ますます女々しくなる男たち
紫陽花(あじさい)
花言葉
開花するにつれて色変わりすることから、「移り気」とついたようだ。
毎日新聞(6/19)から<要約>
夏本番を前に、男性の身体をほのかな香りで包む商品の発売が相次いでいるらしい。スプレー式の香水や、噛むことで汗腺から香りを発するガムの新商品などだ。体臭に気をつかう男性が増えていることが背景にあるようだ、という。
食品大手のクラシエフーズは今月、中部地区限定で先行発売していたガム「オトコ香る。」の新商品「クールローズメントール味」を関東甲信越地方でも発売した。配合したバラの香り成分が腸などで吸収され、汗腺から香りを発散する。「オトコ香る。」は06年夏に発売したが、同社は「若者から中高年まで人気が広がっている」として、清涼感を高めたシリーズ新商品を開発した。
《世の中、左を見ても右を向いても、男か女か分からないような風体の人間が余りにも多く蔓延っているが、それらのオトコたちには受けるのだろう。しかし、男が普通に男臭くてなぜひとに気を遣わなければならない。何日間も入浴もせず、饐(す)えた匂いを発散させるのは論外だとしても、男が汗して働いた後の体臭は他人(ひと)さまに気兼ねしなければならないものではない。
日本人が西欧人に比べて比較的少ない腋臭の匂いは男に限らないが、早くからそれを気にする女性には制汗剤として発売されていた。彼女たちにはその上,香水を振りかけて誤摩化す手だても腋臭の多い西欧で開発されてあった。それが近年のオトコたちの女性化に伴い、オトコの化粧品とともに好んで使用するものも出ている始末だ。
余談になるが、昨年4月、浜松医科大などの研究チームは、子宮内に「おじさん臭」や「加齢臭」のもととして知られるノナナール(ノネナール)など2種類のにおい物質があることを、世界で初めて突き止めた。受精卵が着床する際、このにおいが「道しるべ」になっている可能性があるという。しかし、なぜノナナールが子宮内に存在しているのかは分かっていないという。話を戻して・・・
日用品大手のユニリーバ・ジャパンは、昨年大ヒットした男性向けのスプレー式香水「AXE(アックス)」に、ミント系の香り「ショック」と柑橘系の香り「リカバー」の2種類を加えた。マンダムも制汗剤「ギャッツビー バイオコアデオドラント」に柑橘系の香りのスプレーやクリームを追加した。
日本フレグランス協会常任講師の中田邦子さんは「女性に臭いと思われたくない、仕事で清潔感を保ちたい、などの理由で、自分に合う爽やかな香りを求める男性が増えている」と話している。
《昔の男にも整髪料だけはあった。「柳屋ポマード」に「丹頂チック」。だが、女に気に入られるために使用したものではない。今は、様変わりした女性上位の世の中だ。オトコどもがオンナの気に入られるようにお化粧し、身繕いするのも仕方ないことなのかも知れないが、そんなことに気を遣う暇もなく、汗と油にまみれて過ごした昭和一桁の男には、同じ日本の男のことなのか、現実のこととしても理解するのが難しい。》
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