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2008年8月 2日 (土)

富士山が屎尿まみれに?

毎日新聞(8/2)から
富士山の山梨県側の登山道に環境省が今年の山開き(7月1日)から本格稼動させたバイオトイレで、屎尿が溢れる懸念が出ているという。世界遺産登録を目指す取り組みなどで注目が集まり、今シーズンの登山者が設置当初の想定人数を大幅に上回った。世界遺産登録に、ごみの不法投棄など環境問題がネックとなってきた富士山で、環境に配慮したトイレがピンチに陥っている。

同県富士吉田口によると、7月中の登山者数は述べ約9万9000人。前年同月比で約3万5000人増えた。3連休初日となった7月19日には約1万1000人が訪れ、時計を取り始めた1981年以来、27年ぶりに1万人を超えた。

問題のトイレは吉田口登山道7合目にある。登山者の大幅増に伴い、1日の想定利用者1000人を大幅に上回る状況が続いており、環境省は「想定処理能力の限界を超えている」という。例年、大勢の登山客が訪れるお盆休みが近づいてきたため、管理している市も「毎日(屎尿が溢れないか)ハラハラしている」と警戒を強めている。

正和電工 バイオトイレのシステム
System_2 糞尿や生ゴミの成分は殆どが水分です。その水分をオガクズに保水させ、加熱し、スクリューで撹拌し、蒸発させます。 水分は臭いを発生することなく蒸発します。残った約10%の固形分を微生物分解し、発散させます。
特別な菌の使用は不要です。糞尿に含まれている腸内細菌と自然界に生息している微生物の働きで水と二酸化炭素に分解処理されます。
糞尿で蒸発も分解もされない無機成分(窒素、リン酸、カリウムなど)が「残さ」として残り、粉状態でオガクズに吸着します。 見た目はオガクズの色が変わるだけで糞尿は消えたように見えます。
糞尿という「水分の出と入り」の相関関係と、「オガクズの含水率の状態」でバイオトイレの原理が成り立っています。
オガクズの交換は年に2〜3回が目安。 使用後のオガクズは理想的な有機肥料となります。

《バイオトイレを利用するためには1回200円(バイオ以外は100円)を払わなければならない。それにしても、当初から需給バランスが取れていない。私の場合は通常登山でも山中泊をしない限り、下山するまでトイレを使わないで済むように訓練したが、今はそうはいくまい。しかし、ピークの1万人を超える人数から想定しても、余りにも少ない設置だ。他にあるとしても、簡単に駆け込める近くには設置されてはいないだろう。

余りの汚らしさに世界遺産が見送られた時にもブログで取り上げた。登山制限するべきだ、と。世界に名だたる名山には、入山制限、登山制限を実施しているところもある。富士山に最初のバイオトイレが設置された頃、トイレの使用量(100円)もチップ制のせいだろうか、利用者全員が払ったと思われる金額は集まらなかった。マナーの悪い利用者がいるということだった。

これ以上登山者が増え、トイレの収容、処理能力が不足するようでは、またも糞尿まみれの富士山に逆戻りだ。名水として存在する富士山の伏流水も、20、30年先、細菌まみれの水になる危険性もある。登山制限が無理なようなら、自分の出した屎尿は持ち帰り処理とすることが、ある程度の登山規制にもつながり、最も望ましい方法かも知れないと思える。》

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