キャリーバッグにご用心!
毎日新聞(12/22)から、 《 》内は私見
JR東海は帰省客などの荷物が大型化する年末年始に向け、後ろ手に引く車輪付き「キャリーバッグ」に絡むトラブルを未然に防ごうと、エスアKレーターの速度を落としたり、ポスターを掲示して注意を促すなど対策に乗り出した。「混雑時には周りを気遣い、譲り合いの気持ちでお願いしたい」と呼びかけている。
同社は、他の鉄道事業者の駅でエスカレーターから旅行用大型スーツケースが滑り落ちる事例があったことをきっかけに、約3年前からバッグの取り扱いに注意を促すポスターの掲示を始めた。特にこの1年、キャリーバッグを引く乗客が多くなったという。
キャリーバッグを巡っては、気づかないうちに他人の足を踏みつけたり、ぶつけたりするケースが増えているが「個人間のトラブルで終わることが多いため実数はつかめない」(長西宣英・新幹線鉄道事業本部営業課担当課長)という。当事者が直接、警察に通報して処理する例もある。乗客からは「持ち手が必要以上に長いなど周りへの気遣いのない人がいる」との声がよせられている。
《周りへの配慮のなさは、キャリーバッグに限らない。混雑する電車の中に大きなリュックを背中にしょったまま乗ってくる人、そのまま電車の中を歩く人、或いは大きなカバンを肩から脇に抱えたまま乗り込んでくる女、雨の日の雫がたれるこうもり傘を腕に掛けるのはいいが、必ずといえる動作だが、隣の人に向けて傘を突き出して雫を垂らす人。自分の身体の寸法しか頭になく、所持品の大きさが周りにどれだけ影響するかを考えられない人たちだ。》
《日常の出来事ではスーパーやコンビニでの女たちのカートを停めた立ち話だ。行き来の激しい店内での井戸端会議だ。キャリーバッグどころの話しではない。また、静かに鑑賞できない展覧会場の音高い靴音。これらの殆どは女性の専売特許のようなものだ。へいぜいの生活の中で、他人への配慮に心配る気持ちを、男も女も現在の日本人は忘れてしまったようだ。》
このため、怪我などの事故を未然に防ごうと、同社は、下りエスカレーターの速度を低速にし、落下事故を起こさない工夫を始めた。
また、7月からは、キャリーバッグが他人の足にぶつかるトラブルをイラスト化した新たなポスターを作製して新幹線の駅などに貼っている。
《足にぶつかるケースは、電車内での座り方が格好の例だ。組んだ足を前に突き出し、前に人が立とうが横切ろうが、引くことを知らない。また、特に女性の組んだ足の横に倒す座り方は、男の大きく開いた座り方以上に隣の人の邪魔になる。いずれも周りへの配慮など全く考えてもいない。》
年末年始は、帰省客や旅行客ら長距離移動の乗客が増えるため、キャリーバッグの携行はますます増加すると見込まれる。東海道新幹線東京駅の駅長は「構内には狭くて乗降客が交差する場所もある。年末年始は移動に不慣れな方の利用もある」と注意を呼びかけている。
《が、そのような呼びかけの効果が期待できそうにないのが、自己中の現代日本人なのだろう。》
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