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2008年6月 9日 (月)

SPEEDO社の水着

連日、日本新、世界新が生まれている競泳。英国に本拠を置く世界的なスポーツ衣料メーカーSPEEDO社の水着(レーザー・レーサー)を使用しての結果だ。日本水泳連盟が契約しているミズノ、デサント、アシックス3社も改良水着を試作したが、ほぼ太刀打ちできるレベルにはないようだ。競技者の身体を締め付けるため着用には他人の手を借りなければ着ることが無理のようだが、これも水の抵抗を減らすためのデザインのためだ。

北京五輪日本代表壮行会を兼ねたジャパンオープン(6〜8日)の最終日、男子200メートル平泳ぎ決勝で北島が2分8秒台を破る初の7秒台を出して世界新記録を樹立。今大会は、北島の世界記録を含め日本記録延べ15をマークした。一人(ミズノ)を除いてレーザー・レーサーの着用者だった。

同連盟の佐野和夫専務理事は8日、北京五輪代表選手が使用する水着について、契約するミズノ、デサント、アシックスの3社以外の水着着用を認める日本水連の方針を、3社側からも同意を得たことを明らかにした。佐野専務理事は「これまで3社と話してきて、同意をいただいた」と話した。選手の側からも「スピード社製水着を着たい」との声が強まり、国内メーカー側も認めざるを得ない状況となった。

日本水連は10日の常務理事会で、方針を正式決定するこおtになる。(毎日jp 6/9)

アスリートと使用する素材との関係で、成績が飛躍的に上がった競技が過去にあった。今から72年前の1936(昭和11)年、ベルリン・オリンピックの棒高跳びで4・25メートルを跳び、2位と3位に日本人選手が入賞し、お互いの激闘を讃えあい、帰国後銀・銅メダルを分け合った西田修平と大江季雄二人の逸話は教科書にも載った。その頃までは使用するポールは竹であった。特に日本の竹が重宝され、日本人選手は素材の良さを知りつくし、好成績を挙げていたが、竹は折れやすく、危険性が高まったことで、欧米では金属製のポールが竹に取って代わり始めた。

しかし、金属製に代わっても記録は伸びず、その後20年近い期間で記録は世界記録は3センチ伸びるに過ぎなかった。1956年ごろ金属ポールからグラスファイバーのポールに移っていく。グラスファイバーの粘りと反発力は、当時、金属ポールの高さの限界は16フィート(4・87m)と言われていた世界記録を一年の間に塗り替えることになる。1962年、4・89mに世界記録を更新すると、その勢いは一気に加速していく、そして1994年、ブブカの6・14mと鳥人とも言える世界に突入した。西田たちの記録からは1・89mも高い数字だ。

今回のSPEEDO社の水着を着用した選手たちと、素材とその記録との関係から、棒高跳びの世界を思い出したが、勿論、素材だけの力ではないことは承知している。選手たちの身体能力がなければ猫に小判で終わることになるだけだから。

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