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2009年4月 2日 (木)

首都圏のJR全面禁煙

毎日新聞(3/30、4/2)から、 要約と《 》内は私見
 先に、全国で初めて民間施設を含み屋内喫煙を規制する神奈川県の「公共的施設受動喫煙防止条例」が24日、県議会で成立したが、当初の「全面禁煙」からは内容が後退し、国内での喫煙規制の難しさを印象づけた。

08年4月、松沢知事はWHO(世界保健機関)の「たばこ規制枠組み条約」を引き合いに出して全面禁煙を打ち上げた。彼は「県民を受動喫煙被害から守る」と大見得をを切ったが、約1年後成立した県条例では飲食店の7割以上、宿泊施設の約半数、パチンコ店全店を規制から外し、規制対象の「分煙」も容認することになった。飲食店への過料の適用は1年先送りした。

《彼の、喫煙者の権利無視の独りよがりは3/19日に取り上げた。》

後退理由の一つは業界団体やたばこメーカーの反発。パチンコ店などを視察した知事に「死活問題だ」と迫り、県は議会提案前の条例骨子案(昨年9月)の段階で分煙容認に転じざるを得なかった。

県議会の過半数を占める自民など県政野党会派との対立も大きい。知事の選挙公約でもある条例に対し、内容を検討する前に「制定ありきのパフォーマンス」などの批判が渦巻いた。

ただ、県幹部は当初から「落としどころを探る」と漏らしていたし、知事自身も「全面禁止が通るとは思わなかった。まず注目を集めることが必要だった」と今になって明かした。

《目立つ旗を振るだけの選挙公約だったわけだ。》

一方、国の対策も全面禁煙を巡り揺れている。神奈川県の条例成立と同じ24日、厚労省の検討会も、飲食店などを含む公共的施設について「原則全面禁止」とする報告書をまとめたが、1年前の発足当初の議論からは後退し、分煙を「一つの方策」と容認した。

《一方で、国が税をかけ、国家の収入源として販売を認めている嗜好品だ。しかし、全面禁止にしなければならない程、或いは人目につかず、隠れて吸わなければならない、それほど健康に悪いものを売るのを許しているのは一種の国家犯罪とも言えよう。》

また、法令で禁煙を促すことは「国内たばこ産業の発展を目的にした『たばこ事業法』との整合性が問われることになる」(厚労省幹部)などの事情もあり、容易ではない。神奈川県に続く条例化の動きはなく、昨年8月から飲食店の受動喫煙防止の検討会を設けている東京都の福祉保健局も「業界と協力して『禁煙店』ステッカーの普及など、できる範囲から対策を進める」とするだけだ。

♢国内外の主な受動喫煙防止策(神奈川県の調査などを基に作成)
 
 国・地域    規制内容の特徴     罰金・加療最高額
 (施行時期)
  韓 国  150平方メートル以上の    個人3万ウオン(約2300円)
 (95年1月) 飲食店は半分以上を禁煙 管理者300万(約23万円)
       区域にする

 米ニューヨーク市 規制により売上げが減った  管理者400ドル
 (03年1月) 飲食店は規制対象外に    (約8万円)

 スペイン  100平方メートル以下の飲食店  約597ユーロ
 (06年7月) は全席喫煙・禁煙を店が選  (約8万円)
       ぶ。

  香 港  大小飲食店などに加え今年  個人5000香港ドル
  (06年)  7月からバー、マージャン店など  (約6万5750円)
        も禁煙

  英 国  パブ、クラブなど大小飲食店  個人50ポンド
  (07年7月) を含め公共の場は殆ど    (約7340円)
        全面禁煙        管理者2500ポンド
                    (約36万7000円)

  神奈川県 調理場を除き100平方    個人2000円
 (10年4月) メートル以下の飲食店と、    管理者2万円
       700平方メートル以下の
       宿泊施設は対象外

 ニューヨーク市のように、規制で売上げが減った飲食店は規制の対象外とする、など厳しい規制の影響を受けることは最初から想定しているところもある。前置きが長くなり過ぎた、そろそろ本論に移ろう。
【閑話休題】
 首都圏のJR東日本各駅で1日、全面禁煙が始まった。都心から30〜50キロ圏内の1都4県の駅が対象で、禁煙となる。昨年1月のタクシーに続く禁煙化の流れだが、喫煙者の中からも「こういう世の中だから」と理解(諦め)を示す声も多かった。

埼玉県浦和駅ではホームにあった喫煙スペースが撤去され、「終日禁煙」のポスターが掲示された。さいたま市の主婦(65)は「レストランも分煙でないと入りたくない。喫煙者にはストレスになるかも知れないが、長い目で見れば本人の健康のためにもいいこと」と。

《これこそ余計なお世話というものだろう。本人は好きで嗜んでいるものだ。病気になろうと自業自得というもの、65歳のばあさんから心配してもらうことなどない。ストレスの問題はいずれ発生するだろう。何でもかでも病気のもとをストレスに結び付ける流行が最近の医学だ。禁煙ストレス症候群なる病が遠からず続々と生まれるのは間違いないことだろう。また、次のように、単純に煙が嫌いなだけの人もいる。川口市の主婦(45)は「近くで吸われた時のにおいが気になっていた」と。臭いが理由になるのなら、たびたび言ってきたことだが、たばこ以上に酒臭い息も我慢ならないが・・・。》

一方、さいたま市南区の会社員男性(54)は「仕方がない。喫煙ルームを造ってくれるとありがたいのだけれDP」と残念そう。別の主婦(65)は「目の敵にされているみたい。ちょっと一服したいときにつらいわね」とため息を漏らした。

JR東日本大宮支社広報室は「苦情などの報告は特にない。お客さまにも理解していただけたのではないか」としている。大宮駅構内5カ所にある喫煙ルームは引き続き利用できる、という。


 

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