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2008年4月30日 (水)

携帯フィルタリングサービス

いつまで埒のあかない、下らない話をしているのだろう。携帯電話の出会い系サイトの問題は、何度取り上げれば気が済むのだろうか。

政府・与党は規制を強化しようとし、業界は自主規制で逃げようとする。業界が、売上げが落ちることが決まり決まっているような規制に正直賛成するわけがない。体裁を繕いながらも何としても自主規制という生ぬるい基準でお茶を濁そうと抵抗するだろう。自主規制が如何に規制にならないかは腐るほどの例があるのに。

毎日新聞(4/30)から。
 携帯電話の出合い系サイトなど有害情報にアクセスした小中高生らが犯罪に巻き込まれるケースが続発している。《いつまで同じ文章を書けば気が済むのだろう》

携帯電話会社は18際未満の青少年が有害サイトに接続できない「フィルタリング(閲覧制限)サービス」を導入しているが、政府・自民党いはさらなる強化を求める声が多い。子どもたちが使いやすく、安全な携帯をどう開発すべきか、議論が続いている。

増田寛也総務相は25日、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ウィルコムの携帯電話・PHS4社の社長を呼び、サービスの改善と導入促進を要請した。06年11月以降、3回目の要請だ。自民党は青少年特別委員会(委員長・高市早苗前少子化担当相)や総務部会などが規制強化に向けた法案作成に取り組む。

携帯電話会社に、青少年を対象にフィルタリングサービス提供を原則として義務付けるほか、年齢ごとにきめ細かくフィルタリングの対象を定めるよう求めている。有害情報の認定は、特別委が国(内閣府)としているのに対し、総務部会は「表現の自由との兼ね合い」に配慮し、第三者機関とした。今後、党内で調整を進め、公明党を加えた与党案として提出する方針だ。

民主党も検討を急いでおり、取りまとめ中の「有害サイト対策法案」は、「表現の自由」とのバランスを取るため、サイトそのものは規制せず、子どもが有害サイトに触れる機会を減らすことを目指している。

政界の規制を警戒する業界4社は、今年1月以降、18歳未満の未成年者が新たに契約する場合、親が「不要」と申し出ない限り、原則として携帯電話にフィルタリングを適用した。すでに契約した利用者についても、今夏以降、順次、連絡を取り、導入を促す。

《政界、業界がお互いにのんびりと対応している間にも、有害サイトの被害は続発している。現在流行している硫化水素ガスによる自殺騒ぎも、今年すでに120件、4月だけでも80件を数えている。死にたい本人が死ぬには別段構わなないが、大勢の巻き添えを喰らう人間の避難騒ぎも発生している。男が女に、女が男に興味を抱く思春期に、格好の手慰みになる携帯は、アダルトサイトに、出会い系サイトに、自殺や家出サイトに、余りにも誘惑は多い。見てはいけない、となると逆に見たいのが人情だ。子どもたちはあらゆる手を尽くして見るようになる。携帯を持たせる問題意識の低い親に、業者側のいうフィルタリングサービスがどれほどの抑止効果があるかは全くの未知数だ。》

総務相の要請を受けた25日には、サイトの健全性を審査・認定する第三者機関「インターネット・コンテンツ審査監視機構」を設立、有害サイトを自主的に駆逐していく姿勢を鮮明にした。フィルタリングを適用すると、若者に人気があるブログや掲示板への接続が不可能となるため、利用者から「接続が限定されており、使いづらい」との不満が相次ぐ。規制を強化すれば、現在以上に人気サイトが見られなくなる可能性が高い。

《可能性が高いのではない。見られなくするのがフィルタリングだ。そのための規制だが、ここに利用者と、業界、規制する側とのそれぞれの利害が生じるのが当然のことだ。》

NTTドコモの場合、07年度の携帯電話の平均使用料は、通話料金引き下げを背景に前年度比5・1%減と減少した。一方、ネット接続などのデータ通信料は同9・5%増と上昇傾向にある。ネット接続が増えれば、バナー広告収入増も見込めるが、規制強化によりアクセスが減れば、経営に大きな影響を与えかねない。

新設した第三者機関は、有識者や業界関係者が有害サイト判定の基準づくりを進め、健全サイトを認定する作業に当る。審査を通ったサイトを、閲覧制限から外すよう携帯各社に働きかける仕組みを作ることで、利便性向上と収益確保を狙う。設立会見で、堀部政男・一橋大名誉教授は「(健全かどうかの審査は、政府・与党が計画している)公的機関ではなく、民間の創意工夫で自主的に対処すべきだ」と強調する。世話人で、ゲームソフトメーカー「コーエー」の襟川恵子・ファウンダー取締役名誉会長は「今の閲覧制限は、利用者である中高生の立場を考えておらず、あまりにも不便。もう少し現実を踏まえた形に緩和すべきだ」と訴えている。

《野放図に小中高生に携帯を持たせたことが、現在の規制強化を呼ぶ原因となった。一方、メーカーの先走った機能開発が不必要なものまで携帯に詰め込むことになり、それがまた、メーカーの売りともなってどんどん泥沼にはまり込む結果となったものだ。犯罪予防効果などメーカーが金儲けでいう、単なる安全神話であることを知るべきだ。》

警視庁によると、出会い系サイトに関係して警察が昨年、容疑者を逮捕、書類送検などした事件は1753件で、前年に比べ162件(8・5%)減少した。しかし、18歳未満の被害者は1100人と前年(1153人)並で、96・5%は携帯電話で出会い系サイトにアクセスしていた。848人は小中高生で、小学生女児も2人含まれていた。

事件の内訳は、
 児童買春・児童ポルノ規制法違反が760件(43・4%)だ最多。
 強姦   43件
 強制猥褻 15件
 強盗   21件もあった。
 03〜06年に計11件の殺人事件も起きている。
警察庁は「性犯罪などは被害を申告しにくいこともあり、被害の実態はもっと深刻なはず」と分析する。取り締り強化に加え、フィルタリングの普及を呼び掛け、被害防止を図っていく方針だという。

保護者や教師たちはどうみているのか。
有害情報から子どもを守る活動に取り組む「ぐんま子どもセーフネット活動委員会」のメンバーで、前橋市に住む3児の母、小川真佐子さんは「フィルタリングをかければ安全というわけではない」と指摘する。現在提供されているフィルタリングでも、学校裏サイトなどに辿りつけるものがあるという。小川さんは「健全と認定されたサイトでも、子どもが加害者や被害者にならない保証はない」と危ぶむ。

子どもの情報モラル教育に詳しい千葉県柏市立田中小の西田昭教諭は、フィルタリングについて「本来は親も関わった上で、見てもよいサイトを個々に決められるシステムにすべきだ。まだ改善の余地がある」と指摘する。

携帯電話は08年3月末現在、1億272万台が普及、このうち18歳未満は約750万台と推計されている。

《安心して子どもに持たせることができるフィルタリングサービスはない。そんなものよりも、無闇矢鱈な機能を簡略化し、子どもに持たせるものは有害サイトには繋がらない機能制限された機種に制限するべきだ。もっといえば私の持論になるが、小中高生、或いは18歳未満には携帯は持たせるべきではない。携帯メーカー、業界は大騒ぎするだろうが、現在、あまりに青少年への被害が大きすぎる。反面親の側が無責任に過ぎる。有害な玩具を持たせておいて、甘い甘い規制では、いや、どんなに厳しい規制を掛けようが、被害も犯罪もなくなることはない、と断言できる。》

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2008年4月29日 (火)

新入社員の意識調査

日本能率協会が23日発表した意識調査によると、「気に入った会社や仕事よりも就職することを最優先した」人が全体の約8割に上った。(毎日新聞 4/29)

08年入社組の就職活動は「超売り手市場」と言われたが、日本経済の先行きに不安が広がる中、若者たちの安定志向は強まっているように見える。

「どのような気持ちで就職活動に望んだか」を聞いたところ、就職最優先派は76・3%だった。能率協会は毎年、新入社員の意識調査をしているが、この設問を始めた04年以来最高となった。その一方で、「気に入った会社でなければフリーターになる」は8・8%、「気に入った仕事でなければフリーターになる」は12%だった。

「転職・独立志向はあるか」との問いには「定年まで勤めたい」が04年の24%から徐々に増え、今回は33・4%で最も多く、こちらも過去最高だった。新入社員の3人に1人は終身雇用を望んでいることになる。日本企業の特色であった終身雇用のかたちが崩れて久しいが、長い不況からやっと抜け出したかに見えたのも束の間、ニートやフリーター、失業など、生活基盤の脆弱さから学んだ先行きの不安は、再び終身雇用に目を向け始めたようにみえる。ただ一時代前と違うのは、企業に抱く帰属意識の差だろう。それは「一生お世話になります」からいつでも「フリーターになる覚悟」のある現代の若者との違いだ。「なるべく早く転職したい」と答えたものも2・6%いた。

「できればやりたくない風習・習慣」では
 「転勤」が47%で最多
 「残業・休日出勤」が43%
同協会では「会社に溶け込まなければと考えつつも、自分の生活は大切にするしたたかさもある」としている。

また、「上司との人間関係構築のために有効だと思うこと」(複数回答)には
 「飲み会への参加」が89%で最多
 「社員旅行」が70%
 「運動会」が50%あった。
付き合いを深める方法として社員旅行をあげる人が7割もいたが、日本企業の成長期、社員旅行は大流行りだった。また、飲みニュケーションなる場に何らかの幻想を抱いているようだが、逆に人間関係をぎくしゃくさせる危険をも内包していることも知っておく必要がある。

