ない玩具を与えておいて使い方を教えなければ怪我するのは当たり前のことだ。》
上の仙台市のアンケートでは、携帯電話を所持している中学生の45・7%が「プロフ」などのサイトを閲覧する一方、それを把握している保護者は22・8%にとどまった。アンケートは昨年9〜12月、児童生徒3019人と、その保護者2658人を対象に実施。
小学生 中学生 高校生
自分用の携帯電話を持っている 23・6 47・6 98・8
利用法(複数回答) 通話 77・2 85・1 85・6
メール 58・4 96・1 93・0
危険性が指摘されるブログやプロフ、掲示板などの閲覧経験を尋ねると、小学生では70・5%が「ない」と答えたのに対し、中学生は「よく見る」(17・8%)「たまに見る」(27・9%)、高校生は「よく見る」(54・1%)「たまに見る」(30%)と利用頻度が上がった。
これに対し「(子どもの)プロフ利用やブログ閲覧を知っている」と答えた保護者は中学生22・8%、高校生は43・4%にとどまった。
携帯電話で困ったことはあるかという質問(複数回答)で「特にない」と回答したのは小学生62・8%、中学生37・5%、高校生50%。困った内容は、小学生は「知らない人からのメール」(16・5%)、中学、高校では「チェーンメール」(中学生48%、高校生30・9%)が多かった。一方、「子どもが(携帯電話の利用で)困っていたことを知っている」と回答した保護者は、中学生17・5%、高校9%で、ここでも子どもとの認識のずれがうかがえた。
《子どもが玩具で遊んでいてくれれば親は手が離れて大助かり、遊びの内容など構ってはおられない。親には親の生活があるんだ、とばかりに放任だ。トラブルが発生しなければ子どもの為すがままだ。そして、事が起こると一転して訳の分からないモンスターになり、イチャモン保護者に豹変する。いくらアンケートを繰り返してみたところで、阿呆な保護者が利口にならない限り、子どもの携帯電話を取り巻く問題に解決はないだろう。》
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