たばこ やめられない
値上げの下準備が着々と進んでいるようだ。1000円でどうだろうか、だめなら500円辺りでどうだろうか、が一段落したと思ったら、税収入の計算まで裏づけ(‘あれ’と‘これ’)した。そして今度はお前たち一体、幾らまで値上がりしたら止めるかね、と来た。
兎にも角にも、それほど悪いものなら栽培することも、売ることも禁止することにすれば一挙に解決する、と言って来たが、税金だけは欲しい政府は“いけない、いけない”と言いながらいつまでも売り続ける。
毎日新聞(10/9)から
喫煙習慣のある中学生や高校生は、大人よりも「たばこが値上がりしても喫煙はやめない」と考える傾向が強いことが、厚生労働省研究班(主任研究者、大井田隆・日本大教授)の調査で分かった。たばこは若年層ほど依存度が高くなることが関係しているとみられ、研究班は「禁煙をすすめる対策として価格を上げるなら、最低一箱1000円程度にしないと未成年者には効果がない」と指摘している。
昨年12月〜今年2月、全国の中学校130校、高校109校の計約9万人を対象に調べた。
1ヶ月以内に喫煙したのは全体の5%。この層に、たばこ価格と喫煙行動の関係を聞いたところ、1箱600円では「やめる」が25%にとどまり、1000円で「やめる」(42%)が「吸い続ける」(29%)を上回った。一方、喫煙しない層に「いくらなら、たばこを始めないか」を尋ねると、最も多い回答は「1500円」(38%)だった。
別の厚労省研究班の調査では、成人の喫煙者の過半数が禁煙を決断する価格の平均は、依存度が低い層で1箱467円、高い層でも706円と、中高生より安かった。
研究班の尾崎米厚・鳥取大準教授(環境予防医学)は「未成年者は短期間で依存度が高くなり、調査では喫煙者の約1割が高度のニコチン依存だった。喫煙者の3分の1は月に3000円以上のたばこ代を使っており、中途半端な値上げでは喫煙習慣は止められないだろう」と分析している。《ますます政府は心強い味方が増えたようだ。》
《私が喫煙していた17年前までは、月に1・4〜2万円(常用は紙巻きピース150〜240円だったか、卓上用には缶ピース、外出時はパイプ等)を下ることはなかった。兎に角ヘビーだった。》
《一昨日だったと思うが黒鉄ヒロシがテレビマンと1対1でタバコの是非を話し合っていた。黒鉄は喫煙する側だった。たまたまチャンネルをいじっていて耳に入り、最後の数分だけ聞きかじった。値上がりに関して黒鉄は、自分は、「一箱1万円でも吸う」と話していた。そして、対談が終わった途端に紙巻きたばこに火をつけて、うまそうに深々と吸って煙を吐いた。
《しきりに海外の、特にイギリスの高いたばこを引き合いに出す人間がいるが、消費税5%を上げることすら目を剥く日本人には想像もできない高い税を納めているヨーロッパの国々の、根本的な税制度の違いもあることを勉強してから発言して欲しいものだ。日本の国は無駄遣いを止めるだけでいい、たばこの値上げなど不要なほど隠し財源はある。》
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