同協会は「就職活動の中で企業業績が悪化するのを実感し、安定志向を強めていったのではないか」と分析している。

調査は能率協会の新人社員セミナーを受講した08年春入社の1334人を対象に今年3〜4月に行なった。

少し前、「自分に合った仕事」と言う人たちがいた。今「気に入った会社や仕事」を言う。就職したことのない人間に、或いは自分自身の可能性が未開の世代に、「自分に合った」、或いは「気に入った」は未知の世界のはずだ。その人の現在立っている小さな自分が基準で対象を眺め、判断しているに過ぎない。自分に合った仕事も、気に入った仕事も自分の成長と変革の中で見つかるものだと思った方が良い。自分に合った仕事も、気に入った仕事も自分を磨くことで見つかるものなのだ。自分自身が解らないでは自分に合った仕事も、気に入った仕事も永遠に見つかりっこないと思う。

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2008年4月28日 (月)

医師、看護師らへの病院内暴力・暴言

医師や看護師ら病院職員が患者とその家族から身体的・精神的房力を受けたことがある病院が、全国で5割に上ることが「全日本病院協会」の調査で分かった、という。(毎日新聞 4/22)

全体の6割が院内暴力・暴言に対して「不安を感じる」と回答したが、対応マニュアルのある病院は2割弱で、4割は職員からの報告体制も確立していない実情だ。

調査は昨年12月〜今年1月、同協会会員の公立・民間病院計2248カ所を対象に実施、49%の1106病院が回答した。暴力・暴言は52%の病院が経験し、計6882件に上った。うち9割は患者本人からのもで、最も多かったのが職員を罵倒するなどの精神的暴力で3436件。身体的暴力(2315件)、セクシュアルハラスメント(935件)などが続いた。警察への届け出や弁護士への相談は7・9%(541件)にとどまっており、院内で対応する傾向が強い状況がうかがえた。

また、61%の病院が院内暴力・暴言に「不安がある」と回答した。しかし、41%の病院は職員からの報告体制も未整備で、院内で職員の安全が「確保されている」と答えたのは、わずか11%だった。

同協会の西沢寛俊会長は「医師ら病院側も患者対応に問題がないか自省する必要はあるが、度を越した暴言・暴力は深刻だ。職員の安全確保は急務だ」と話している。

《たまたま今日、妻を病院に連れて行った。週に2日だけある診察日の最初の日だ。廊下の椅子(ベンチ状)に腰掛けて1時間30分、中に呼ばれて10分待ち、診察は2、3分で終わった。皮膚科だが、若い者は皆無といっていい。皆一様に静かに黙々と順番が来るのを待っている。つい最近、ある病院の職員が、現在の待合室を“老人の井戸端会議場”と評した発言をテレビで聞いたが、かつて73年〜83年まで続いた70歳以上の老人医療費自己負担ゼロの時代には、確かにあった暇つぶしの病院詣では今はないのではないか。

ただ1人、年輩女性が痺れを切らしたように、看護師を捕まえて自分の順番を訊ねるのを見た。確かに今も診察までの待ち時間は長い。いらいらもする。そんな時、声を荒げる人間も出てくるだろう。暴言・暴力が病院内に轟き渡るような大声であったり、手を出す、脚を出す、怪我を負わせるほどひどいものなのか、「度を越した」に当るものの程度が分からないが、その被害が全国の病院の50%を超えるとは恐ろしい話だ。

病院側に落ち度があってか、患者や家族の虫の居所が悪かったせいか、いずれにしてもお互いの人格を認めあうこともできない殺伐とした世の中になったのは事実だ。》

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2008年4月27日 (日)

引きこもりの平均年齢が30歳を超す

全国引きこもりKHJ親の会(奥山雅久代表)の会員を対象に毎年行なわれている調査で、引きこもり状態にある人の平均年齢が初めて30歳を超えたことが分かった。新たに引きこもりとなる若年層がいる一方で、長期間に亙り引きこもりから抜けだせない30〜40代の層が確実に増えている実態が浮き彫りになった。(毎日新聞4/10)

《平均年齢が30歳超になったということは、若年層で引きこもりになる数がそれほど増えてはいないということになる。それには新卒の就職事情が幾分好転した影響もあるのだろう。》

境泉洋・徳島大学準教授らが会員を対象に07年11月〜08年1月、記入方式でアンケートし、331人の回答を分析した。

それによると、引きこもり本人の平均年齢は30・12歳で、
 男性 ・・30・35歳
 女性 ・・28・87歳
 最年少・・13歳
 最年長・・52歳
引きこもり期間は平均 8・95年、最長は25年だった。

同会の会員を対象とする調査は02年から毎年行なわれており、
 平均年齢は02年が26・6歳
      06年 29・6歳で、
毎年上昇を続けている。かれらの親の高齢化も進んでいる。
 父親の平均年齢 63・23歳
 母親  〃   58・28歳

「家族からみて引きこもり本人が要望している支援は何か」という問いには
  「経済的支援」が最も多く、50%以上で
  「カウンセリング」や「医師の診断」を上回っている。
自由記入欄には「安心して死ねる体制を整えてほしい」など自身の死後を不安視する声が目立った。

《引きこもり本人も、親の側も、何とも無気力な考えではないか。社会生活から逃れたままで働きもせず、当然普通なら得られる労働の対価もない。それで金がないから“金をくれ”とはどこから出る考えなんだろう。片や親にしても甘やかすだけで、社会参加をさせるための生活指導をどれだけ行なってきたのだろうか。親が先に死ぬのは自然の摂理だ。》

奥山代表は「本人と親の不安が家庭の破綻につながり、親殺しや心中、自殺などの最悪な自体が出始めている。何らかのセーフティネットがあれば、安心感にもつながる」と訴えている。

《奥山の言う「本人と親の不安」とはそれぞれ相互の甘えでしかない。その結果が最悪の事態になったとしても、自己責任の問題を社会のセーフティネットに求めたり、それで安心を得ようとするのは筋違いじゃないのか。引きこもりを政治や格差社会、人間関係や社会など、外に向けることは甘えの責任転嫁でしかない。》

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2008年4月26日 (土)

北京五輪

長野市内に赤い旗が林立し、並走する間を警官に囲まれたランナーたちが、見え隠れする聖火を持って走った。スポーツの祭典の華やいだ感じからは遥かに遠い行事だった。

今手元に「まっかなホント」シリーズ全22巻(マクミラン ランゲージハウス 1999年刊)の本がある。その中の第五巻がJ、C、ヤン著『中国人のまっかなホント』だ。なかなか面白い内容だ。
♢中国人は、外国人アレルギーを持たない。外国などそもそも眼中にないのだ。
♢中国人は、外国人が中国語を話すと、「中国語ができる悪魔」だと考える。
♢中国人は、親類や友人の緊密なネットワークを最大限に活用する。
♢中国人は、静かだと居心地が悪い。
♢中国人にとって、ギャンブルは娯楽ではない。真剣勝負だ。
♢病気になった時、中国人がほんとうに好きなのは注射だ。
♢中国人の朝は、せき払いと痰を吐く音から始まる。
♢中国人の気配りの対象は、肉親、友人、紹介された相手、自分より地位が上の人間だけ。
♢中国人は男の客に美人の娘をほめられると、「うちの娘が狙われている」と考える。ほか

毎日新聞(4/25)から。
五輪開催を機に、北京市政府などが躍起になっているのが、市民のマナー向上だ。地下鉄やバスでの割り込み乗車、路上での所構わぬ痰吐き、スポーツ試合での過激な応援など、これまで横行していた良からぬ行為を改善し、マナーでも世界水準にしようとしている。

《記事を見て思い出したのが、上の本のことだった。記事の続きにはマナー改善進行中とあって「痰袋」をチラシで作製とある。市東部の朝陽区では、警察官が市民に広告チラシを折り畳んで作る「痰吐き袋」の作り方を指導する活動が始まったとある。昨日今日北京でのオリンピックの開催が決まったわけではないだろう、付焼き刃もいいところだが、何ごとにつけ大陸的な鷹揚さなのだろう。「痰袋」もいいが、後始末まで教えているのだろうか、後生大事にポケットに捩じ込むことになるのか、屑篭は用意されているのだろうか。ひょっとすると「痰袋」のポイ捨てになる気がするが。日本の街や地下鉄や多くの駅などでは、麻原のオウム真理教の事件以来そのような篭は完全に撤去されてポケット以外に仕舞うところはなくなったのだが。》

その他北京市内ではマナー改善を呼びかける標語や活動を、あらゆる場所で見かける。桜で有名な公園には3月下旬、園内の通路に「文明礼譲 順序通過(譲り合い、順番に通ろう)」という横断幕も掲げられた。

地下鉄や駅やバスの車内でも、あちこちに「文明乗車(マナーを守った乗車)」や「お年寄りに席を譲りましょう」などの標語が溢れている。朝夕のラッシュ時には駅のホームに指導員が配備され、乗客に整列を促したり、割り込む客を厳しく叱る。だが、いざ電車が来ると一気に客が押し寄せ、おりる客と押し合いへし合いになることも少なくない。

《もう随分前になる。日本でも戦後の復興期、中央線、山の手線、京浜東北線など、全く同じような通勤ラッシュ時の混雑ぶりがあった。皆が血相変えて怒号混じりの喧嘩腰で乗り降りしていたものだ。新宿や池袋の喧噪はそれは凄かった。実際に喧嘩も至る所で発生していた。今でこそ落ちついたように見えるが、ほんの10年15年前まで日本も同じだった。今でも混雑時には相変わらずの血相変えた走り込みや、割り込みはなくなってはいない。電車の中のマナーは却って悪くなったようだ。化粧する女は常に見かける。携帯はいまでも止めない。ガムの吐き捨てはいたるところで見かける。中国とは恐らく同列だろう。》

「数年前に比べれば皆、よく並ぶようになった。でもおとなしく並んでいたら乗れないことがあって困る」と女性利用客は話した。北京の地下鉄やバスは、乗客の乗り降りが済むのを待たずにドアが閉まるため、列の後ろにいると乗りそびれることも少なくない。だから皆、何とか乗ろうと必死なのだという。

