野口みずき・英パブが消えて行く
毎日・読売新聞(8/13)から
驚いた! 両紙が大幅に紙面を割いて北京オリンピック、女子マラソン代表の1人野口の欠場を報じた。国威高揚に湧く中国はいざ知らず、日本までが連日大騒ぎするオリンピックに、たいして興味を持たない私には、読む記事が少なくなっていたところだ。だから余計この女の第一面記事には腹が立った。
開会を間近に控えての変調とは。それもオリンピックを控えてのトレーニングの最中ということだ。誰かに命を預けた車中で事故に遭遇したり、走っていて暴走車にぶつけられたなら同情もしようがあるが、己がトレーニング中の変調だ、転んで骨折したとしても同情の余地はない。アスリートとして完全に失格だ。過去にどれだけ立派な輝かしい成績を積んでいようと関係ない。アスリートと厳しいトレーニングはつき物だ。肉体の変調を招かないためにするのがトレーニングだ。そのトレーニング中に「肉離れ」だと、ご丁寧に図解入りでその部位を説明している。
代表の地位を得ようと必死に闘ってきた何人もの競争相手がいる。彼女らに対しても恥ずかしい限りだろう。紙面はメダルが覚束なくなったことと同情記事で溢れている。それでいいのか、トレーニングのミスを叱責するのが当然ではないか。
毎日新聞(7/30)から
英国といえばパブでビールが定番だが、パブでのビール消費が1929年の世界大恐慌以来の低水準に落ち込んでいるという。昨年7月実施(参照「タバコと酒の話」)の禁煙法のあおりでパブ閉鎖が急増、景気減速も影響いているようだという。
英紙などによると、英ビール・パブ協会の統計では今年4〜6月期の同国のビール販売量が前年同月比4・5%減。特に、パブは10・6%減と落ち込みが大きい。同協会は「消費者がパブを敬遠し、自宅で飲む傾向が続いている。パブは英国文化の一つだ」と危機感を募らせている。
《英国はパブ潰しが目的の禁煙法だったのだろうか。神奈川県が市条例で同じことをしようとしている。イギリスの柳の木の下の泥鰌が神奈川県に、やがては日本に渡ってきて、閉鎖に追い込まれる飲み屋を続出させようとするのかも知れないが、どっこい、日本のメーカーや大酒飲みたちには効き目はないだろうな。》
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