サマータイム
新しい道路交通法施行初日の今日。いつも通りの買い物に、歳を忘れ“枯葉”マークをつけるのも忘れて路上へ出てしまった。途中で気がついたがそのまま車を走らせた。恐らく街なかは、警察官の目が光っているだろう、と思ったのだが、豈図らんや、往きも返りも駅前の駐在所の前にも姿を見ない。あっ、そうか今日は日曜日だ、警察官も日曜日はごゆっくりなさるんだ。明日は電気製品の買い物があるからその時は、つけていこう。
このところサマータイムの言葉をよく耳にする。敗戦後のこと、なんでもアメリカさんの言う通りの時代があった。GHQ占領下の、1948(敗戦3年目の昭和23年)5月第1土曜日24時から(49年は4月から)9月第2土曜日25時(日曜日0時)までの4シーズン実施された。
1951年の講和条約締結で、52年4月28日占領は終了する。占領終了の17日前に夏時刻法は廃止となった経緯がある。
毎日新聞(5/30)から
サマータイム制度の導入を目指す超党派の議員連盟は29日の総会で、経団連などが強く求めているサマータイム導入に関して、2010年3月からの導入を盛り込んだ「サマータイム法案」(仮称)を来週中にも国会に提出することを決めた。今国会での成立を目指すが、会期末が6月15日に迫っており、成立は時間との「追いかけっこ」になっている。
2005年にもサマータイム制度の導入が検討されており、当時の「サマータイム制度推進議員連盟」では与・野党が対立するテーマではないと考えられており、今国会に提出されれば成立することに期待が寄せられているようだ。
《当時は経済活性化が狙いだったようだが、今回は世界が取り組んでいる「環境問題」を旗印にしてはいるが、経団連の動きには何か胡散臭いものを感じる。省エネ、企業の経費削減、などを上げることができるが、反対に、1時間早い夏時間の出勤は、退社時刻時の明るさが却って残業につながる心配がある。また、「たっぷり酒が飲めるぞ」に目をつむってまっすぐに帰宅しても、冷房の効いた自宅で冷たい風にあたれば環境問題は逆効果になるだけだ。
もう一つ厄介な問題がある。コンピューターを利用する各種システムに自動的に夏時間に対応することが可能な機能があるのかどうかだ。先ずはそのシステムの更新が解決されなければならない。
指摘されているものだけでも、信号機や鉄道運行などの交通システム、銀行や証券取引などの金融機関、時刻により自動的に管理されている医療機器などに大きな影響がある。
温暖化問題が主要テーマの7月の北海道洞爺湖サミットが近づき、導入機運が高まり、約3年ぶりに議員連盟が総会を開いたが、コンピューター問題が理解できないままに、経団連の思惑のお先棒を担いだ感が否めない。》
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