《日本の応援団の“にっぽん、にっぽん”も結構五月蝿いが、中国の応援は、黄色いビニールのスティックを打鳴らしながら、掛け声をかけるのが基本とされている。だが、しかしだ、04年に開かれたサッカーのアジアカップで観客がグラウンドに物を投げ込んだり、騒ぐなどして観客の応援マナーの悪さが問題視されている。》

北京五輪組織委員会は、五輪では「文明的」な応援を強く呼び掛けている。応援団の活動でマナーの指導も重視しており、協力企業などに配布された活動方針にも「五輪を通して文明や礼儀を知り、汚れ、うるささ、乱雑さ、非道理な行動などを直そう」と記されているという。

企業や大学で礼儀作法の講師を努め、社会生活や試合観戦のマナーを幅広く記した本「奥運礼儀(オリンピックマナー)」も出版した石咏□*(*変換不能、玉へんに奇)さんは「中国人にも伝統的な作法や礼儀があり、本来は厳しい」と言う。

「中国が世界に開かれてからまだ年月が浅い。それまでは自分の国しか知らなかった。市民も政府も他国の文化や考えを知り、一人一人の意識を変えることがマナー改善につながる。北京五輪や(2010年の)上海万博はいい機会だ」と期待している。

 《他人(ひと)の振り見て我が振り直せ、だ。》

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2008年4月25日 (金)

携帯、シニアとジュニア

今日の「毎日」の紙面にシニアとジュニアの携帯に関する記事が載った。
 ♦携帯各社が、使いやすさを最重視したシニア世代向けの携帯を発売している。その代表格といえるのが、ドコモの「らくらくホンシリーズ」だ、そうだ。

私は携帯無用論で持たないので記事の受け売りになる。
 よく使うメニューが分りやすい言葉で大きく表示され、あらかじめ登録した3件の電話番号には「1」「2」「3」ボタンをそれぞれ1回押すだけで発信できるなどの特徴がある。シニア世代だけでなく、その予備軍ともいえる中高年層にも愛用者が多く、累計販売台数が1200万台を超える大ヒットシリーズとなっている。

《シニア予備軍といわず、どうしても持たさなければならないのなら、基本機能のこの機種は、小中学生向けにはぴったりの持ち物だと思えるが、これほど子どもたちには最適と思われる機種がなぜ子どもたち向けでコマーシャルを打たないのか。変に盛り沢山の機能を備えた機種など子どもには不要の長物で、却って使いたくなって横道にそれることを唆しているようなものだ。》

今月、このシリーズの最新モデル「らくらくホン プレミアム」が発売された。従来の簡便な操作性はそのままに、ワンセグ、おさいふ携帯、GPS、海外ローミングなど、最新のサービスにも対応した多機能モデルだ。「最近の携帯は操作が難しい」「新しい機能を使ってみたいが、複雑な操作を覚える自信がない」という人は、店頭で試してみるといいだろう。操作の手順が画面に表示されるので、取り扱い説明書をほとんど見なくても使いこなせるはずだ。

《どうやらメーカーのお先棒を担いだ記事になっている。結局はメーカーの開発担当のひとりよがりの機能でしかないものだ。何でもかんでも付け加えれば良いと思い込んでいるだけだ。もともとは電話機能があれば携帯電話の役割は十分だ。付加価値と言う下らない多機能を値段に変換したいだけだ。》

らくらくホンには隠れた人気機能がある。ひとつは「歩数計」。携帯を持ち歩いているだけで、歩いた補数が記録され、消費カロリーの目安も確認できる。筆者の母も愛用しているが、ときどき歩いた履歴を振返っては「昨日はよく歩いた」などと満足げに話している。

《何も歩数計に頼らなくてもどこからどこまで歩いたか、昨日と今日とでどちらが長い距離であったかなど、歩数計がなくても疲れ方でも分かることだ。ということは不要の機能ということだ。それに歩いた数を知りたいだけなら万歩計を持っていれば、利便性が優れているのはどちらかは簡単にわかるはず。》

ほかに、受信したメールやメニューなどを音声で読み上げてくれる機能も好評だ。「プレミアム」には、声に出して話した文章がそのままメールに入力できる「音声入力メール」という機能(月額210円の利用料金が必要)も追加されている。試してみたところでは普通の声量、速度で話すと9割程度は正しく認識された。ボタン操作を大幅に減らせる機能といえよう。

《それみろ、不十分な機能のままの発売だ。1割も入力できないことは使い物にはならないということだ。結局は開発担当の独り善がりに過ぎない。記事は母の日や父の日のプレゼントにするのもいいだろう、と書いているが、こんな中途半端なもの、プレゼントして欲しくない。》

 ♦ついに、小学生の5人に1人が携帯電話を持つ時代になった。
バンダイが今週、小学生の子を持つ保護者1800人を対象にしたアンケート結果を発表した。それによると、全学年の平均保有率は21・9%。学年が上がるごとに高まり、6年生女子は43%に達した。理由としては「防犯のため」が多い。

男女別では女児の全学年平均が27・8%なのに対し、男児は16・0%にとどまった。保護者からみた通話以外の利用方法は「メール」が71・1%と首位で、「ゲーム」が20・6%、「写真を撮る」が13・7%などが多かった。

《親としては安易な「防犯のため」を言うが、本当にそう信じているのだろうか。携帯が防犯に役立ったケースの事例は聞いたことがない。メーカーの口車の単なる安全神話でしかない。それよりは、携帯を持たせることで裏サイトなど他に興味を持たせ、携帯にのめり込む切っ掛けを親から与えてやるようなものだ。

事実、少年少女たちの携帯に関わる事件は、減少どころではない、ますます増加を続けている。裏サイトにプロフ、いじめに売買春、暴力と、とどまるところを知らない無法ぶりだ。それでも親たちは子どもに携帯を持たせる。

調査データに欠けている事項がある。子どもたちの携帯に関わる諸経費、本体の購入からメールや電話通信費、ゲーム代など、子どもにきちんと払わせているのだろうか。子どもの小遣いについて、金銭感覚を言う物知り顔の識者たち、ここにこそ格好の手本があることを教えるべきだ。自分の小遣いの範囲で毎月の携帯の使用料も払えないようでは、最初から持たせるべきではないことを。》

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2008年4月24日 (木)

小児医療が崩壊する

全国的な医師不足、病院の診療科目から小児科が消えるなど小児医療の危機に直面している。

毎日新聞(4/23)埼玉版で小児医療の現状を取り上げている。
 救急のための時間外(夜間・休日)小児救急に、熱や咳き程度の軽い症状の子どもたちが殺到し、全国で問題になっている。勤務医が子どもの患者の対応に疲弊して当直のない開業医に転向し、医師不足に陥った病院が、救急医療から撤退する悪循環だ。医師から見れば「大したことない」症状も、親には「子の一大事」。この両者のギャップを埋めることが大きな課題になっている。

3月、土曜夜の川口市立医療センター(川口市)に、子どもを抱いた親が次々と受付を訪れ、午後7時台は8人、8時台には17人に上った。小児科部長の下平医師は「インフルエンザが流行していない分、これでも少ない方」と明かした。朝まで患者は途切れず、この夜の当直医は午後6時〜翌朝9時まで1人で47人を診察した。そして翌日もそのまま通常勤務に入った。

県内の開業医は04〜06年で237人増加した。苛酷な労働環境から勤務医が開業医に転向するケースが増えているという。一方で、勤務医は日本小児科学会のモデル計画案を基にした試算で173人不足している。07年2〜3月、朝霞台中央綜合病院(朝霞市)など9病院が救急医療から撤退するなど、必要な救急体制が取れない地域も珍しくない。

小児科医を忙しくさせる大きな要因が「診療所や病院のコンビニ化」の進展だ。県の医療協議会によると、時間外の小児救急患者の96%は軽症だという。親が病院を24時間営業のコンビニエンスストアのように考え、「昼間より夜の方が空いている」、中には「テレビを見ていたら遅くなった」というふざけた理由で時間外に訪れるものもいる。

小児科対策として県内全市町村が競って導入している小児医療費の無料化も、安易な受診を助長する面がある。医師らには「タダだと思ってちょっとしたことで来る人が増えている」と不評だ。ただし、川口医療センターの下平医師は「専門知識がない親が軽症か重症かを判断することはできない」ともいう。2歳男児の母親(32)は「親なら、でいるなら専門の小児科医に診てもらいたいと思うもの」と気持ちを打ち明ける。県の小児救急電話相談員(64)は「親は孤独。相談する相手がいないみたい」と心配する。

《かつて1973年1月1日に施行され、70歳以上の老人医療費(自己負担)が無料の時代があった。10年続いて83年2月1日で廃止になったが、これは結果的には医療財政の悪化の一要因となったものだ。当時の病院の待ち合い室をレポートした記事の中には、大して悪くもない老人たちが、タダをよいことに、毎日毎日世間話をするために病院に通う、さながら待ち合い室は井戸端会議の場のよう、というような悪意をふくむものも混じった。

現在埼玉県が行なっている小児科医療は、タダの失敗を経験したはずの医療財政を、また繰り返そうとしているようにも見える。軽症患者の殺到に疲弊した医師からはすでに不満の声が上がっている。このような状況を招くようになったのは、家族制度の崩壊が大きく原因している。“家つきカー付きばばあ抜き”で姑との別居にこだわり、育児に関しても先人の知恵の継承が途絶えたことが大きな要因だ。

