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2008年7月16日 (水)

お犬様 2題

Dscf1003_3  ききょう
Dscf0002_5 秋の七草の一つだが、
 早々と咲き始めた。

(花言葉)
 変らない愛、気品、清貧、誠実 など

その1)、8日開催の北京オリンピックまで、僅かな日数になった。中国で現在何かと話題になっている食に関しては、中国政府も神経を使っているようだ。特に食文化から来る問題は、日本のくじらを挙げるまでもなく国際的な話題になる。特に中国では通常に食される犬肉について北京市は気を使っているようだ。

 読売新聞(7/12)から
北京市が北京五輪の特約ホテル119軒に対し、五輪期間中は犬肉料理を提供しないよう指示したと、11日付の北京晨報が伝えた。犬肉を調理した料理だけでなく、薬膳料理に犬肉の成分が含まれている場合も客に明示するよう求めている。飲食業界団体も焼き肉店、雲南、貴州料理店など加盟店に対し、期間中の提供自粛を呼び掛けているという。

中国では、日常的に犬肉を食べる習慣があるが、市旅行局の熊玉梅副局長は11日の記者会見で、「犬は人間の友だち。もし犬肉を求める旅行客がいても、我々は制止する」と述べた。

《犬食の歴史は古く、中国大陸をはじめとする広い地域、日本を含めた東アジア、東南アジアやハワイ、ポリネシア、ミクロネシア、オセアニアなどに犬食の習慣が多く存在していた。一方では宗教上の禁忌が存在する地域や、犬との共存生活が長い欧州では家族同然の扱いを受け、食用にはしてこなかった。現在では犬肉の習慣のあったアジア圏でも、犬を食べることを忌む傾向が起きている。

日本でも『日本書紀』によれば、7〜8世紀ごろには牛、馬、犬、日本猿、鶏などが食用に供されていることが書かれているようだ。しかし、仏教の伝来とともに肉食全般が「穢れ」と考えられるようになったが、明治の頃までそれら肉食は絶えることなく続いていたようだ。

明治に入ると西洋の肉食文化が持ち込まれ、日本は肉食を多く取り入れてきた。また、第2次大戦中・戦後の食糧難時代、犬を食べた話は一つや二つではなく伝わっている。現代では犬猫など愛玩動物として飼われることで殺生は殆どないことになっている。が、私のブログでも取り上げたが、2005年、足立区の東京拘置所の近くの韓国籍の輸入業者が、売れ残りの処分に困り、拘置所の北側の水路に頭部を投棄したことがあった。》

その2)、海外旅行にペットを連れて行く人が少しずつふえてきた、という話。
国内旅行で犬や猫を連れて行くことは、珍しいことではなくなったが、海外旅行となるといろいろと煩わしいことも多いだろうと思うのだが、さて、

読売新聞(7/1)から
 旅行に関する研究機関「JIC旅の販促研究所」(東京)の調査によると、犬や猫を飼っていて過去3年間で海外旅行をした2642人のうち、ペットを連れて行ったのは21人。安田亘宏所長は「まだ数は少ないが、複数回行ったという人もいる。一度経験すると、次も一緒にという人が多いようです」と話す。

こういったペット連れの海外旅行に注目が集まる背景には、犬と猫の検疫制度が4年前に変ったことがあるようだ。農水省動物検疫所(横浜)によると、狂犬病の発生国をペット連れで旅行する場合、以前は帰国時に動物検疫所最低14日間係留しなければならなかった。それが新制度では、日本で出発前に
 1、個体識別用のマイクロチップを装着
 2、狂犬病ワクチンを30日の間隔をおいて2回接種
 3、狂犬病の抗体検査
 4、帰国の40日前までに届け出
などの手続きを行なっておけば、係留は12時間で済むことになった。

ペット連れの海外旅行者を支援する態勢も徐々に整いつつある。海外の航空会社では、ペットを入れたケージを貨物室ではなく客室に持ち込めるケースが多い。検疫手続きを手伝うサービスもある。ペットキャリーグアム(本社、米・グアム)は5月から、日本の出国時やグアムの入国時に必要な書類作成の代行や、現地の動物病院の紹介などを行なっている。料金は900〜980ドル(9万5000〜10万3000円)。

ただし、十分な準備をせず海外に連れて行くと、旅先でトラブルになりかねない。愛犬との海外旅行などを「旅は犬連れ」(出版文化研究会)という本にまとめた、愛犬家しつけインストラクターの川原志津香は「日ごろからの備えが大切」と話す。
 1、普段から人や場所に慣れさせ、しつけをする
 2、渡航先の検疫手続きなどの情報を大使館などで集め、情報が更新されていないかを確認する
 3、ペットの健康管理を徹底する
 4、余裕のある旅程を組む
の4点だという。

《ケージに入れてあるにしろ、ペットを客室に持ち込まれては迷惑する。近ごろの犬や猫に、人間の子どものように纏わせる衣装姿には辟易している。飼い主には可愛く見えるのだろうが、逆に動物虐待だろう、町中を連れて歩く姿を見ているだけで反吐が出る。本来猫には親しみを持てない方だが、犬はよちよち歩きの頃から家にもいたし、大好きな動物だ。しかし、雨に濡れて汚れようが、雪を被ろうが自然の中で飛び回るのが犬本来の姿だ。人間の自己満足の勝手な思い込みで可愛がっているつもりなのだろうが、着せられる動物には迷惑以外の何ものでもないはずだ。これをこそ、犬でも猫可愛がり、というものだ。

人によっては家の中で飼うのもいいだろう。だが若い頃経験したが、自動販売機のない頃のこと、町のタバコ屋で店番の女性がガラス窓を明けて注文の品を手渡してくれる時、家の中の空気が外に流れ出て来る。座敷の女性の横には柴犬ほどの大きさの犬が大人しく座っている。窓が開いた途端に吐き気がする臭いが部屋の空気となって外へ流れ出てくる。家の人には他愛のない臭いなのだろうが、それを嗅がされる方は店先に吐きそうになった。犬だからってどの犬も皆同じ臭いではない。飛行機と言う密室で、そのペットの臭いを嗅がされては旅行が台無しになる。動物が搭載される便は一般客の許しがない限り、一緒にしてもらってははた迷惑なことだ。》

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