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2008年5月22日 (木)

新しい道路交通法 6月スタート

▼自動車に関して
イ)6月1日から、これまで「努力義務」であった後部座席のシートベルトが「義務」化される。要するに、ベルトを「着用するのが望ましい」だったものが、「着用しないければならない」になったということだ。罰則は当面、高速道路や自動車専用道のみだが、違反者には行政処分1点が科される。

ロ)高齢者・聴覚障害者のマーク表示義務
 ♦75歳以上の高齢運転者の車輌に「高齢運転者標識」と、聴覚障害者が車を運転する際の「聴覚障害者」マーク(デザイン試案)の表示義務化。

これまでは高齢者表示マークは70歳以上が対象で、「努力義務」だったため、表示しなくても罰則はなかった。しかし、高齢ドライバーの続発する事故のため「義務」となったものだ。ただし、義務化の対象は75歳以上だとなる。70〜75歳までは従来どおり「努力義務」となる。

 ♦聴覚障害者マークは今回新規にできる。免許取得条件の緩和によるもので、これまで重度の聴覚障害者は免許が取得できなかったが、ワイドミラーなどの装着を条件に、「聴覚障害者」マークの表示を義務化することで免許を取得することが可能になった。

 <高齢者マークと同じで、聴覚障害者マークを表示する車輌に対する‘幅寄せ’や‘割り込み’も禁止される。聴覚障害者へのクラクションは使えないぶん、周囲のドラーバーは車間距離などを考えた対応が必要になって来る。>

なお、高齢者マークも聴覚障害者マークも、表示義務に違反した場合は行政処分1点と、普通自動車の場合は反則金4000円が科される。

これに対し、75歳以上の運転者からの行政処分に対する反対意見が強く、警視庁は20日、施行から1年間の違反取り締りは口頭での指導にとどめるよう全国の警察に通達をだした。道庁は違反取り締りまでに一定の周知期間が必要と判断したという。20日の自民党役員連絡会や総務会では、もみじマーク(高齢運転者標識)表示の義務づけに不満が続出。市川一朗参院議員が「後期高齢者医療制度と同じように高齢者に批判を浴びかねない」と懸念を示した。警察庁方針は自民党内の声に迅速に対応した面もあるとみられる。(毎日新聞 5/21)

2005年9月30日、73歳の時、運転適性講習会(高齢者講習)を経験した。コンピューターとの睨めっこが殆どのテストだが、その時点では30〜59歳との平均値比較で劣っている項目は1つもなかった。すべてコンピューター操作による適性では同じか、上回っていた。それ以降も実際の運転に不便を感じたことは1度もない。しかし、今年7月の車検を最後に免許証の返納を考えている。次の車検までには80歳直前の高齢となる。行動範囲が一気に狭くなるが、そんなに動き回ることもあるまい、と思う。

昨日、今まで表示していなかった‘もみじ’マーク(わたしはずっと‘枯葉’マークだと本気で思っていた)を100円ショップで2枚購入してきた。現物を手にした途端に5歳も10歳も年老いた気分になった。2、3日後には妻の買い物の運転手を勤めることになるのだが、さて、この「枯葉」いや、もみじ、車輌の前後につけるものかどうか、思案投げ首でいる。

▼自転車について
 これも道路、子どもとの3人乗りなど未整備のままで突入することになるが、子どもや高齢者を除き、自転車は車道走行が原則となる。自転車というが、馬もリヤカーも人力車もすべて軽車輌だ。車輌である以上これらは皆左側通行しなければならない。しかし、自転車だけは指定された自転車歩行者道(自転車通行可の標識がある歩道=自歩道)を通ることができる。ところが近年、自転車が無秩序に歩道を走行するようになって、対歩行者の事故がここ10年で4・5倍(1997:2007年、633:2856件)に増加した。

今回の改正道交法では、13歳未満の幼児・児童と70歳以上の高齢者、身体障害者、車道などの交通状況から自転車の通行の安全を確保するためにやむを得ない場合に限り自転車での歩道の通行を認め、それ以外は自歩道を除き、原則どおり車道を通行することを明確化する。

一部の自治体では、6歳未満の幼児を幼児用座席に座らせ、もう1人を背負えば3人乗りを認めているが、大半の自治体は禁止している。これも反対意見が強く、警察庁はふらつかない自転車を開発できれば認める方針に変更した。また、保護者には6歳未満の児童や幼児には自転車乗車中にはヘルメット着用の努力義務が科されることになった。これについては罰則はない。

また、これら以外には携帯電話での通話、ヘッドホンで音楽を聴きながらの運転を規則によって禁止している自治体もある。夜間の無灯火は5万円以下の罰金、酒酔い運転は5年以下の懲役または100万円以下の罰金となることもある。

携帯やヘッドホンに無灯火などは、通常に見かける風景だ。規則が出来たからってそうたやすく守られることはないだろう。日本人の勝手気侭や自分本意の考え方は、今や骨身に染みついている性格とも言えるほどだから。

そうなれば今後、自転車が車道を走るケースが増える。自動車は車道を走る自転車に配慮する運転が求められる。自転車を歩道に追い出すようになっては歩行者は安全に歩道も歩けなくなる。

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