昭和一桁くらいまでは2世代3世代の同居は普通の家族構成だった。子どもの病気も放っておいてもいいものか、医者にかかる方がよいか舅姑たちが判断して、その基準となる所見を教えてくれたものだ。時として幼児の「ひきつけ」を目の前にすると、今の若い親なら「救急車、救急車」と大抵の親は死ぬほど驚くだろう。幼い身体を硬直させ、歯を食いしばり、白眼をむいて痙攣する。しかし、驚くことはない、落ちついて割り箸にガーゼか柔らかい布を巻いて咥えさせる。ほどなく幼児は落ちついて終わる。あとは流した汗を拭ってやり、静かに見守れば回復に向かう。

このようなことは子どもを育てたことのある人が傍にいてくれれば慌てずに対処できることなのだ。現在は“核家族”と“共稼ぎ”が言い訳になって全てが他人任せになっているのが実態だ。》

一方、新しい試みを始めたところがある。志木市立市民病因では志木市と近隣4市の医師でつくる朝霞地区医師会が4月から、小児科などの開業医40人を交代で派遣、軽症救急患者の診察を受け持っている。県は当直1回当たり1万円の報酬分を、医師会に支出している。川口市立医療センターでも昨年5月から、地域の開業医数人が当直に加わり始めた。「センターに重症の子を受入れてもらっているから」という事情がある。

また、親たちの手による親への働きかけも始まっている。兵庫県柏原市の母親たちは昨年4月、医師不足から診療中止の危機に陥った地元の県立病院小児科を救おうと、「小児科を守る会」を作った。母親たちに安易な受診を控えるよう呼び掛け、受診の目安を記したハンドブックを作成している。

東京都でもこの時期、「知ろう!小児医療 守ろう!子どもたちの会」を発足させ、小児医療の基礎を学ぶ勉強会を開いている。会を発足させた阿真京子さん(33)が、親子連れで満杯の救急病院の待合室と、疲れ切った医師を見たのが切っ掛けだったという。阿真さんは「子を思う母親の心配を減らすことが、結果的に医師の負担減になる」と話している。

小児救急の崩壊は、医師や医療機関だけの努力では食い止められない。親たちの協力と理解が必要だ。城西大の伊関友伸準教授(経営学)は「開業医が勤務医を助ける取り組みは評価するが、殺到する軽症患者を減らすことにはならない。親は、子どもの状態よりも自分が不安なので救急に駆け込みがちだ。子どもを良く観察し、症状を見極める知恵をつけることが求められる。医師の大変さを親が理解するためには、医師と親をつなぐ活動が必要だ」と語る。

《“少子化”“働く母親”が強迫観念のようになって、子どもや母親を甘やかすことが日常化している。なぜ、小児科の診療を無料化しなければならないのか。いずれ老人の医療対策とおなじように医療費の破綻することは目に見えている。政府の地域への補助金も取らぬ狸の・・・・、になるだろう。何よりも先に手掛けなければならないのは保護者の育児教育だ。テレビを見終わってから子どもを病院にでは母親失格だ。第1、夜の7時、8時は昔なら疾うに子どもはフトンの中の時間だ。》

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2008年4月23日 (水)

携帯サイトの悪口に、金属バットで殴打の応酬

23日午前0時半ごろ、千葉県柏市高田の公園「高田緑地」に男性が血を流して倒れていると、119番があった。消防から連絡を受けた県警柏署員が駆けつけたところ、同県流山市に住む中学3年の男子生徒(14)が頭から血を流して倒れていた。生徒は意識不明の重体。近くに金属バットが落ちており、緑地内にいた無職少年(17)が「自分が(バットで)殴った」と話したため、殺人未遂容疑の現行犯で逮捕した。

《少年少女たちの事件が起こる度に思うことだが、ことが起こるのは大抵が深夜前後を跨ぐことだ。一体彼らの保護者たちはわが子の深夜の徘徊をどのように捉えているのだろうか。》

調べでは、少年は携帯電話のサイトの書き込みを巡って生徒と口論になり、緑地内に落ちていた金属バットで生徒の頭を数回殴って殺害しようとした疑い。少年は「サイトに悪口を書かれ、頭にきて殴った」と話しているという。

2人は生徒が開設した携帯電話の自己紹介プロフィールサイト(プロフ)を通じて5、6カ月前に知り合ったとみられる。当初はメッセージなどのやり取りをしていたが、お互いが次第に悪口を書き込むようになっていった。その後のやり取りで2人に共通の知人がいることが分かり、この知人を介して直接あって話をすることになったという。2人はこの日が初対面だった。

事件当時、少年は共通の知人を含めた18〜22歳の男性ら計6人と一緒にいた。車2台に分譲して生徒を連れ出したという。6人は「『相手は中学生なんだからやめろ』と制止したが、少年は殴ってしまった」などと話しているという。

《(プロフ)については07年8月、“学校裏サイト、プロフィール”に少し詳しく書いたので参照してもらえればいいが、現在総会員数は400万人を超えるとされ、その多くが匿名のため、過激な意見が飛び交うことがある。》

高田緑地はJR柏駅の北西約1・5キロの住宅地にあり、遊歩道などを備えた公園で、24時間出入りができる。近くには中学校もあるところだ。近くに住む主婦(56)は「夜になると少年たちの溜まり場になっていて怖かった」と話した。

《45年ほども前の独身のころ、東京近郊の下宿先の子(男)が少年院に入っていた。姉が1人、妹が2人、末弟と、夫の戦病死後を緑内障で失明の姉の面倒をみながら必死に働いている女性の家族だった。居候を始めた半年後少年院から長男が出所して返ってきた。しかし、自宅には一日も居着かないまま一カ月ほどしてちんぴら同士の喧嘩、金属バットで後頭部を殴られて自宅に戻ってきた。警察の取り調べらしき動きもなく、病院にも入らず、3日3晩苦しみ、暴れ、うわ言にうなされ、突然立ち上がって部屋の隅で放尿を始める錯乱状態が続いて4日目に亡くなった。成人式を迎える直前だった。当時、荒川を挟んだ位置にあって、やくざの跳梁する町だった。》

下田博次・群馬大特任教授(情報メディア論)の話では、子ども同士のインターネット上のコミュニケーションの問題点には
 1)誹謗中傷が起きやすい
 2)猥褻な情報交換が容易に
 3)暴力誘発情報の発生の危険
の3点がある。「匿名性が高い」ネットの性質から、過激な言葉や情報が行き交い、誤解を生みやすいことに問題発生の原因がある。いじめなどの問題で注目されている「学校裏サイト」も同じ構図だ。一昨年には群馬県で、プロフを介して知り合った少年同士が殴り合う事件も起きており、対策は非常に難しい、と語る。

《裏サイトやプロフが過激化したのは、第一には保護者の子どもへの無関心がある。携帯を持たせて置けば、いざという時安心できるから、などという何の歯止めにもならない機能を、コマーシャリズムに乗せられて、安全神話のように信じ込み、電話機能だけで十分なものに、不必要に詰め込んだ複合機能を有り難がる機運を煽り立ててきた。

メディアは事件や事故のデータを集めては騒ぎ立てるだけ。核心である家庭の子どもへの保護監督責任の喪失を捕らえる動きは全くみられない。家を空け、働きに出ることに専念し、わが子の育児責任は他人に任せきりだ。産み落としては、まだ乳飲み子のうちから他人に預け始めてからずっと、家族団欒は日本の家庭からは見られないものになった。父、母、子はぞれぞれ別々に食事をし、家族間の会話すら減少し続けている。辛うじてその間を繋いでいるのが携帯だ。こころの機微、情操、喜怒哀楽の感情の交わりようもない。夜中に子どもが家にいなくても気にも止めない。親の責任はもっと厳しく追求する必要がある。

厚生労働相だった柳沢がいみじくも口にした。「女は産む機械」あながち的外れではない、と思う。》

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2008年4月22日 (火)

危ない運転(自転車と自動車)

 やっぱり時期尚早と感じたか、自転車でのお母さんと子どもの3人乗りの禁止は当面見送られることになった。前に、この問題に触れてそうなったら困るお母さんたちに、車代でも支給する準備でもしているのか、と皮肉を書いたが、当然そこまでは考えてのことではなかったようだ。

♦警察庁は22日、自転車のマナーなどをまとめた「交通の方法に関する教則」(国家公安委員会告示)の改正内容を正式に公表した。自転車の教則改正は78年以来30年ぶりのことだ。6月1日から施行する。

保護者と幼児2人の「3人乗り」についても改正予定だったが、保護者の要望を受けて、今回は見送った。3人乗りでも安定した走行のできる自転車の開発を前提に容認を検討している。

教則の新たな改正部分は「自転車が歩道を走る際には歩行者優先で徐行すべきだ」と明記した上で、
 1)携帯電話をしながらの片手運転
 2)傘をさしての片手運転
 3)ヘッドホンを使用しての運転
などは、行なうべきではないと定めた。

傘を自転車に固定して運転する行為も危険な場合があると指摘する。ベルはやむを得ない時にのみ使用し、みだりには鳴らさない。自転車同士が対面してすれ違う場合には、互いにハンドルを左に切ってよけ、子どもが運転したり、幼児を乗せる時にはヘルメットをかぶらせるようにする。

《現在、自動車以上に危険な乗り物になっているのが自転車だ。旧い話になるが、初期のウォークマンが出た頃、試しに街なかをヘッドホン(インナータイプ)をしたまま歩いたことがある。怖い! 正直、そう感じた。外に洩れない程度の音量だったが、周辺の音が聞こえない。どこから何が飛び出てくるか安心できない。ほんの1、2分のことだが辺りをキョロキョロしなければ、とても歩ける環境ではなくなる。ヘッドホンを掛けて聞いたのはそれが1度きり。2度とできなかった。

歩いていてそれだから、自転車で走行しながらのヘッドホンは、周りの情報をみずから遮断する、ということでないと不可能だ。兎に角周りを無視し、ペダルを漕ぐだけになる。私が出会った凄いやつは、ヘッドホンにプラス携帯だ。交差点を脇目も振らず携帯に目を落とし、指を動かして操作しながら片手運転で走り過ぎた。

