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2008年10月29日 (水)

難解な医療用語の見直し

昨日、「周産期医療センター」を書いた折り、この名称では自宅出産や産院を避け、現在の大病院頼みの傾向から、通常のお産と受け止められ、救急病院の臭いは全く感じられないこと指摘した。

遡って今月22日、難解な医療用語を易しくしよう、との提案が例を上げて記事になったが、違う意味で上のセンターも誰でも救急と理解できる名称に変更する必要を感じる。

毎日新聞(10/22)から
「予後6ヶ月」は余命半年、「頓服」は症状が出た時に薬を飲むこと・・など。独立行政法人「国立国語研究所」は21日、医療現場でよく使われるのに、患者が誤解しやすい57語の言い換え案をまとめた。今後、医師や一般から意見を募り、来年3月に最終報告をまとめ、手引書として市販するという。

同研究所は07年10月、医療や言語の専門家らによる「病院の言葉」委員会を設置。医師や患者へのインターネット調査などで集めた2万語を認知度や理解度で絞り込んだ。さらに、
 ▽「言い換える必要がある」(寛解、重篤など13語)
 ▽「捕捉説明の必要がある」(頓服、ショックなど35語)
 ▽「新しい概念として普及させる必要がある」(セカンドオピニオンなど9語)の三つに分類した。

〈難しい医療用語の言い換えや説明例〉
 ●寛解=症状が落ちついて安定した状態
 ●重篤=症状が非常に重いこと
 ●ショック=血圧が下がり生命の危険がある状態
 ●腫瘍マーカー=癌があるかどうかの目安になる検査値
 ●化学療法=薬を使った癌の治療法

杉戸清樹所長は「医師らは患者に説明する際、言葉の意味が正しく伝わっているか立ち止まる姿勢を持ってほしい」と話している。

《いずれにしても、カタカナ言葉だけは使わないでほしい。上にあるセカンドオピニオンやインフォームド・コンセントなど、新しい概念として普及させる必要がある、とはいうものの、例えばセカンドオピニオンなら「他の意見、第2の意見など」、ややこしいインフォームド・・・・なら「説明と同意」などの日本語で説明する方が余程理解が進むと思うのだが、なぜ日本語で考えることをしないのか。医者から言われて、「それって何のこと?」と聞き返すことの手間が省けることにもなるのだが。また、「腫瘍マーカー」や「化学療法」が説明例どおりだとすると、癌の治療法に限った使い方とは知らなかった。また、コンセントなど電気のソケット、コンセントの対のもの程度の知識しかないものには理解不可能な言葉のままだろう。少しだけ、ちょっぴり頭を使えば理解できる日本語を創案してほしいものだ。》

医療用語とは別に、漢字使用の目安となる常用漢字表の見直しを進めている文化審議会国語分科会の漢字小委員会も21日、追加候補の191字に適用する音・訓読みの原案をまとめた。原稿の常用漢字についても音・訓読みの見直しをまとめ「混(こ)む」など34例を追加する案を示した。191字では「梨(なし)」を「り」と読むことや「顎(あご)」を「がく」と読むことなどは常用漢字表外とするとした。表に示す使用例についても大筋で合意したが、一部の漢字ではさらに調整する。

現行表については「私」の読みに「わたし」を追加し、現行の「わたくし」も残すとした。「委(ゆだ)ねる」「育(はぐく)む」「応(こた)える」なども追加する。一方、「疲(つか)らす」は削除する。

《「疲らす」などという言葉があることなど全く知らなかった。普通なら「疲れさす」だ。》

また「混(こ)む」の使用例に「混み合う、人混み」を掲げ、現行表の「込(こ)む」の使用例から「人込み」を削除する。ただし「混む」の備考欄で「込み合う、人込み」という使い方も認められることを注記する。同小委はさらに字体などを検討し、09年1月の国語分科会に見直しの原案を提示することになる。

《「込む」の使用は削除した方がよい。詰め込むのと混雑との違いははっきりしている。人込みは明らかに間違いだ。認められるのはおかしい。私のブログでは混雑を表す場合、従来からずっと混むを使用してきた。漢字にはそれぞれ意味があるのだから。来年1月まで検討する期間はある、十分練り上げてほしい。「交じる」もそうだが、交わるならいいが、まじるは混じるでないといけない。》

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