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2008年4月14日 (月)

出会い系で知り合って

毎日新聞(4/14)から要約
今月5日に発生した事件だが、警視庁捜査1課は13日、事件のあらましを公表した。

 《やっぱりか、との思いだ。男に誘われて、のこのこ待ち合わせの場所まで出かけて車に乗り込むなど、それも深夜11時に19歳の女性のすることか。親も親だ、門限もなく、深夜になるまで遊ばせるなど、監督不行届きの最たるものだ。最初から遊ぶ異性を求めている男なら、その時間に家に帰る様子もなく、車に乗り込む女性なら、格好の対象だろう。車に乗ってから騒いでも遅い、取り返しはつかない。それほどのことも気配りができないのだろうか。男には季節は違うが“飛んで火に入る夏の虫”だったろう。》

捜査1課は11日、東京都内青梅市長淵、無職、塩野直樹(26)を逮捕し、13日に公開捜査に踏み切った。

行方が分からないのは、江戸川区の無職、石田佳奈子さん(19)。11日に逮捕された塩野容疑者は「ドライブに行った山梨県内の峠道で休憩していたところ、急に暴れて車から逃げた」などど供述しているという。

6日午後0時半から同1時までの間、石田さんから家族に「見知らぬ男に連れ回されている。助けて」などと数回電話があり、父親からの届けを受けた警視庁が捜査。通話記録などから塩野容疑者が浮上した。11日の午前、捜査員が青梅市内の公園駐車場の車内で容疑者を発見。調べに対して容疑者は「奥多摩方面にドライブに行った。逃げた女性を捜したが見つからなかった」と供述している。

石田さんは塩野容疑者とは初対面とみられ、父親が警察に通報した6日午後1時以降、石田さんの携帯電話がつながらない状態だという。塩野容疑者は逮捕時に下着の中に覚醒剤を隠し持っており、覚醒剤取締法違反(所持)容疑で12日に現行犯逮捕された。

容疑者の車からは助手席の下に小水のあとがあり、石田さんが覚醒剤を投与されている心配もある。車から暴れて逃げ出したのも、覚醒剤のせいで錯乱状態に陥ったことも考えられる。石田さんの行方不明時に履いていたと思われるブーツが、その後、逃げ出したと言う山道から片方だけ発見されたという。

《携帯の出会い系サイトが問題視されたのは昨日今日のことではない。相も変らず繁華街をうろつく少女たちが後を絶たない。テレビで映し出されるのは渋谷や、新宿、銀座などだが、その数は想像もできない。そして、その多くが自称18歳だが、実は17歳、16歳までいる。彼女たちは携帯だけは所持していて「家には連絡はしておけば大丈夫」「友だちの家に泊まると連絡はしてある」その実は泊まるところも金もなく、殆どは男にたかって宿を漁るのが目的だ。「声を掛けられれば・・・」「心配じゃない?」「代償を求められたら?」、「その時はその時」と、売春は覚悟の上だ。聞いていて恐ろしくなる。

19歳にもなった石田さん自身も、彼女の両親もこんな情報は百も承知だったはずだ。覚醒剤さえなければ、のこのこと連れ立って、一晩のアバンチュールで楽しめたのだろうし、両親も「助けて」の連絡がなく、次の日にも娘が帰ってさえいればそれで良かったのだろう。放任が親の愛情と勘違いするのは今の日本の大方の親たちだ。

このような事件が出来(しゅったい)する度に、出会い系サイトの害が取り上げられる。そして、データとしてのn数を積み上げることになる。それで終わりだ。根本的な次の手を打たない。発生件数だけが膨大になっていく。

若年層(例えば18歳以下)の携帯電話所持及び使用禁止や、販売禁止などの法制化の必要性についても何度もブログで述べてきた。男に誘われて出掛けるのも自由、車に乗るのも自由、娘を放任するのも自由、だが自らが招いたと変らない、その自由の代償の大きさを知ることだ。私に同情の感情はない。》

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