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2008年5月18日 (日)

もどかしい小・中学生の携帯対策

昨日今日始まったことではない小・中学生の携帯がもとの犯罪被害、売買春騒動にいじめなど。何時まで経ってもデータを集めてその量を増やすだけで、そこから起因する現実には一向に対策らしき手が打てないでいる。

毎日新聞(5/18)から
 政府の教育再生懇談会(座長・安西祐一郎慶応義塾塾長)は17日、東京都内で開いた会合で、6月初めにまとめる報告書に小・中学生の携帯電話の使用制限を盛り込む方針で一致した。報告書は小・中学生に極力、携帯電話を持たせないよう保護者らに促す一方で、所持する場合には法規制をかける内容となる見通しで、今後、論議を呼びそうだ。

町村信孝官房長官は会合で「携帯を使った犯罪に子どもが巻き込まれている以上、規制の検討も必要だ」と明言した。出席者からは携帯電話所持に否定的な意見が相次いだ。

《このような規制発言には必ず反対する意見が出る。しかし、現実は強い規制をかけてでも臨まないと、モラルやマナーを云々していて犯罪が減少するとも、いじめがなくなるとも、アダルト絡みの犯罪が減るとも思えない。そこには親たちの子どもや携帯への無関心や無知、メーカーの誇張した宣伝に迷わされている携帯に対してのかいかぶりがある。盛り沢山に機能が積み込まれていれば、どれか、何か役にたつような錯覚を覚える。だが、中身は子どもたちの興味を引く余計なものばかりで、親、保護者が頼みとする犯罪予防機能などはまるで役には立たないおまけ品のようなものだ。機能が安全パイになって却って不用心になることがまるで理解できていない。》

こうした意見を踏まえ、報告書には
1)小・中学生に携帯電話を持たせない
2)機能を通話と居場所確認に限定する
3)有害サイトへの閲覧制限を法的に義務付ける
などの内容が盛り込まれる見通しだ。

ただ、1)に関しては、実効性が問題視されており、2)の携帯電話は商品開発が進んでいない。3)には「表現の自由」との関係で異論がある、・・《と腰の引けたコメントを付けるだけだ。》

《1)の実行性については持たせないことが大前提となるが、親がどこまで理解できるかだ。子どもの玩具なら携帯でなくても幾らでもある。携帯は使用すれば料金がかかる。親に頼らせず、子どもたちが小遣いの中から使用料金を100パーセント支払うことを約束させれば、余計な使用を幾らかは制限させられるだろう。また、誰も持たなければ「友だちが持っているから」は持つ理由として言えなくなる。2)は携帯ではなく、独立した居場所確認のできるGPS機能のチップのようなものは簡単に作ることが可能だろう。ランドセルや帽子、洋服など、どこにでも埋め込みは可能だ。携帯でなくてはならない必要性はない。メーカーが「通話と居場所だけの携帯の商品開発が進んでいない」との懸念は全くナンセンスだ。どれくらい前から携帯を巡る問題が取り上げられて来たのか。その気になればメーカーが作ることなどいと容易しいことだったはずだ。作らなかったのは企業としてうま味がなかったからに他ならない。5日に取り上げた『20ドル携帯が登場』のように通話だけでいいのだから、ごちゃごちゃと付属している機能をすっかり取り除けば簡単に作れるのだ。3)の問題は多少時間をかけて議論するのもいい。思春期の男女がお互いの異性に興味を抱くのはある意味健全でもあるからだ。》

会合では携帯電話・PHS4社の担当者が、有害サイトへの接続を制限するフィルタリングサービスを説明したが、町村氏は「携帯会社に任せず規制を考えることも大切だ」と、法規制の必要性を強調した。

小・中学生の携帯電話使用にはGPSの居場所確認機能を念頭に「安全・安心の視点から普及している」との肯定的な意見もあり、法規制実現は難航も予想されるという。

《携帯電話がいざという時、ほんとうに役に立つと考えているのだろうか。犯罪を犯そうとする人間は、突発的でない限り、用意周到に携帯が役立たないように対象から切り離すことを計画するはずだ。それよりは位置確認端末を携帯から独立させた方が、極小化することも可能になり、いいに決まってる。あれこれ考えることよりも、要は、小・中学生には携帯を持たさないことが、何よりも子どもを守る早道となることを解ってほしいと思う。》

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コメント

こんなに携帯のマイナス面が取り上げられているのに平然と子供に買い与える神経が理解出来ませんね。
携帯電話を購入するなら、いじめや援助交際に出会い系サイトなどの犯罪に繋がり、その被害を受ける覚悟を持って買うべきで、学校裏サイトなるものに誹謗中傷するような子供には10年間契約できないようにするとか罰則がなければしたい放題です。
それ以上に携帯電話会社、インターネットサイト運営会社には自分たちの利益しか考えない態度にはほとほと嫌気がさします。

投稿: BEM | 2008年5月22日 (木) 17時38分

いつもご丁寧にありがとうございます。

ああだ、こうだで時間ばかりが過ぎて行きます。
今の世の中、子どものことを考えない親が多すぎるようです。そして、自分の無責任さを他人を責めることであがなおうとしているようです。

おっしゃるように罰則も必要なものかもしれませんね。

投稿: 小言こうべい | 2008年5月25日 (日) 23時57分

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