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2009年3月22日 (日)

「法テラス」って?

毎日新聞(3/22)から、 
 内閣府は21日、初めて実施した「総合法律支援に関する世論調査」の結果を発表した。法的トラブルの解決を支援するために、国の出資で06年4月に発足した「日本司法支援センター」(法テラス)について、
 「名前も業務内容も知らない」との回答が67・5% に対し
 「名前も業務内容も知っている」が    9・5% にとどまり、
国民に浸透していない実態が浮かんだ。全国成人男女3000人を対象に面接方式で1月に実施し、1684人から回答を得た(回収率56・1%)。

《私は、自慢じゃないが「名前も業務内容も知らない」のグループに含まれる。どのような経緯でこの名前がついたのか、テラスがカタカナなのは何故か、さっぱり分からない。そこでいつものようにWikipediaに頼ることにした。

 日本司法支援センターは、総合法律支援法(平成16年法律第74号)に基づいて設立された法人。全国どこでも法的トラブルを解決するための情報やサービスを受けられる社会を目指して設立された機関である。愛称は法テラス*。2006年(平成18年)4月10日に設立され、同年10月2日から業務を開始した。初代理事長は、金平輝子・元東京都副知事。

 業務は、次の5つに分けられている。
 1、情報提供 
    法的トラブルの解決に役立つ法制度の情報提供を行なう。(後略)
 2、民事法律扶助業務
    資力の乏しい国民に対して、無料の法律相談を行なう。(後略)
 3、国選弁護制度
    捜査段階での被疑者弁護から、起訴後の被告人弁護まで、刑事手続きの各段階を通じて、一貫した刑事弁護体制を整備する。少年保護手続きにおける国選付添人、被害者参加制度における国選被害者参加弁護士の選任手続きも取り扱う。
 4、犯罪被害者支援業務
    被害者支援に通じた弁護士や専門機関の紹介や情報提供を行なう。
 5、司法過疎対策
    司法過疎地域(法律専門職の少ない地域)での法律サービスを行なう。

 * 愛称法テラスは「法で社会を明るく照らしたい」「陽当たりの良いテラスのように皆様が安心できる場所にしたい」という思いから名付けられた、ものだという。何のことはない、「照らす」、「テラス」の語呂合わせ、または単なる駄洒落で思いついた人を食ったようなネーミングだったのだ。》

全国50カ所に地方事務所が設置され、過疎対策事務所などが置かれている。トラブルに見合った法律相談先の紹介や裁判費用を援助する民事法律扶助などを行なう。

 法テラスを実際に利用したとの回答は 1・4%。法的トラブルが10年前に比べ増えたと思うかどうかは、「増えたと思う」が87・6%。ただ、実際に身の回りで法的トラブルがあると答えたのは15・4%だった。

《いずれにしても、人知れずこっそりとやっているような業務にしか思えない。全国に法律に無知な人間がたくさんいるから、その人たちの支援をしたいと設立したのなら、もっと積極的な広報活動をする必要があるだろう。7割に近い人たちは、業務内容どころか、その法人の存在、名前すら知っていないのだ。》

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コメント

通りがかりに失礼します。

ひっそりやっているんではなくて、マスコミが国民に知らせたくなくて隠蔽報道をしているだけだと思いますよ。

投稿: あかり | 2009年3月23日 (月) 23時36分

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