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2009年2月10日 (火)

授業料滞納3倍増

毎日新聞(2/10)から、
 朝刊に蔵王連峰の蔵王温泉スキー場(山形県)で、樹氷のライトアップされた写真(標高1661メートル付近の、蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅周辺)が載っている。「巨大樹氷 光の芸術」とあるが、肉眼と違って写真で見る樹氷のうす汚いこと!!。真っ暗な夜空をバックに、手前に大きく寒気のする緑っぽい光を当てられた樹氷が化け物のように立ち、その向こうには遠くの樹氷が緑色とは色彩的には最も反発し合う色、赤っぽい光をあてられておぞましい光景を繰り広げている。何にでもライトアップするのがはやりだが、色彩感覚をもう少し磨いてほしいものだ。

 写真といえば、光の降りそそぐ日中、白黒写真で見る樹氷の美しいこと。神々しいほどの白を感じさせて林立している。雪は白い、という先入観からではない。あらゆる色彩光線を含んで加色混合された光に映えて、結晶した白という色を感じさせてくれるからだ。

【閑話休題】
 授業料を滞納している私立高校生が全国に2万4490人(08年12月31日現在)いることが、文部科学省が日本私立中学高等学校連合会を通じて実施した調査で分かった。07年度末の3倍超で、全体に占める割合は2・7%。昨秋以降の厳しい経済状況を反映しているとみられ、文科省は「都道府県の授業料減免制度を知らない生徒や保護者も多い。まず、学校に相談してほしい」と呼びかけている。

文科省は、景気や雇用情勢などの悪化を踏まえ、連合会に依頼し08年末と、07年度末の授業料滞納の実態を初めて調査した。全国の私立高1321校を対象とし、うち1218校(在籍91万3830人)から回答を得た。

08年末の滞納者は、2万4490人で全体の2・7%。地域別の割合は九州が5・7%と最も高く、北海道・東北が4・5%で続いた。07年度末(在籍91万4067人)の滞納者は、7827人で、全体の0・9%だった。

一般に年度末に向かって滞納者数は減る傾向があるが、文科省は「減免などの制度を知らないまま生徒が退学して行くことのないようにしなければならない。教員も具体的な施策を知っておいてほしい」としている。

《景気の悪いことがすべてのような風潮がはびこっている。しかし、今ほど景気が云々される前から給食費の未納(22億円)をはじめ学費の滞納、奨学金の延滞(総額2000億円)など、モラルの低下が伴う滞納は目に余るものがあった。一方で携帯所持の贅沢はとどまるところを知らず、高級車の贅沢や海外旅行も盛んだ。

《私の同年齢の頃、ラジオさえない家庭が多く、電話は中、上流家庭のもので、一般家庭には普及もしていなかった。私の家庭は会社の社宅だった。以前書いたが、小学校上がりの父1人の収入で、大家族(12〜10人:母の従兄弟たち2人は軍人として出征した)の生活を支えていた。中学(旧制)受験が近づくにつれ、十二分に知っていた貧乏暮らしが気にかかった。第2次世界大戦の真っ最中だった。軍国少年の胸には早く成長して立派な軍人になる夢が脹らんでいた。将校になるには学問が必要と思った。胸の内を母に打ち明けた、「合格したらお父ちゃんに話してあげる」。母は私が中学に受かるとはその時、思わなかったようだった。

《中学2年の時、日本は敗戦を味わった。長いものに巻かれるのを嫌った父が会社を辞めた。授業料のことを口にすることがつらくなっていた。学制改革が進められていた。義務教育の6年間が9年間に延びた。現在の6・3・3制がスタートした。新制高校になったころ、授業料を納めることが難しいことを悟った。両親には黙って家計の苦しいことを教師に相談した。学校は奨学金の手続きをしてくれた。高校の3年間を返済しないで済む奨学金の手続きをし、無事卒業できた。

《振り返って今朝の新聞記事だ。情けないにも程がある。どうして教師に相談する智恵が浮かばないのだろうか。何一つ贅沢をしなくても苦しかった貧乏な時代、子どもでも自分で何とかしようとする智恵はあった。甘えて育った現代っ子には、その程度の生きる智恵も浮かばないのだろうか。それに高校は義務教育でもない、まして私立へ行く贅沢をしなくてもいいことだ》。

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都会の喧騒を離れ、羽田へ向かった。 北海道の東の小さな空港へ向かう最終便へ乗り込. [続きを読む]

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