地域によっては自転車専用の走行レーンを設け、将来的に整備する作業を進めている街もあるようだが、まだまだ緒についたばかりだ。街には老人が溢れる世になった。その間を今は我がもの顔に若者の自転車がすり抜けて走る。自動車に乗って信号待ちをしている横を、何のためらいもなく赤信号を無視した自転車が何台も走り去る。日本人の心理をこれほど巧く言い表わした言葉がないほどだが、30年ほど前、漫才をやっていたころの北野武の言い始めた『赤信号、みんなで渡れば怖くない』が、そのまま今でもほんとうに実行され続けている。

警察庁、同じ30年ぶりになる改正案だ。教則は作るだけでは意味はない。どこまで効果的に運行されるか確認することが大事なことだ。無謀運転の走る凶器をしっかりと取り締ってほしいものだ。》

♦緑内障患者の6割が運転し、4人に1人が事故を。
 視野が狭くなった重症の緑内障患者の6割が自動車を運転し、4人に1人は事故を起している。自治医科大学病院(栃木県)の外来患者の分析で、このような結果が出た。公共交通機関が不便な地域では、物損事故を繰り返してもやむなく運転するケースもあるという。同大の国松志保講師は「全国的にみても自家用車に頼る地域では同様の傾向があるとみられる。医者が患者に注意喚起していく必要がある」と指摘する。毎日新聞(4/16)

緑内障は眼圧上昇などにより視神経が傷ついて視野が狭くなる病気*。
 * 特徴的な視野異常(視野欠損)を呈する進行性の病気。かつては眼圧が高いことが原因とされていたが、正常範囲であっても罹患している患者が多いことが確認されて、眼圧の高いことが原因の考えは否定された。しかし、眼圧が緑内障進行の最大の要因であるため、治療は眼圧を下げることで視野の悪化の進行を遅らせる対処法をとる。古くは緑内障=失明、といわれていたが、進歩の著しい現在でも、基本的には一度喪失した視野は二度と回復することがないため、失明の原因となる。

40歳以上の約6%がかかっているとされている。調査は昨年7〜12月に同病院の緑内障外来を受診した患者377人のうち、視野の狭くなる度合いが最も進み、かつ視力が0・7以上の患者35人を対象にした。

このうち日常的に運転していたのは22人。平均年齢は58歳で、運転していない13人の平均年齢(69歳)より若かった。緑内障を発症していた過去5年間に事故を起した人は6人(27%)で、最も多かった55歳の男性は物損事故3回、人身事故1回の計4回だった。この男性は人身事故を機に運転をやめたが、6人中4人は事故後も仕事や子どもの送迎などのために運転を続けていた。

事故を起した別の男性は「一時停止し左右をよく確認したのに、出い頭に車とぶつかった」と話しており、視野が狭いために見えなかったと考えられるという。また、危ないと感じながらも交通手段がないため運転を続けている人もいた。

国松講師は「視野の上半分が見えないと信号が見えにくく事故を起しやすいなどの傾向が分かれば、安全運転の指針づくりにつながる」と話している。

《交通手段がない、不便というだけで運転を許し、事故の範囲が自身や自身の周りだけでは済まず、他人にまで及んだ時、進行性の視野狭窄を知りながら、運転を許可した側は責任を取らないで済むのか。飲酒運転で事故を起した場合、酒を提供した側も、同乗者も引責を負うとすることと同じではないか。それともあくまで自己責任の範疇なのだろうか。》

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2008年4月21日 (月)

学費滞納

Kujaku 
 孔雀さぼてん




 千葉県の県立八千代西高で、入学式までに入学金を納入しなかった2人(男1、女1)を隔離したことを、毎日新聞は16日の社説で間違いと書いたが、18日に早速全国の都道府県立高校の入学金、授業料の滞納状況を調査している。

理由はどうあれ、これらの納めなければならない料金を滞納している信じられない保護者がいることに驚く。隔離騒動で賛否が別れた入学金の方だが、06年度の総額で約317万円。授業料が同、約4億5600万円。合計で4億6千万円となっている。都道府県別の数字が発表されているが、顕著な現象がみえる。入学金、授業料ともに大阪府が突出していることだ。例えば

大阪府の入学金滞納額  3102(千円)は全国比97・9%
    授業料滞納額 2億2610万9(千円)は49・5%
 因に入学金滞納は、大阪府以外では埼玉17(千円)、富山2(千円)、岐阜42(千円)、のみ。(山形、新潟は未回答)
   
テレビで新任の知事が思わず涙を流し、涙は男の武器でもあったのか、と思わせた若い知事を見くびったような自治体の長とのやり取りがあったが、上の数字をみても、大阪府下一円の無統制ぶり、長の無責任、無能ぶりを如実に見せていたように思う。

【閑話休題】
(滞納に関しては)督促強化や、条例・規則改正で出席停止・退学の措置をとれるようにするなど、対策強化に乗り出した自治体も多いが、専門科からは国にも対策の強化を求める声が出ているという。

同紙の調査は47都道府県教委を対象にしている。<授業料>の滞納額の多かった大阪府の滞納者数は延べ2768人。続いて北海道5072万円(滞納者数1060人)、神奈川県4124万円(同775人)となっている。
<入学金>では大阪府の滞納者数570人が目立つ。

授業料の滞納が原因の退学者は全国で429人にのぼり、うち大阪府が419人(98%)を占め、すべて授業料の滞納者だった。ただし、府教委は「きちんと出席する生徒は退学処分にはしていない」と説明している。

同紙の調査では、都道府県立高校の入学金の納付期限を入学式当日までとしている自治体は23都道府県あった。公立高校の入学金は6000円前後と比較的安価で、ほとんどは指定期日までに納付されている。残りの県は大半が入学式後の5〜20日以内と定めている。

《滞納しても何とかなるようでは、正直者がばかを見ることになる。子どもを庇っていては一層親を甘やかすことになる。義務教育ではないことを考えれば、退学措置が妥当だろう。“格差社会”が免罪符で全てを許すようであってはならない。》

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2008年4月20日 (日)

「愛煙家優遇年金」とってもユーモラスな・・

 開き始めたフリージア
Dscf0011 いずれ黄、白も・・

 花言葉 赤 純潔
     黄 無邪気
     白 あどけなさ
 我が家にはない色、紫はあこがれ

思わず噴き出した。毎日新聞(4/20)夕刊から、
 『愛煙家優遇年金 オランダで波紋』、理由が面白い、「短命だから」。

《確かに世界保健機関を始め、日本の医者たちも声を揃えてタバコの害を言う。喫煙しない人に比べて肺癌による死亡率の高さを口を揃えて警告する。喫煙癖のない人に比べれば、愛煙家はどうしても早く死ぬことは世界中の医者の認めるところだ。だったら保険をかけて上げましょう、と考えられたという。ユーモラスで愉快だ。》

「平均寿命が短い愛煙家の年金を最大16パーセント増額」とある。オランダの民間年金基金が“愛煙家優遇”をうたった年金の募集を始めたところ、「喫煙者の権利擁護が進んだ」と愛煙家団体が歓迎する一方、禁煙団体は「時代に逆行し非常識だ」などと批判、賛否両論が沸き起こっている。

加入者を集めているのは、民間年金基金「パーレル・レーフェン(真珠生命)」が2月末に発売した
「愛煙家のための終身年金」
 1)過去5年間、毎日紙巻きタバコを10本以上吸い
 2)1カ月以上、禁煙が続いたことがない
などの条件を満たす加入者に年金を割り増し支給する。
 受給開始時に喫煙者であることを裏付ける尿検査が必要だそうだ。

パーレル・レーフェンは英国と南アフリカで同種の年金があると知り、独自に「愛煙家の平均余命」に関する統計を集め、保険商品を考案。「多様なライフスタイルに適合した選択肢を提供することは、われわれの社会的責務だ」と説明した。

愛煙家団体のトン.ビュルツ代表は「『禁止』とばかり言われ続け、差別的な扱いも受けてきた喫煙者には朗報だ」と話し「統計的に理にかなった商品」と絶賛する。

しかし、禁煙促進団体の代表者リース・ファンヘニップさんは「無名業者が『売名』のため、有害商品を宣伝している」と批判。「尿検査で喫煙歴を完全に証明することは不可能だ。不正受給が相次ぎ、システムとして長続きしないだろう」と保険の仕組み自体に疑念を示した。

《禁煙団体が兎や角言うことじゃない。「無名業者の『売名』」であっても悪いことではない。英国や南アフリカの同種の年金がどのようなものかは知らないが、実際にあるのだとすれば、運用できているのだろう。それに愛煙家の命が短いことは、医者の言うことを信じる限りにおいて、尿検査の必要もなく、その通りなのだろう。そうだとすれば、喫煙を証明するにはタバコを購入したこと、その量の証明になるもの、或いは数カ月、半年でもよい、定期的な呼気か唾液に含まれるニコチンかタール、ベンゼンの含有量のデータを医者が発行すればよい。

本当は『酒』こそ危険な飲み物だが、日本では昔から“百薬の長”と呼ばれて薬の仲間にある。たかが『アル中』ぐらいでは年金や保険の対象にはなるまい。》


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2008年4月19日 (土)

スチュワーデス(大学・大学院生の就職志望調査から)

Dscf0004Dscf0008a_2孔雀さぼてん

今年も
しばらくの間
目を楽しませて
くれそうだ

働く女性があれほど忌み嫌うお茶汲みのようなサービス。面白い記事が飛び込んできた。毎日新聞(4月18日)の大学生・大学院生を対象にした就職志望調査をまとめたものだ。

大きく 全日空、首位返り咲き とある。大学生では昨年2位だった全日本空輸が、特に女子学生の高い支持を背景に首位に返り咲いたと報じた。この先、全日空とスチュワーデスにしぼって書いてみたい。

