taspoが嫌われて思わぬ儲けが
昨年、種から育てようとしたが、盲滅法に煮沸して失敗した(考えれば当然のことだった、幾ら高温の湯に浸すとはいえ植物の種【マメだもの】を煮てしまっては・・・)。今年もチャレンジしようと思い収穫はして見たが、どうなることか。
毎日新聞(6/17)から
たばこ自動販売機用の成人識別ICカード「taspo(タスポ)」が導入されたことを受けて、コンビニエンスストアでのたばこの売上げが急増している。タスポ発効の手間などを嫌った喫煙者の利用が増えたとみられ、缶コーヒーや酒などの「ついで買い」効果も広がっているらしい。
《先日の我が家で、突然の驚きごとがあった。ここ16年間目にしていないたばこが目の前にあった。「どうしたの」「うん、クイズの調べもの」「えっ?」「たばこに含まれている成分を知りたかったの」聞けば答えはタールのようだった。「なんだ知ってたの」「それくらいは」で済んだ。それにしても「タスポカードは?」「レジで買う時は要らないんだって」。近所のセブンイレブンでの出来事だった。
新聞が取り上げていることがこれだ。カードはなくてもたばこは購入可能なのだ。これでは余ほど幼な顔でもない限り、未成年でも楽々たばこは購入できることになりそうだ、と思ったことだ。私は吸わないし、たった一箱でも、このたばこの行方をどうしたらいいものか、困った買い物をしてくれたものだ。》
5月の大手4社の既存店売上高は約4年ぶりにそろって前年同月を上回り、競争激化や小子高齢化に直面するコンビニ業界は、「タスポ特需」を歓迎している。
タスポ機能付きの自販機は3月に宮崎、鹿児島両県で先行導入され、その後、対象地域は順次拡大しており、7月に全国網が完成する。ただ、推定喫煙人口に対するタスポの取得率は、5月27日時点で2割弱にとどまっている。
ファミリーマートでは、5月のたばこの売上げが前年同月比で6割以上も増加した。缶コーヒーも約2割増えるなど、既存店売上げは同5・4%も伸びた。サークルKサンクスもタスポ効果を受け、5月の既存店売り上げが10カ月ぶりにプラスに転じた。
タスポ需要の取込みを強化する動きもある。エーエム・ピーエム・ジャパンは全店で商品棚の大型化を進め、取扱い銘柄を従来から約4割増やした。セブン—イレブン・ジャパンもたばこ売り場を拡大するほか、缶コーヒーの品揃えを増やすという。
《いっそのこと、街なかにある自販機を全部撤去し、コンビニ等で販売した方がいいのではないか。少しは街の美化にも協力できそうだし。どのように手段を講じようが、未成年者のたばこの購入が防ぎ切れるものではないのだから。》
また一方では、禁煙したい人たちへの藁も売られるようだ。溺れる者は藁をも掴むの藁だ。禁煙はしたいが、さりとてそれを続ける勇気もなしの連中への藁だ。
英製薬大手、グラクソ・スミスクラインと大正製薬は16日、張り薬型(パッチタイプ)の禁煙補助薬「シガノンCQ」を7月1日に発売すると発表した。一般用医薬品で、薬局で購入できるそうだ。
《なぜ、止めると決めたことが止められないのか理解に苦しむ。決めても守られないようなら、何をし、何を用いても止められるわけがない。無駄な金を使うより、好きなだけ吸えば良い。理由があってどうしても止めたいのなら、決心一つだ。私は日に60本に増えたペースで15年近く吸い続け、軽い気持ちで「ちょと休も」で次の日から、飴玉も、チューインガム(元々嫌いなものだが)もそれに代わる何も口にすることもなく、今日まで16年間、ただの一本のたばこも吸っていない。人並みはずれたへそ曲がりの性格が助けてはくれているが、普通の人にはそれほどにも難しいことなのか。》
腕や胸などに朝張り、寝る前にはがす。パッチにはニコチン成分が含まれており、少量のニコチンを肌から吸収することで、禁煙時のイライラなどを緩和する。段階的にニコチン濃度の少ないパッチに変えていき、禁煙に導くことができる。
《あれ、変だぞ。たばこの害は紙巻きたばこの紙が燃えることで発生する煙りが有害だ、ということがしきりに叫ばれて来たはずだ。たばこメーカーではその紙にいろいろと工夫を凝らし、人体に最小限の影響ですむように材質やその加工に苦労してきた。そうではないのか。やはりニコチンということなのか。何だか狐に摘まれたような思いだ。》
「シガノン」は独自の製法で、安定的にニコチン成分を放出するのが特徴。希望小売価格(7枚入り)は、
1枚のニコチン含有量が78ミリグラム・・2940円
36ミリグラム・・2625円
通常、6〜8週間程度の継続使用が必要だということのようだ。
《ニコチン含有量の強〜弱の組み合わせで8週間として2万円少々、これでプッツリと止められればそれで良しだが、それも決心一つ。今に政府が検討している一箱1000円が実現すれば、たばこ好きには幾らになっても関係ないが、止めたいな、と迷ってる気の弱い君、止めるには決心一つだよ。金をかけず、薬にも頼らずに、決心すれば止めるのなんかどうってことないよ。》
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コメント
いつも鋭い切り口楽しみです。
タスポでコンビニの売上アップとは思いもしませんでしたが、私の周りでも自販機ではなくコンビニでっていう人がおりました。
これを機に全ての自販機を廃止してはどうかと思います。全国の自販機の使用電力量だけで原発1基分と聞きます。シンプルな生活に戻れば一気にCO2の削減目標を達成出来ると思います。
タバコ屋さんの看板娘復活しませんかね。
投稿: BEM | 2008年6月17日 (火) 23時52分
“向こう横町のタバコ屋の 可愛い看板娘”
懐かしい歌です。太っちょの岸井明が歌った「たばこやの娘」。
復活しても、昔娘であった人しか店番には座れないでしょうね。
投稿: 小言こうべい | 2008年6月20日 (金) 00時08分