高齢者虐待、加害者の86%が同居家族
息子・娘が高齢の親を虐待 07/10/02
上の記事は丁度1年前のものだ。今回どのように変わっているだろうか。世の中の敬老の精神は姿を消し、自分さえ良ければ総て良しの風潮はますます広がっているのではないか。
毎日新聞(10/8)から
07年度に確認された高齢者虐待の件数は1万3335件で、前年度より712件(5・6%)増加したことが、厚生労働省の調査で分かった。表面化する高齢者虐待は「氷山の一角」との見方があるが、厚労省は「自治体への相談や通報が前年度より1割近く増え、周囲が早期発見を心掛けるようになったことで発覚しやすくなった」とみている。
06年施行の高齢者虐待防止法に基づく調査で、今回が2回目。虐待確認件数は、家庭内が1万3273件(前年度1万2569件)、グループホームなどの施設内が62件(同54件)で、ともに増加した。殺人や介護放棄による致死、心中などの死亡事件は27件(同31件)。相談・通報件数は前年度より1587件増え、2万350件だった。
家庭内虐待の被害者は77%が女性で、約7割が要介護認定を受けていた。
加害者は86%が同居の家族で
息子によるものが・・40%
夫によるものが・・・16%
娘によるものが・・・15%
前回調査と同様に、在宅介護の難しさが改めて浮かんだ形だ。
本人の通報は・・13%にとどまり
介護関係者は・・42%
近所の人や
民生委員・・・14%だった。
発覚後に一時入院などで高齢者と加害者を引き離したケースは約3分の1で、過半数は同居のまま防止を図った。
また、市町村の防止体制では、前年度は3〜4割台にとどまっていた介護事業所への研修や、NPOとの間で情報を共有する「早期発見・見守りネットワーク」整備に取り組んだ自治体が半数を超えた。
《母親や父親を虐待する実の息子に娘、いずれ自分たちも老人になることを考えないのだろうか。今現在、健在であるとしても、どのような不慮の出来事に遭遇するかも知れないし、健康を損ねるかも知れない。自分と同じように厄介者扱いを受けることになるかも知れない、そうは思わないのだろうか。
《天に唾していれば、いずれは自業自得、因果応報ということもある。我が身に振りかかることになると思うのだが。》
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