 <大学生就職 志望ベスト10>
 1(2)全 日 空
 2(3)三菱東京UFJ銀行
 3(1)みずほフィナンシャルグループ
 4(7)JR 東 海
 5(12)三井住友銀行
 6(4)トヨタ自動車
 7(20)バ ン ダ イ
 8(35)ソ ニ ー
 9(28)JR 東 日 本
 9(10)松下電器産業
 (カッコ内の数字は昨年の順位)

文系の大学生だけみると三菱東京UFJ銀行が首位で、理系ではトヨタ自動車がトップ。理系大学院生では昨年2位の松下電器産業が1位になった。

就職先選びでも最も重視する点では「自分を大きく成長させられる」が最も多く、雇用の安定や給与・福利厚生などの待遇の良さを選ぶ学生も増えており、リクルートは「安定志向はさらに強まっている」とみている。

調査は2月14〜3月3日、就職情報提供サイト「リクナビ」登録者約53万人を対象に実施し、1万5061人の回答を集計したもの。

《お茶汲み、配膳サービスの典型がスチュワーデスの仕事だ。何か事があればおちおちお茶など運んではおられないが、平穏無事なフライトなら、お茶汲み、配膳、片付けはメインの仕事になる。

女性の多くが望む一般事務、総合職などには時にはお茶のサービスも混じることもあるが、職場の花で済んでいた昔と違って現在ではメインは机に向かっての仕事になる。現在、スチュワーデスと同じ作業を例え上司でも、三菱東京UFJ銀行や、みずほフィナンシャルグループの会社内で命じようものなら、袋だたきに遇うだろう。なぜ、スチュワーデスたちはメインの仕事としてそれを行なうのだろうか。

そもそも日本でスチュワーデスが誕生したのは第二次世界大戦の敗戦(1945)後、まず戦勝国のアメリカの航空会社が営業を再開し、遅れて51年に日本航空が、52年に全日空(当時は日本ヘリコプター)が開業した。占領下にあった日本では、政府関係者や企業の業務出張者、留学目的、または外国人に限られていた。

50年代後半ごろから日本では女性の乗務員が大勢を占めており、男性はごく少数だった。当時は「エアホステス「エアガール」と呼ばれていたが、ホステスは水商売と紛らわしいということで改名された。

1964年4月1日、海外渡航が完全に自由化され、「ジャルパック」などの団体観光ツアーが発売された。しかし、海外旅行は一般層には手の届くものではなく、同時にスチュワーデスの仕事は高嶺の花の「ステータス」となるものであった。なぜ高いステータスでみられていたのだろうか。第1に、当時は外国語の素養がある女性に海外との縁がある1部の階層に限られていたこと、家柄が重視されていたこと、良い条件でハイクラスの結婚の相手と知り合う機会が多いと考えられていたことがある。

その後1980年代に海外旅行の大衆化が進み、海外旅行が特別なものではなくなったこと、外国語を修得する環境が整ったことのほかに、大型機が増え、乗務員の需要が増加したことと、女性の職場進出が目覚ましくなるに従って、良縁を得るためではなく、働くことに生き甲斐を求めるように変ってきた。それに伴ってスチュワーデスが特別ステータスの高いものではなくなり、外国語が話せて美人で、すらりとした見栄えなどは必須の条件である必要がなくなった。

初期に「エアホステス」「エアガール」、最近まで「スチュワーデス」(男性はスチュワード)の呼称が、1980年以降アメリカの「ポリティカル・コネクト」(性表現のない単語)の「フロアアテンダント」「フライトアテンダント」を和訳した『客室乗務員』という旅館かホテルの客室係のような名前を正式とするようになっている。

事実、業務内容は通常、機内配膳サービスや掃除、保安や緊急時の対応などが主業務になる。客室係としては主に飲食の配膳、片付けになり、緊急事態が発生しない限りには保安要員の要素は殆ど必要ない。当然、乗務した場合でも保安には女性より男性が適している(ハイジャック対応、酔っ払い、機内暴力など)が、日本の航空会社では女性客室乗務員はサービス要員ではなく、保安要員として労使間協議が持たれ、男性の増員を主張することはないようだ。男性の機内での職種は厨房や、力仕事に回されたりしていて、客室係に関する限り、男女機会均等法は実施されておらず、女性上位の職場になっているようだ。

思い返せばその昔、大企業の労働組合が、過激な左翼に煽動され、中小企業や、女性労働者のことを置き去りにしてきたことのしっぺ返しを喰らっているようにも見える。それだけではない。日本の大手航空会社の場合、現在契約客室乗務員の募集は表向き「男女双方」となっているが、男性が採用されるケースは皆無と言われる。

これらから、1999年4月1日の男女雇用機会均等法の改正時に、違法行為を提起したが、現在のところ厚生労働省など行政や労働組合に動きはない、という。

全日空を選ぶポイントが、何であったか不明だが、少なくとも一般企業では忌み嫌うお茶汲みのような配膳や、後片付けなどが主たるサービス業を、「自分を大きく成長させられる」と受け取る女性が本当にいるのか。るんるんで大学を卒業し、その記念に海外旅行に出掛けるような世代の女性たちだ。スチュワーデスの応募は身銭を切らずに海外旅行ができ、ブランド物が買い漁れるメリットが最大の魅力となっていると見ても間違いではないだろう。》

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2008年4月18日 (金)

禁煙狂想曲

禁煙だ、禁煙だ、それ禁煙だー、まるで狂ったような世の中だ。売るだけ売らせておきながら、吸うな吸うなとおっしゃる。

吸わない人、循環器に障害のある人、ない人、火事のもとだ、タバコの流れる煙りが毒だなど、副流煙以上の空気中の健康を害する物質があるのに健康面を言い(その実、嫌いなのはにおいが殆どだ)、咥えタバコのポイ捨ては街が汚れると論う人など道徳面から、ただの野次馬まで、わいわいがやがやと五月蝿い。まるで不協和音混じりの狂想曲だ。そして、遂に末期症状の声が上がった。

毎日新聞(4/16日)から
神奈川県が15日、概要を明らかにした「公共的施設禁煙条例」案。すでに館内禁煙が進んでいる病院や学校などに加え、愛煙家の利用も多いパチンコ店や居酒屋なども対象施設になる。制定されれば全国初の画期的な条例となるが、大きな打撃が予想される飲食店などは反発。禁煙を推進する医師らは賛成の声を上げ、条例への賛否を巡って県民の軋轢が生まれる可能性もある。

《禁煙条例を考えた連中、ニコチン不足のせいで、頭が狂ったか。趣味として嗜む人たちの心身の安らぎまで奪う権利など全くない。私は元喫煙者で日にほぼ60本を吸っていたが、休止してから16年目になる。休止してからただの1本も口にはしない。健康のことを考えて休止しているわけではない。仕事が忙しければ忙しいほど本数は増えた。デスクワークが多かったから、火をつけて一口すって灰皿へ。次の一本は灰皿の火を種火に借りて一口すって灰皿へ。この繰り返しのようなものだった。仕事はどんどん捗った。数日前に書いたが61歳で退職した。タバコは必要なくなったから単純に休憩に入った。休んでいる理由はただそれだけだ。大上段に構えての禁煙ではない。またいつでも再開することになるか知れない。タバコをそれほど悪い悪魔のようには見ていないからだ。すいたければすって良い。タバコの癌発生のメカニズムについてはまだ、100%開明されたわけではない。ただ医者の好きな「症候群」の1要因であるに過ぎない。すわない人に比べて多少発症率が高いというだけだ。

いっときタバコの害を、その葉に含まれるニコチンやタールを取り上げていうことが主流だったが、今は巻きタバコの紙に含まれるベンゼンなどに移っているようだ。そうすると、きざみタバコや、パイプタバコ、葉巻きなどは爪はじきに遇わなくてもいいのではないか。また、近年石綿(アスベスト)がクローズアップされているが、アスベスト患者をタバコが原因とした医師もいたほどだ。まだまだ曖昧な世界とみていい。肺癌には他にラドン(ガス)や遺伝子やウイルスが原因とされるものもある。》

<反対派の意見>
横浜市などでパチンコ店4店軒を営業する「千歳観光」(横浜市中区)の白石良二社長(50)は「お客の7割はタバコをすう」と危機感を抱く。約6500店が加盟する県飲食業生活衛生同業組合(横浜市中区)の海老名のり子事務局長(57)は「いじめにあっているよう」と悲鳴を上げ、「道交法改正で飲酒の罰則が厳しくなり、客足に影響があるのに・・・」と頭を抱えている。タバコメーカーのJT(東京都港区)本社広報部も「喫茶店やパチンコ店、ホテルなどで客層が違うので、一律の禁煙は反対。事業主の判断に任せるのがいい」と批判した。

<賛成派>
横浜市の小児科医で「禁煙、分煙活同を推進する神奈川会議」の藤原芳人理事(60)は、「罰則も当たり前」と県の方針に全面賛成。「受動喫煙は迷惑行為を超え、健康被害を与える加害行為。マナーに訴えるのは限界がある」と規制の必要性を訴える。NPO法人「日本禁煙学会」(東京都新宿区)の作田学理事長(60)も「日本では画期的な条例となるが、海外では当然」と賛同した。

《どのような分野でもそうだが何かものを言う度に、“海外では”が口に上る。なぜ海外の真似をすることが良い事と思えるのか。確たる自説を持っていないからだ。海外の事例を口にすることで権威づけしたいだけだ。一方、分煙措置がとられているところが増えていて、それ以上は必要のない場所もある。

すでに一家の大黒柱の地位を失ったお父さんたち、恋人の女性にかしずくだけの若者たち、家庭でもタバコをすう場所を失い、外に出てはなお肩身を狭く、と迫られる。弱きものよ汝の名は男なりだ。神奈川県の禁煙条例案は文字どおり通り弱いものいじめでしかない。愛煙家がんばれ!!。

