« 北朝鮮「衛星発射」通告 | トップページ | 給食費未納問題 »

2009年3月14日 (土)

世襲議員

 創業者が会社を創り、二代目が潰す、とは古くから囁かれてきた言葉だが、たしかにその言葉通り、ぐうたら跡取りが多くの企業を潰してきた。俗に「親の七光り」で苦労知らずのまま棚からぼた餅の権力の座についたため、人材を活かすこともできず、周りを巧言令色(こうげんれいしょく)の輩どもに囲まれてずるずると会社は傾いて行く。

「幸せだなー、僕は」で鼻を掻く仕草の加山雄三が俳優として映画界に登場したとき、周りは世紀の二枚目とも呼ばれた父・上原謙の七光りをやっかみ半分の話題として取り上げたことがあった。その時彼は、それが将来プラスになるのなら、七光りを大いに利用することを広言した。その後の彼は、「若大将シリーズ」でヒットを飛ばし、東宝を代表するスターとなった。時代はちょうど彼のような若者を求めていたのだった。

役者の世界は世襲制が多い。歌舞伎役者など、末はどう育つか分からなくても跡目相続となる。皆が皆役者に似つかわしくなくても後を継ぐだけで仲間入りが可能な世界だ。このように元は河原乞食の人気商売での世襲は目に角立てて騒ぐこともないだろう。しかし、国を動かす政治の世界での世襲には何かと不都合が生じる。このところ続けさまに世襲によって生まれたバカ総理が、途中で投げ出したりして、日本の国を国民を、泥沼に引きずり込んでいる始末だ。

【閑話休題】
 毎日新聞(3/9)から、
 瀬衆議員への世論の反発は、日増しに強まっている。大半の世襲議員を抱える自民、民主両党もようやく規制が必要と、具体策作りに入った。

 民主党は政治改革推進本部の公選法見直し小委員会(野田佳彦小委員長)で、検討を進めている。死亡、引退した政治家の資金管理団体は解散させ、相続を禁止する法案をまとめ、自民党にも同調を呼び掛ける方針だ。また、世襲の範囲を線引きするため、党内アンケートを実施し、具体案をまとめる。

 一方、自民党では菅義偉選対副委員長を中心に議員連盟を設立、定数削減と並んで世襲候補の制限案作りに着手する。世襲の範囲などを詰め、党の公認候補決定段階で制限を加える党の内規を定め、次期総選挙でのマニフェストにも盛り込むことを目標にしている。

 世襲批判がここに来て高まった第一の要因は、祖父、父が首相経験者のここ3代の首相の不甲斐無さにあるだろう。安倍晋三、福田康夫両首相は1年ほどで退陣。麻生太郎首相も人気低迷に喘ぎ、発足から半年で自民党内からも退陣要求が出されている。一方、スリムな政府を目指し、官僚の特権は見直されている。「世襲議員」は既存政治家の特権の象徴だ。このまま放置しては、政治不信は増大するばかりだ。

 派閥政治全盛時の自民党政権人事は当選回数主義が基本だった。若くとも当選可能性が高い世襲議員は、年齢の割に閣僚、党役員などの要職を歴任しやすい。自民、民主両党の幹部に世襲議員が目立つのも、回数主義の名残りと考えられる。

 05年の総選挙で国会議員の現職か経験がある父母、祖父母(義理、養子先を含む)を持つ立候補者は本紙の調べでは166人で、うち133人が当選している。新人の「世襲候補」の当選率は59%だが、自民、民主両党の「非世襲候補」は38%に過ぎない。

 世襲候補は当選の必須要件といわれる「カンバン(知名度、経歴)」「カバン(選挙資金)」「ジバン(後援会)」の整備が、容易だ。政党助成金制度の導入で政治資金には公的資金も含まれるようになった。にもかかわらず先代の政治資金管理団体や政党支部を事実上、世襲するケースも少なくない。当然、相続税は課税されていない。

 変革期を迎え、政治家の資質が大いに問われている。人材源の拡大が急務なのに、世襲候補を放置したら、多様な人材の政治への進出は困難になるばかりだ。自民、民主両党の「開かれた政党」度が試されている。

《政治への無関心層が広がっているが、国の将来を憂え、本当に政治への参画を目指す人材、進んで国民の代弁者となり、小使いとなって働く人材が生まれる可能性を信じよう。》

|

« 北朝鮮「衛星発射」通告 | トップページ | 給食費未納問題 »

コメント

国会議員の家に生まれれば生きているだけで国会議員を一生やって優雅な人生を楽しめるのはあまりにも不当だ。やつらは国民の代表である議席を代々占領しているヤクザだ。今では、外国の手先になってタダで子供をコロンビア大学に無試験入学させるなどのあくどい国会議員がたくさんいる。就職したはずの会社に行かなくても給料やボーナスをたんまりもらえるなどこういう国民を愚弄するコネ人生を彼らが満喫できるのは、だれでも立候補できる建前のウラで、議員の子供でしか立候補できない現実がまかり通っているのだ。さらに国会議員は、何の罪もない国民をだましてクイモノにしたあげくそのヒトの人生を強制的に破壊する悪逆非道な凶悪犯罪を犯し続けている。こういう極悪犯罪を代々続けている凶悪犯は議席を占領しているからこそ取り巻きに取り入ってもらえて凶悪犯罪を犯し続けられるのである。親から子供へと代々議席を私物化して強盗殺人を犯し続けている凶悪なやくざを退治しましょう。

投稿: 明菜 | 2009年4月16日 (木) 05時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/44344083

この記事へのトラックバック一覧です: 世襲議員:

« 北朝鮮「衛星発射」通告 | トップページ | 給食費未納問題 »