子どものゲームなどによる「疲れ度」チェック問診票
今朝も、1日の始まりの日課になっているメールをチェックした。例年受け取っていることだが@niftyから誕生日のメッセージつきのカードが届いていて、自分の誕生日に気がついた。この年(77)になると、若い頃のような記念品の交換もないし、挨拶も忘れてしまう。
メッセージには、ヒチコックの1940年の名作「レベッカ」の中の台詞が書いてある。「香水みたいに想い出を瓶に詰めたいわ。蓋を開けるたび、ステキな想い出がそっくり現れるの」。昭和一桁の夫婦にはステキなものよりも何倍もの苦い想い出が多くある。だから想い出に浸るより、今でも新しい想い出づくりを目指している。
でも、@niftyスタッフ一同さん ありがとう。
毎日新聞(10/31)から 《》内は私見
「ゲームやテレビに1日何時間費やしますか」。小児科にかかる子どもに、電子メディアとのかかわりを尋ねる問診票を、日本小児科学会の「学校保健・心の問題委員会」(委員長、沖潤一・旭川厚生病院副院長)が作成した。「疲れた」と訴える子どもの多くに、長時間テレビやゲームに没頭している例がみられるためだという。学校の保健室や小児科で活用し、早期の対応につなげてもらうことが狙い。
問診は「21世紀の小児科問診票」と名付けられ全46項目。テレビ、ゲーム、パソコン、携帯電話の利用状況を尋ね、さらに、▽朝食を取るかどうか、▽保健室利用の有無、▽週末の過ごし方——など、生活習慣も聞く。
起草した国立病院機構仙台医療センター小児科の田澤雄作部長は「スポーツで頑張り、塾や家で長時間勉強する子の多くは、夜、息抜きのためゲームに時間を費やしている。睡眠が減り慢性疲労や鬱状態に陥る子もいる」と話す。
田澤医師によると、ある中3男子は受験勉強を始めた直後の夏休み、一日中オンラインゲームをするようになった。睡眠リズムが狂い、記憶力や判断力が鈍ったが、ゲームを止めると体調は回復した。4キロ体重が減って受診した11歳男子は、問診で1日6時間もゲームをしていることが判明。慢性疲労による食欲不振と診断。ゲームを禁じたところ食欲が回復、笑顔も戻った。
田澤医師は「電子メディアが浸透した今、かかわりの度合いを知ることは大切」と話す。委員長の沖医師は「若い小児科医は子どもの睡眠状況や遊び方も把握した上で、病状を総合的に判断してほしい」と話す。問診票は来月にも、日本小児科学会のホームページからダウンロードできるようになる、という。
《若い小児科医に向けた問診票だが、誰でもダウンロードできるものなら、子どもを学校に預けている保護者たちこそダウンロードして46項目の内容を勉強するべきだ。医師だけの問診票では、子どもたちの生活習慣が起因しているものをまとめることに役立つだけだ。上の例では当事者間だけの回復事例が書かれているが、フィードバックはそのように子どもを放置している保護者にすることの方が大事だろう。46項目を知れば分かることだが、子どもたちそれぞれの家庭環境を根掘り葉掘り聞かなければ役には立たないだろう。例えば、ゲームに夢中になっていることに、両親はどのように接しているのか、適切なアドバイスはしているのか、無関心ではないのか、子の側からは親から注意されたことはあるのか、ないのかなどを尋ねていけば、プライベートな家庭内の問題も見えて来ることにもなる。》
《本当は、そこにこそ現在の「いじめ」をはじめ、子どもたちのトラブルの解決できる大きな要因が潜んでいるのだが、保護者は当然プライベートの侵害を取り立てて騒ぐだろう。しかし、家庭内教育で保護者の子どもに対する無関心、躾もできない無責任な家庭内の問題が浮かび上がらななけければ、問診票はいつまでも結果の集計で終わる中途半端なものになるだろう。》
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