それとも1度シンガポールが確か12年前からだったか、チューインガムを禁止したように、日本からタバコの栽培から販売、輸入を完全に禁止してみれば面白いと思うが。》

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2008年4月17日 (木)

入学金未納 生徒を隔離

毎日新聞4月16日の社説は、入学式に「生徒を隔離したのは間違いだ」と断定した。

《私はいささか見解が異なる。決して間違いではない、とする立場だ。規則(県条例)を規則と思わない親と、その親に育てられる子。この学校(千葉県立八千代西高校:大迫太校長)が取った処置こそ正しい。

そもそも幾つもある高校から、この学校の受検を志した時点で、入学案内には目を通していることだ(私の世代には、受検する学校は1校が常識だったから、案内など比較する必要もなかったし、現在のように便利な偏差値などという基準があることも知らなかった)。受検から合格して入学するまで、諸手続きについては事細かく案内されている。入学式当日までには学校にわが子を預ける親として、義務教育でもない高校へ行かせるに当っては、まっ先に入学金を準備して置く必要がある。当の本人たち(男1、女1)も、入学案内を読み、当日には持参することは熟知していたはずだ。それだけではない、実際の被害額の膨大な高校側は、保護者たちに事前の説明会を開いて支払い方法の便宜性まで話をしている。博打で負けたものに、「さー出せ!」と言っているのではない。

当今の世相は法や決まりを無視する親が氾濫している。幼くは保育料の未払い、踏み倒し。給食費の不払い、ただ食いなどをし、させることが普通の出来事になった。その額は積もり積もって総額30億円を超える。八千代西高校においても00年に授業料の滞納が始まり、年々増加を続け04年度にはおよそ600万円にまでなっていた。学校側が事前に対策をすることは自然の成りゆきであった。3月に開いた入学予定者の保護者たちに、入学金9万円の全額納付が難しい場合は分割が可能だから、事前に学校側に相談するように、とさえ説明している。

今回の2人の親たちは、話を聞く耳を持たないか、幼児期から小学、中学と未納、踏み倒しをしてきた経験でもあったのだろう。今の世は、何ごとも格差社会で生活が苦しい、と言えば見逃される傾向がある。子の方も、親を見て生きてきた。自分自身で物事を判断する能力を育てられず、その場限りの行き当たりばったりの世渡りできたようだ。15歳にもなってのほほんと入学式に顔を出す。そうはならないだろうが、18歳が大人にでもなれば、15歳は大人直前の年齢となる(15歳は戦時中は17乃至は16歳と数えられた年齢だ。男なら立派に軍人に志願してなれた年齢だ。自分なりの価値観を持ち、価値基準さえ備えてもいた)。入学式には提出しなければならない入学金について、15歳が忘れた、で済むわけがない。下らないヒューマニズムや人情論だけで「子どもに罪はない」では済まない。同情で問題は解決しない。

式参加を拒まれた男子生徒の保護者は「後で払う」と電話で答えたようだが、学校側は「滞納の可能性がある」と式参加を認めず、納付金全額が届けられた時には式は終わっていた、という。女の場合は保護者の相談であらかじめ分納を認められていたが、その納付金がなかったので式参加を認めなかった。金は夕方届けられたという。受検を決めた時にすでに入学金(授業料も)のことは守ることとしての諒解事項だ。貧しければ入学金だけでも納入できれば後は奨学金の道がある。私の戦時中の旧制中学入学については何度か触れた。貧乏人の大所帯(子ども7人目が生まれる直前の1族12人)、父に黙って受検し、母の口添えで入学はできたが授業料は家からは出ないことを承知していた。教師と相談して免除の道が開けた。授業料を払うこともなく学制改革で新制高校に移行、卒業することができた。中学生でもそれだけの判断は可能なことなのに、この2人、どのように高校進学を考えたのだろう。続いてはこのまま何となく大学へ行き、日本中に溢れる無気力な大学生の仲間となるのだろうか。入学金の準備が難しいとすれば、3年間必要な授業料は準備できるのか。入ってしまえばこの親たち、授業料は未納のまま逃げるつもりだったのか。

戦後、貧しい地方農村から、中学校を卒業して就職する子どもたちは『金の卵』と呼ばれ、東京や大阪を中心に復興期の日本経済を支えた。当時とちがい笛や太鼓で迎えてくれる企業はなく、中学卒で就職することは難しいが、高校に行かなくても引きこもり、ニートになることはない。努力して何らかの資格を取得する道は幾らでも開かれている。何も無理して高校など行くこともない。皆が行くから僕も行く、私も行く、では皆が持っているから私も、となる携帯と何ら違わない。》

近年の全国の給食費の未納問題など、払えない正当な理由がないのに「踏み倒し」同然に支払いを拒否したり、学校に食って掛かる保護者の問題が広く指摘されている。さらには、無理難題を浴びせる「モンスターペアレント」も教員を悩ませる。一方で所得や地域格差で経済的に疎外された家庭が増え、教育経費を負いきれないという例も多く指摘されるようになった。(社説で一々取り上げるまでもない常識的な問題点だ)

《いずれにしても、百歩譲って子どもに罪はないといっても、入学金を支払わなければ、入学式に参加できないのは至極当然のことで、社説の言う“間違い”とは言えない。子どもを楯にすれば何ごとも許されるがごとき人情論では、解決の糸口もない。》

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2008年4月15日 (火)

酒気帯びで電車に衝突 そして

1)酒飲みは期待を裏切らない。私が決してなくならないと言い切る飲酒運転事故、次から次に起してくれる。今度はど派手に電車に衝突だ。

15日午前5時50分ごろ、茨城県石岡市石岡のJR常磐線高浜—石岡間の地蔵前踏切(遮断機、警報機つき)で、同市南台2、造園業、梁田幹治(34)の乗用車が、土浦発水戸行き回送電車(10輌編成)の1輛目左側部に衝突した。乗用車に乗っていた梁田は頭に怪我した。常磐線は土浦—水戸間の上下線で約4時間運転を見合わせ、朝の通勤・通学の時間帯を直撃した。32本が運休、31本が最大3時間40分遅れ、2万9000人に影響が出た。

県警石岡署の調べでは、事故当時、遮断機は下がり、警報機も作動していたが、梁田は酒気帯びの状態で「(遮断機、警報機に)気づかなかった」と話しているという。過失往来危険と道交法違反の疑いもあるとみて事情を聴く方針だ。

《酒気帯びの梁田、早朝の事故だがこの種職人の常識なのだろうか。朝早い食事に一杯引っ掛けてのほろ酔い気分の現場へ急ぐ運転なのか、前日の仕事の打ち上げに度を過ごし酔いつぶれ、夜が白みはじめたので、酔い覚めやらぬ内の御自宅へのご帰還の途中だったのだろうか。

いすれにしても、警報機も鳴り、遮断機も下りていたというが、知覚を失った酔っ払いの目、酔っ払いの耳には見えず、そして聞こえなかったのだ。梁田は幸か不幸か頭の怪我で済んだようだ。交通機関への賠償がいかほどのものか知れないが、酔った上の事故だ。恐らく本人には事故の瞬間の記憶はないだろう。ということは、事故の恐ろしさの認識は全くないだろう。ハンドルを持たせれば、またおなじことを繰り返す。2度と運転が出来ないように処分してほしい。徹底した事故責任をとらせることだ。》

2)車つづきでもう一つ。事は鹿児島県加治木町のパチンコ店の駐車場。パチンコに夢中になり、日中の車内に1歳7カ月の男児を閉じ込め、蒸し殺しにした母親のこと。

14日午後4時ごろ、パチンコ店駐車場の乗用車内で「子どもが泡を吹き、青ざめている」と119番があった。男児は間もなく死亡。熱中症とみられ、鹿児島県警は一緒にいた母親(35)から詳しく事情を聴く方針。

県警や消防の調べでは、男児は鹿児島市の男性会社員(34)と、この母親の長男。救急隊員が駆けつけた際、屋根がない駐車場で、母親が長男を抱いて立っていたという。すでに長男は心配停止状態だった。

同店によると、店内には外部委託の無料託児所を設置しており、この日午後2時ごろ、母親も預けに訪れていた。しかし、定員(15人程度)がいっぱいだったため、断わったという。

鹿児島地方気象台によると、鹿児島市ではこの日、最高気温が23・7度(午後4時23分)まで上がった。

《後のまつりだが、なぜ、託児所に空きがないことが分かった時点で、パチンコをしないで帰ることができなかったのか。パチンコがバクチや酒や麻薬と同じではまり込んで抜けだせなくて身を滅ぼす人も多いと聞く。

早速、テレビ局のレポーターがデジタル温湿度計を持ち出して、実験をやっていた。外気温23度、車内に持ち込んだ温湿度計は15分で44度まで上昇して計測不能(デジタルの文字が読めなくなった)の安物計器であったことがばれたが、この子どもはおよそ2時間ほど閉じ込められたみられる。口から泡も吹こうというものだ。まだ南の地域の桜も終わったばかりの季節だ。今から車中に放置される子どもの熱中症の被害が出るようじゃ、この先、今年は恐ろしい惨状が待っているような予感がする。

‘健康に害あり’と明記されているタバコ、長年吸って健康を害したとして裁判を起し、数億の金をまき上げるアメリカと言う国、若しもの仮定だが、パチンコ店が断わったからやむを得ず車内において子どもは死んだ。死亡原因は子どもを預らなかったパチンコ店、お前だ! で訴えられればどうなるんだろう。

学校に難くせつけるなんとかペアレンツ、その親たちの理屈はこのようなものではないか。恐ろしい夏になりそうだ。

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2008年4月14日 (月)

