飲酒と無免許運転と轢き逃げ
先ず、飲酒運転。毎日、読売新聞(11/7)から 《》内は私見
♦危険運転、9人死傷事故
埼玉県熊谷市で今年2月、酒酔い運転をいて9人が死傷する事故を起し、危険運転致死傷罪に問われている同市赤城町1、元トラック運転手、玉川清被告(32)に対し、さいたま地検は6日、さいたま地裁(若園敦雄裁判長)の公判で同罪では最も重い懲役20年を求刑した。検察側は「あまりに常軌を逸した無謀で危険な運転」と指摘した。判決は12日。
論告によると、玉川被告は2月17日午後、熊谷市の飲食店でビール1杯と焼酎のウーロン茶割り8杯を飲酒。同日午後7時25分ごろ、同市佐谷田の県道カーブを曲がり切れず、対向の行田市埼玉の大学生、小沢恵司さん(22歳)の軽乗用車と正面衝突し、同乗の父義政さん(当時56歳)と母雅江さん(当時56歳)を死亡させ、小沢さんら6人に重軽傷を負わせた。
玉川被告は初公判で「正常な運転ができないほどは酔っていなかった」と主張。弁護側も自動車運転過失致死傷罪が相当として、飲酒の影響と事故時の速度が争点になっていた。
検察側は、「犯行時は著しい酩酊状態にあった」と指摘し、正常な運転は困難だと自覚しながら、車の性能を見せつけようと時速100〜130キロまで急加速して事故を起したとして、「極めて短絡的、身勝手な酌量の余地など一切ない」と糾弾した。
これに対し、弁護側は最終弁論で、「車の運転はできる程度の酔いだった」と反論。「アルコールの影響ではなく、時速100キロほどに急加速したことで運転が制禦できなかった」として、自動車運転過失致死傷と道交法違反の罪が成立する主張した。
《「正常な運転ができないほど酔ってはいなかった」。酔っ払って運転した連中の決まりきった言い種だ。この言葉こそ酔っていたことの証拠だ。多少でも飲めば集中力は散漫になり、反射神経は鈍くなる。そのことも理解できないで「酔っていない」は夢の中の言葉だろう。》
♦飲酒運転と無免許と轢き逃げ
大阪市北区のJR大阪駅前交差点で会社員の鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡した轢き逃げ事件で、殺人容疑などで逮捕された住所不定、元建築作業員でホストの吉田圭吾容疑者(22)が事件当時、酒気帯び運転などで運転免許の取り消し処分中だったことが分かった。吉田容疑者は「無免許と飲酒運転がばれると思い逃げた」と供述しており、大阪府警曽根崎署捜査本部は動機につながるとみて追及する。
捜査本部によると、吉田容疑者は04年3月に普通免許を取得。その後、速度超過などの違反を重ね、今年3月には酒気帯び運転で検挙され、1年間の免許取り消し処分を受けた。免許取得前の03年3月にも無免許で車を運転し、道交法違反容疑で検挙されていた。
このほかにも吉田容疑者は05年8月、熊本県内で追突事故を装い、保険金約630万円をだまし取ったとして06年10月に詐欺容疑で逮捕された。昨年1月、熊本地裁で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受け、轢き逃げ事件の時は執行猶予中だった。
吉田容疑者の実家は熊本市内にある。両親に弟2人とともに育てられた。熊本県立の工業高校を卒業後、同市内の道路工事会社に勤務。鳶職や神奈川県内の内装会社などを経て、05年9月から大阪市此花区の建築会社で働いていた。詐欺事件で逮捕され、一旦退職していたが、判決後に復職していた。
《吉田容疑者の運転する車は動く凶器でしかない。免許欠格期間が最長5年から新道交法(2007年6月)で最長10年に延びたところで、それを承知で無免許運転を繰り返す彼にとっては、欠格期間などあってもなくても同じだ。それほど法を無視し、反省もしない。人身事故を起してもただ逃げることだけを考える。その理由も無免許と飲酒運転がばれることを恐れるだけだ。轢き逃げの後もメディアの騒ぎをよそに悪びれる様子もなく、ホストに変身し、歓楽の世界に身を隠していた。》
《事故を起こした車は会社の所有だった。合鍵の1つは吉田容疑者が持っていたようだが、会社の車輌管理者は吉田容疑者の免停のことを知らなかったのだろうか。今後、車の事故を2度と繰り替えさせないためにも、無期の懲役か、これからの生涯、再び運転できないように、免許の再交付(再々?)は禁じる措置を取るべきだ。》
