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2009年4月 5日 (日)

子どもの入学と携帯電話

 北朝鮮が打ち上げる、日本に落ちるはずもないミサイル騒動に、あたふたと動き回り鳥の羽音に驚いたように、誤報を垂れ流して国際信用を失った。恐らく当の北朝鮮はしてやったりと、手拍子打ってはしゃいだであろう。もともと騒ぐ必要のないことは 北朝鮮「衛星発射」通告 で書いておいた。

一転して今日は、北のミサイルは一夜あけると「飛翔物体」と名を替え、日本の遥か上空を悠々と飛び去った。報道は、打ち上げ時刻でさえ、11時ごろ、或いは11時半ごろ、といかにも自信なげな口調で終始している。街の声は「えっ、撃ったんですか、いつ?」「怖いですね」「日本に落ちなくてよかったです」など、政府の思うつぼのような北朝鮮敵視感情の盛り上がりに成功したようだ。

大山鳴動して鼠の一匹も出ないドタバタ騒ぎはもういい。日本政府も振り上げた拳の持って行く先は、核兵器を山ほど溜め込んでいる大国が顔を揃える、役にも立たない国連だろう。

【閑話休題】毎日新聞(4/4)から、要約 と 《 》内は私見。
 入学シーズンを迎え、子に携帯電話を持たせる家庭が増えるという。ネットを利用した児童買春やいじめ、ケータイ依存が問題化する中、「青少年インターネット環境整備法」が1日、施行された。企業に子どもが安心して使えるネット環境作りを義務付けるとともに、親にも“ネットのしつけ”の責務が課された。何をすればいいのか。

《入学とは小、中のいずれを指しているのだろうか。まさか小学校への入学を祝って、支払い能力もない子に携帯電話を持たせるバカ親はいまいと思うのだが。記者(女性)も「児童」を18栽未満と仮定しての記事のようだ。それにしても児童売買春を買春とだけしか書かないのは片手落ちの表現だろう。》

青少年インターネット環境整備法は、18栽未満が使う携帯電話やPHSに有害サイトを閲覧できなくするフィルタリング機能を付けるよう、企業に義務づけている。子どもが使う携帯やPHSには購入時に店頭で無料提供し、成長に応じ解除できる。

また、親に対しては
 1)ネットの有害情報による犯罪やいじめの発生状況を知る
 2)携帯電話購入時には「子どもが使う」と店に申し出る
 3)ネットの適切な使い方を子に教える
などが課された。

フィルタリングにより、出会い系など有害サイトへのアクセスはできなくなるが、掲示板に安易に個人情報を書き込んだり、メール依存になるのを防ぐには、家庭内でのルール作りが必要になる。

《この程度のことは、すでに言い古されてきたことだ。にも拘らず事件や事故が起こるのは、親は子に携帯電話を与えるが、その使い方については子の方が遥かに上達が速く、親は子についていくことさえできなくなる。そして、親は子がどのように使っているかを全く気にしなくなる。育児教育の放棄だ。》

「インターネット先進ユーザーの会」(東京都)の小寺信良代表理事はまず、購入時の親が機種や料金コースを選択し、コンテンツ代の上限設定をするよう推奨する。教えるべきマナーとして
 a、食事中はメールをしない
 b、人と話している時は操作しない
 c、利用時間を決める
などを挙げている。ただし、「マナーだけでは不十分。自分で問題に対処できるよう、早くからネットの仕組みを教えるべきだ」という。簡単な仕組みは10歳程度で分かるという。

《一桁世代には信じられないことだが、代表理事が取り上げて禁止を呼びかけるということは、それらのことが日常的にどこの家庭でも行なわれていると見なければならない。戦前の家庭では、食事中にペラペラとおしゃべりをすることや中座をすることなどは行儀の悪いこととして、親は子に注意した「黙って食べなさい」と。テレビが茶の間に置かれて箸が進まない子が増えた時代もあった。今では子を囲んで食事する一家団欒の風景さえ少なくなった。子は勝手にテレビを眺め、片手に携帯電話を握って食事する。そのような子に、マナーを身につけさせることなど不可能だ。》

特にメールの特徴を理解させることが重要だ。電話はお互いが伝えたいことを確認し合って話を進めるが、メールでは言いたいことを一方的に送りつけることが可能だ。「子どもにはその違いが分かりにくい。メールの交換で誤解が生じたらすぐに電話するか、会って話すよう教えることです」と。

同会は冊子「“ネットと上手く付き合うために”をウェブ上で公開中だ。総務省などは親の啓発の無料出前講座「eーネットキャラバン」を主催している。

《親への啓発は、「18歳未満の子には携帯電話を持たせないように」と呼び掛ける以外、現在発生している携帯電話に絡む問題を防ぐ手立てはない。もたせたからといって決して子どもの身の安全を保障する道具ではない。それでも子どもに携帯電話を与えるような親は、わが子の身に携帯に絡む問題(依存、いじめ、売買春など)が起きても、「己の播いた種」「自業自得」と受け止め、他人を責めることのないよう、悟らせることだ。》

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