禁煙狂想曲
禁煙だ、禁煙だ、それ禁煙だー、まるで狂ったような世の中だ。売るだけ売らせておきながら、吸うな吸うなとおっしゃる。
吸わない人、循環器に障害のある人、ない人、火事のもとだ、タバコの流れる煙りが毒だなど、副流煙以上の空気中の健康を害する物質があるのに健康面を言い(その実、嫌いなのはにおいが殆どだ)、咥えタバコのポイ捨ては街が汚れると論う人など道徳面から、ただの野次馬まで、わいわいがやがやと五月蝿い。まるで不協和音混じりの狂想曲だ。そして、遂に末期症状の声が上がった。
毎日新聞(4/16日)から
神奈川県が15日、概要を明らかにした「公共的施設禁煙条例」案。すでに館内禁煙が進んでいる病院や学校などに加え、愛煙家の利用も多いパチンコ店や居酒屋なども対象施設になる。制定されれば全国初の画期的な条例となるが、大きな打撃が予想される飲食店などは反発。禁煙を推進する医師らは賛成の声を上げ、条例への賛否を巡って県民の軋轢が生まれる可能性もある。
《禁煙条例を考えた連中、ニコチン不足のせいで、頭が狂ったか。趣味として嗜む人たちの心身の安らぎまで奪う権利など全くない。私は元喫煙者で日にほぼ60本を吸っていたが、休止してから16年目になる。休止してからただの1本も口にはしない。健康のことを考えて休止しているわけではない。仕事が忙しければ忙しいほど本数は増えた。デスクワークが多かったから、火をつけて一口すって灰皿へ。次の一本は灰皿の火を種火に借りて一口すって灰皿へ。この繰り返しのようなものだった。仕事はどんどん捗った。数日前に書いたが61歳で退職した。タバコは必要なくなったから単純に休憩に入った。休んでいる理由はただそれだけだ。大上段に構えての禁煙ではない。またいつでも再開することになるか知れない。タバコをそれほど悪い悪魔のようには見ていないからだ。すいたければすって良い。タバコの癌発生のメカニズムについてはまだ、100%開明されたわけではない。ただ医者の好きな「症候群」の1要因であるに過ぎない。すわない人に比べて多少発症率が高いというだけだ。
いっときタバコの害を、その葉に含まれるニコチンやタールを取り上げていうことが主流だったが、今は巻きタバコの紙に含まれるベンゼンなどに移っているようだ。そうすると、きざみタバコや、パイプタバコ、葉巻きなどは爪はじきに遇わなくてもいいのではないか。また、近年石綿(アスベスト)がクローズアップされているが、アスベスト患者をタバコが原因とした医師もいたほどだ。まだまだ曖昧な世界とみていい。肺癌には他にラドン(ガス)や遺伝子やウイルスが原因とされるものもある。》
<反対派の意見>
横浜市などでパチンコ店4店軒を営業する「千歳観光」(横浜市中区)の白石良二社長(50)は「お客の7割はタバコをすう」と危機感を抱く。約6500店が加盟する県飲食業生活衛生同業組合(横浜市中区)の海老名のり子事務局長(57)は「いじめにあっているよう」と悲鳴を上げ、「道交法改正で飲酒の罰則が厳しくなり、客足に影響があるのに・・・」と頭を抱えている。タバコメーカーのJT(東京都港区)本社広報部も「喫茶店やパチンコ店、ホテルなどで客層が違うので、一律の禁煙は反対。事業主の判断に任せるのがいい」と批判した。
<賛成派>
横浜市の小児科医で「禁煙、分煙活同を推進する神奈川会議」の藤原芳人理事(60)は、「罰則も当たり前」と県の方針に全面賛成。「受動喫煙は迷惑行為を超え、健康被害を与える加害行為。マナーに訴えるのは限界がある」と規制の必要性を訴える。NPO法人「日本禁煙学会」(東京都新宿区)の作田学理事長(60)も「日本では画期的な条例となるが、海外では当然」と賛同した。
《どのような分野でもそうだが何かものを言う度に、“海外では”が口に上る。なぜ海外の真似をすることが良い事と思えるのか。確たる自説を持っていないからだ。海外の事例を口にすることで権威づけしたいだけだ。一方、分煙措置がとられているところが増えていて、それ以上は必要のない場所もある。
すでに一家の大黒柱の地位を失ったお父さんたち、恋人の女性にかしずくだけの若者たち、家庭でもタバコをすう場所を失い、外に出てはなお肩身を狭く、と迫られる。弱きものよ汝の名は男なりだ。神奈川県の禁煙条例案は文字どおり通り弱いものいじめでしかない。愛煙家がんばれ!!。
それとも1度シンガポールが確か12年前からだったか、チューインガムを禁止したように、日本からタバコの栽培から販売、輸入を完全に禁止してみれば面白いと思うが。》
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