♦中3女子、無免許と轢き逃げ
大阪市淀川区で自転車の男性(58)が軽ワゴン車にはねられ、約180メートル引きづられて重傷を負った轢き逃げ事件で、府警交通捜査課と淀川署は6日、運転していた中学3年の大阪府豊中市に住む女子生徒(14)を殺人未遂と危険運転致傷(運転未熟)などの容疑で追送検した。
「無免許運転で捕まるのが嫌で、男性が死んでも仕方ないと思って逃げた」と供述しており、故意があったと判断した。
調べでは、女子生徒は10月18日午前2時55分ごろ、友人の男子中学生3人を乗せて父親の軽ワゴン車を無免許運転していた。淀川区新北野1の国176号交差点を左折する際、自転車で横断中の男性をはね、車の下部に巻き込んだまま約180メートル引きずって頭などに重傷を負わせ、車を放置して逃げた疑い。現場から男女4人が走り去る姿が目撃されていた。軽ワゴンの持ち主を捜査する過程で女子生徒が浮かび上がっていた。
直後に現場を取りかかったタクシーの運転手が、自転車が倒れて路上に血痕があるのを見つけ、交番に届けた。事故現場にブレーキ痕はなかったという。
《事故を起した時間を知ってこの子の家庭のだらしなさが思い浮かぶ。真夜中に少女が家を空けることを放置する家庭とは一体どうなっているのだろうか。また、その3人の友人たちの家庭の親たちも、死ぬかも知れない危害を他人(ひと)に与えても、介護することも反省することも何一つ教育していないのだ。逆に、子どもが被害に合う危険性だって大きいのに。》
《運転していたのは女子生徒、他のメディアによると、1年の頃から学校を休みがちで、3年になってからは夜遊びも目立っていたとか。この夜も男どもを引き連れての外出だ。まるで女王様気分ででもあったのだろうか。》
♦おかしくて恐ろしい無免許運転
前の話は中3だが、こちらは小3の男の子(9)の無免許運転だ。岐阜県大垣市の小3の男子児童が3日、自宅からAT車(自動変速機)の軽自動車を約3キロ先まで無免許運転し、県警養老署に保護されていたことが分かった。
同署によると3日午前7時半ごろ、「養老町宇田の県道を運転手がいない車が動いている」と通行人から110番通報があった。署員が駆け付けると近くのコンビニエンスストアに止まっていた車の運転席で休憩している児童を発見。午前6時ごろ、キーをつけたまま自宅に止めてあった車を運転し、同県関ヶ原町の祖母の家を目指したが、道に迷ったらしい。家族は、車がなくなり児童も行方が分からないため捜していたという。
児童は身長135センチ前後とみられ、運転席の一番前に腰掛けてハンドルにしがみつき、アクセルとブレーキを操作したらしい。「お父さんの運転や、ゲームセンターのゲームを見て操作法法を覚えた」と反しているという。
同署は両親に車の管理を徹底するように厳重に注意した。
《無人の車が動いているのを目撃した人たちは事実が分かるまでさぞ驚いただろう。その次には坊やの車内の姿を想像して、おかしさと同時に身の震え上がるような怖さが込み上げて来ただろう。途中、事故でも起して人を殺していたら、反対に道路から外れて車ごと川に転落したり他の車と接触事故でも起して本人が死亡でもしていたら、考えるだけで寒くなる。ゲームセンターの効果恐るべしだ。》
♦高2が無免許で検問突破して・・・・
7日、午後9時半ごろ大阪市西淀川区竹島2の市道で、道路沿いにある会社営業所のコンクリート製門柱にワンボックス車が衝突し、大破した。運転していた私立高校2年の男子生徒(17)が鼻を骨折するなど重傷、助手席の同級生の女子生徒(17)が意識不明の重体。大阪府警西淀橋署は8日、道路交通法違反(無免許運転)と自動車運転過失致傷の疑いで男子生徒を逮捕した。
調べでは男子生徒は事故の数分前、約400メートル南東の府道で府警の交通検問を振り切って逃走。パトカーが追跡したが見失い、直後に事故が発生した。車は男子生徒の母親のもので、「無免許運転がばれるので逃げた」と供述しているという。
《捕まる勇気もなく、謝るすべも知らない。
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