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2008年7月13日 (日)

KDDI ネット接続不可携帯 発売へ

先月11日、参院本会議で可決、成立した有害サイト規制法を受けて、携帯電話サイト業界などでつくる第三者機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」が検討していた青少年向け健全サイトの認定基準となる
 ▽携帯端末の識別情報の管理 
 ▽通信記録の3カ月以上の保管
 ▽利用者の年齢確認
 ▽悪質利用者の強制退会措置
 ▽犯行や自殺予告など緊急時の対応
などを含む、22項目の全容が28日、明らかになった。

今回の認定基準策定で、有害情報から子どもを守る取り組みが一歩前進したといえるのだろうが、フィルタリング普及しないことには効果は殆どないに等しい。現在、全契約者のうちフィルタリングの普及率は4%にも満たないのが実態だ。携帯電話各社のフィルタリング普及への取り組みと、従来余りにむ無関心な保護者が子どもを守るために、フィルタリング知識を真剣に理解することができるかが鍵になるとも言え、「やはり民間機関では・・」となって再び国の規制へ逆戻りすることのないように厳格な審査・運用が求められることになる。

参照 子どもと携帯電話 - 2 - 08/0616
   子どもと携帯電話 08/06/15
   有害サイト規制、国は関与せず 08/06/05

【閑話休題】読売新聞(7/13)から
《子どもたちにとって、危ない玩具は持たせない方がよいことを繰り返し主張してきたが、保護者の無知、無関心ゆえに、当てにもならない防犯を恃みにここまで野放しになってしまった携帯を、取り上げることが難しいのなら、せめてこれからの子どもたちのためにはネット接続のできない携帯を作るべきことを言ってきた。遅きに失した感があるが、やっと携帯を作る方でも本腰を入れてかかるようだ。》

KDDIは、インターネットに接続できず、機能を通話などに限定した子ども向け携帯電話機を今年度中に発売することを決めたようだ。未成年者が携帯電話で出合い系などの有害サイトに接続し、犯罪に巻き込まれるケースが社会問題化していることに配慮した。

《各社とも競争原理の中で経営上マイナスになることは避けてきたのが実態だ。次から次に機能を盛り込んだ挙げ句がこの現状を招いた。言い訳の手段としてのフィルタリングは全くと言えるほど浸透する気配もない。広がる一方の犯罪被害の発生に、やっと声になり出してきた機能を絞った携帯を求める声にも各社ともぬけぬけと、いまさら単一機能機を作るのは難しいとまで言ってきた。だが、やはり飽和状態になった市場で新しい需要層を開拓するためには、出発点に戻ることを考えたのだろう。遅すぎる判断だが、作らないよりはましだ。》

携帯電話のネット接続サービスが始った1999年以降、一部の高齢者向け機種を除き、ネット接続機能を外した機種が発売されるのは業界で初めてだ。KDDIは新機種の機能を、通話や全地球測位システム(GPS)を使った位置情報確認などに限定する。メール送受信機能を加えるかどうかは検討中。端末価格は3万円前後を想定している模様のようだ。

《なし崩しにメール機能を盛り込んでは中途半端なものになる。現実問題として、一日中、昼も夜も寝床にまで持ち込んで、メールのやり取りに縛られた生活になっている子どもたちが多くいるからだ。その考えの甘さが子どもたちの不幸ともなることを考える必要があるのだ。》

KDDIは、子ども向け機種として、契約時にネット接続を制限できる「ジュニアケータイ」を2006年から販売し、未成年者が有害サイトに接続できなくするフィルタリング(選別)サービス」も提供している。

《この生ぬるさが、どうにもならない現状を生んだ。親よりも遥かに知恵の豊かな子どもたちにとっては、良い子を演じることぐらい容易いことなのだ。親は連絡さえあれば、その先の子どもの生活がどうなっていても全く無関心でいられる。》

ただ、これまでは、フィルタリングサービスを組み込んで接続制限するかどうかは利用者の判断に委ねられており、犯罪防止を徹底するため当初からネット機能を外すことにしたという。

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