「臓器移植、国内完結で」
スイートピー
花ことば
門出、思いで、
別離
可憐な花だが過って口に入れたりすると、頚椎麻痺を引き起こす強い毒をもつ。
国際移植学会は2日、トルコのイスタンブールで開いた国際会議で、移植用臓器を「自給自足」することを各国に求める宣言をまとめた。さらに、生体臓器移植については、臓器提供者(ドナー)保護のための保障制度作りを各国に呼びかけることで合意した。
日本移植学会によると、会議には78カ国から150人を超す専門家が参加。移植を希望する患者が国内で臓器提供が受けられるよう、脳死や心停止後のドナーを増やす取り組みをすることを各国に求めるとした。
臓器売買や移植のために海外に行く「移植ツーリズム」などが問題になっているためで、ドナー増加のために国際協力する必要性についても言及した。
脳死、心停止後の提供は慢性的に不足しており、世界保健機関(WHO)によると、世界で実施されている臓器移植の約半数は生体からの提供だという。中国やフィリピン、インドなどでは人道的な問題も指摘されている。
このため、「生体ドナーはもう1人の患者だ」と位置づけ、ドナー選定に必要な費用の支払いや、ドナーへの休業補償など総合的な保障制度を各国がまとめることを求めた。
厚生労働省研究班が実施した海外渡航移植に関する報告によると、日本からの渡航移植患者は06年3月までで522人に上った。外国人への腎臓移植の全面禁止を4月に決めたフィリピンでも、多くの日本人患者が渡っていたという。
<腎臓移植>
脳死や心停止後に提供してもらう「死体腎移植」と、家族らが二つある腎臓のうち一つを提供する「生体腎移植」がある。死体腎移植の希望登録者は日本国内で約1万2000人いるが、受けられる人は年間200人程度と極めて少ない。日本移植学会によると、06年に国内で実施された腎移植のうち8割以上が生体移植だった。生体移植は健康な人の身体にメスを入れるため、同学会の倫理指針では、提供者は配偶者を含む「親族」に限定されている。
フィリピンではこれまで臓器売買を違法とする規定がなく、貧困層が現金収入を得るため腎臓を「売る」行為が広く行なわれていたという。年間600件以上の腎臓移植の大部分はこうした「売買」によるものとみれれる。外国人への移植件数は明らかではないが、日本の厚労省研究班の06年の調査によると、海外で過去に腎臓移植を受けた日本人198人のうち、30人がフィリピンで移植されている。インドやパキスタン、中国などでも事実上の臓器売買による移植が行なわれてきたが、中国は昨年、臓器売買を禁じるとともに外国人への移植も禁止している。
臓器移植 06/05/30 を書いてから、私の考えは変ってはいない。我が妻、肉親への提供なら命も惜しまないが、他人への臓器提供をするほど博愛心は持ちあわせてはいない。反対に我が身に臓器が必要な状況が発生したとしても、他人の臓器を望むこともないだろう。もしもそうなった時には、わが運命は素直に受け入れる覚悟でいる。
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