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2008年7月14日 (月)

「世の中が分かる」のは

      ゆり(カサブランカ)
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カサブランカと聞くとどうしても1942年封切られた同名のアメリカ映画を思い出す。今なおこの人を超す女優はいないだろうイングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガート共演の「カサブランカ」だ。モロッコまで流れてきてキャバレーを経営する男(ボガート)と、今は、ナチスと闘う地下組織のリーダーの夫を持つ元恋人(バーグマン)とのカサブランカでの再開と別離を描いた名作だった。

1975年、北半球(日本も含む)原産の山ゆりとの交配に成功したアメリカの育種家からオランダに渡り固定する。恐らくこの花の純白の高貴さに、バーグマンを重ね合わせた命名だろうと勝手に想像する。花ことばも“高貴な愛”という。

読売新聞(7/11)から
 面白い記事が目についた。現在の世の中を、何によって理解しているのかを世間に尋ねたものだ。

博報堂DYホールディングス傘下の「博報堂DYメディアパートナーズ」は10日、新聞やテレビなどメディアに関するアンケート調査結果を発表した。

「世の中で何が起こっているかを知ることのできるメディアは」(複数回答)との問いには
  「新聞」・・・・・・77・6%
  「テレビ」・・・・・76・2%
  「パソコンでの
   インターネット」・52・4%となった。
 同社は「新聞は生活の幹となる情報源としてとらえられている」と分析している。続いて、

「情報に対する解説が充実しているメディアは」(複数回答)
  「新聞」・・・・・・50・3%
  「インターネット」・40・9%
  「テレビ」・・・・・32・4%
「説得力があるメディアは」(同)
  「新聞」・・・・・・73・3%
  「テレビ」・・・・・37・3%
  「インターネット」・20・7%で、
情報の充実度や信頼性でも、新聞が高い評価を受けた。

調査は1月31日から2月5日にかけて、首都圏や京阪神に住む15歳から69歳の男女を対象にインターネットで行ない、1050人から有効回答があった。

《権力を批判してこそメディアの存在価値はあるが、そのような反骨精神に溢れるメディアは残念ながら現在の日本には存在しない。新聞しかり、テレビ然りだ。インターネットでは他人(ひと)の尻馬に乗ったうわさ話がいいところ。そうでなければ他人への誹謗中傷が飛び交うだけ。何があっても揺るがない強い信念を持っていなければ、メディアの操作する輿論というやつに流される。》

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