出会い系で知り合って

毎日新聞(4/14)から要約
今月5日に発生した事件だが、警視庁捜査1課は13日、事件のあらましを公表した。

 《やっぱりか、との思いだ。男に誘われて、のこのこ待ち合わせの場所まで出かけて車に乗り込むなど、それも深夜11時に19歳の女性のすることか。親も親だ、門限もなく、深夜になるまで遊ばせるなど、監督不行届きの最たるものだ。最初から遊ぶ異性を求めている男なら、その時間に家に帰る様子もなく、車に乗り込む女性なら、格好の対象だろう。車に乗ってから騒いでも遅い、取り返しはつかない。それほどのことも気配りができないのだろうか。男には季節は違うが“飛んで火に入る夏の虫”だったろう。》

捜査1課は11日、東京都内青梅市長淵、無職、塩野直樹(26)を逮捕し、13日に公開捜査に踏み切った。

行方が分からないのは、江戸川区の無職、石田佳奈子さん(19)。11日に逮捕された塩野容疑者は「ドライブに行った山梨県内の峠道で休憩していたところ、急に暴れて車から逃げた」などど供述しているという。

6日午後0時半から同1時までの間、石田さんから家族に「見知らぬ男に連れ回されている。助けて」などと数回電話があり、父親からの届けを受けた警視庁が捜査。通話記録などから塩野容疑者が浮上した。11日の午前、捜査員が青梅市内の公園駐車場の車内で容疑者を発見。調べに対して容疑者は「奥多摩方面にドライブに行った。逃げた女性を捜したが見つからなかった」と供述している。

石田さんは塩野容疑者とは初対面とみられ、父親が警察に通報した6日午後1時以降、石田さんの携帯電話がつながらない状態だという。塩野容疑者は逮捕時に下着の中に覚醒剤を隠し持っており、覚醒剤取締法違反(所持)容疑で12日に現行犯逮捕された。

容疑者の車からは助手席の下に小水のあとがあり、石田さんが覚醒剤を投与されている心配もある。車から暴れて逃げ出したのも、覚醒剤のせいで錯乱状態に陥ったことも考えられる。石田さんの行方不明時に履いていたと思われるブーツが、その後、逃げ出したと言う山道から片方だけ発見されたという。

《携帯の出会い系サイトが問題視されたのは昨日今日のことではない。相も変らず繁華街をうろつく少女たちが後を絶たない。テレビで映し出されるのは渋谷や、新宿、銀座などだが、その数は想像もできない。そして、その多くが自称18歳だが、実は17歳、16歳までいる。彼女たちは携帯だけは所持していて「家には連絡はしておけば大丈夫」「友だちの家に泊まると連絡はしてある」その実は泊まるところも金もなく、殆どは男にたかって宿を漁るのが目的だ。「声を掛けられれば・・・」「心配じゃない?」「代償を求められたら?」、「その時はその時」と、売春は覚悟の上だ。聞いていて恐ろしくなる。

19歳にもなった石田さん自身も、彼女の両親もこんな情報は百も承知だったはずだ。覚醒剤さえなければ、のこのこと連れ立って、一晩のアバンチュールで楽しめたのだろうし、両親も「助けて」の連絡がなく、次の日にも娘が帰ってさえいればそれで良かったのだろう。放任が親の愛情と勘違いするのは今の日本の大方の親たちだ。

このような事件が出来(しゅったい)する度に、出会い系サイトの害が取り上げられる。そして、データとしてのn数を積み上げることになる。それで終わりだ。根本的な次の手を打たない。発生件数だけが膨大になっていく。

若年層(例えば18歳以下)の携帯電話所持及び使用禁止や、販売禁止などの法制化の必要性についても何度もブログで述べてきた。男に誘われて出掛けるのも自由、車に乗るのも自由、娘を放任するのも自由、だが自らが招いたと変らない、その自由の代償の大きさを知ることだ。私に同情の感情はない。》

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2008年4月13日 (日)

男性の育児休業 - 2 -

 ・男性の育児休業 07/04/30
 ・子育て(スウェーデンの)08/02/14

 これまで何度も書いてきた。日本で現在考えられているような男性の育児休業には賛成しかねる、というよりも反対だ。母親が仕事と育児の両方では大変だから、男性に少しは代わってみろ、と言っているようなものだからだ。育児という仕事はそのような、ちょいの間代わってできるほど生易しいものではない。

乳飲み子の育児は男性にはつとまらない。第1、父親の身体にはない母親の胸の乳房は何のためにあるのだろう。赤子が必要なくなるまでは赤子に授乳するためだ。哺乳壜では赤子にとって大事な母親の肌の温もりは伝わらない。離乳期も待たずに他人に育児を任せるのではなく、そのためにも私は企業内保育所の設置を義務付けるべきことを唱えているのだ。

上にあげたスェーデンの子育ての例でも、生後13カ月を育児休業で母親が育て、一般的に離乳期に入るころ、引き継いで父親は5カ月の育児休業をとっている。男性の育児休業が必要になるのはこのように、離乳期を過ぎる頃からだ。動物の生理に叶った育児方法だ。無闇矢鱈に男性の育児休業を叫んでみても、効果はない。

毎日新聞(4/5)から
 1日でも育休!?—。育休(育児休業)といえば長期のイメージが強いが、男性の間で1週間や10日程度の「ショート育休」が目立っている。中には1日だけのケースも。「男の育児」が市民権を得つつあるが、一方で、育児の女性依存も相変わらずだ。

《少なくとも日本では、太古の昔から育児は女性の仕事であった。それは動物の牝が子を育てるように、動物である人間の女性も当然のように女性の仕事であるとして、育児に専念した。21世紀の現在に至るまでには、第二次世界大戦で男が国内にいなくなった時には女性は男に代わって炭鉱内に潜って鶴嘴を振るう仕事までこなした。やがて復興を成し遂げた日本には贅沢と同時に、敗れてアメリカから与えられたものではあっても自由に物が言える民主主義が世の中を支配するようになった。『戦後強くなったのは靴下と女』と言われるように女性の発言が目立つようになった。

70年代になるとピンクヘル(ヘルメット)と呼ばれた女性の集団があった。本質的な女性であることを置き去りにして良妻賢母を否定し、男なんて何さ、が運動の核であったようなものだった。男を攻撃するだけで、女であることを否定するような集団はいずれは忘れ去られた。生活が安定してくると、華美を求める風潮が生まれてくる。より良いものを身につけるためには資金が必要になってくる。女性のモラールが低かったころには遊ぶため、身を飾るための収入を求めることが主目的だった。遊ぶためには生理休暇を有効に使う女性たちも数多くいたこともある時代だ。

短兵急とはいかなかったが、20〜21世紀になると女性の企業への躍進が目立ち、企業も女性を男性と同じ戦力として求め始めた。そこに家を空ける女性たちの育児が問題となってきた。託児所が、保育所が増え、働きやすくなった女性たちは続々と子どもを他人に預ける道を選びだした。施設が少ない、もっと、もっとと要求を始めた。それでもおさまらない女性たちは、次に来たのが『男も育児を手伝え』だ。

大勢の学者たち、識者たちが海外へ子育ての様子を探りに出かけた。スウェーデンでは、ドイツでは、フランスではこうだ、とレポートが飛び交った。彼、彼女たちが参考にする国々の国民が、どれほど高い税金を治めているかということには触れないで、上っ面のおいしいところだけを文字にしてきた。読者たちはまんまと引っ掛かって引用が始まる。同じような高率の税金(消費税、所得税など)を払う覚悟もなくてだ。

スウェーデンの場合、480日の育児休暇には所得の80%までが国の予算から支払われているが、消費税19・0%、所得税19・0%、その他18・4%という高率の税を納めているからだ。因に日本の税率はそれぞれ5・3%、8・5%、12・6%となっている。》

 厚生労働省によると、05年度の男性の育児取得率は0・5%。うち3カ月以上は1・5%で、1万人に0・75人。女性の取得率は72・3%で、3カ月以上は86・5%だった。

 通信教育大手のベネッセコーポレーション(本社.岡山市)は、仕事と育児の両立支援に取り組む「ファミリー・フレンドリー企業」(厚労省認定)の優良賞第1号だが、06年12月まで、男性の育児取得者はゼロだった。給与ダウン(現在50%)が原因の一つとみた同社は同月、育休期間の2週間を有給化し、初めて取得者が出た。計15人が取得したが、2〜3週間がほとんど。最長でも3カ月(1人)だった。

 育休取得者数がトップクラスとされる旭化成(本社・東京都)も06年1月に5日間を有給化し、06年度の男性取得者は前年度比3倍の236人に急増した。だが、平均期間は7日程度。最短は1日(約5%)だった。

《平均7日、これなんか、本人の身体の疲れを癒す骨休みでしかない。育児の世話をした子どもが生後何日か、何週間か、何カ月かレポートされていないため、男性は育児に何をしたのかも不明だ。5日間は有給ということは労働者の権利の休暇だ。何をしようと会社には関係のないことだ。ゴルフをしようと、釣りをしようと管理されることはない。子どもを放って温泉に行こうと構わない。スウェーデンが実施したように、2カ月、いやそれ以上の期間を認めるようでないと、男性の育児など無用だ。今は国民の祝日も増え、日・祭日は殆どの企業は休日になる。しかし戦後の復興期には日曜も祭日もなかった。それどころか大企業は別として、中小企業には有給休暇さえ取得できる状況にはなかった。私の有給休暇は退職するまで何十年も殆ど未消化だった。それでも子どもの沐浴も、おむつ(捨てれば済む紙ではない)の取り替えも風呂場の掃除も、トイレの掃除もやってきた。甘えの世代の現在の父親や母親たちに、それを求めるのは無理だ。》

育児支援に熱心な企業を国が認定する「くるみん制度」《ゲッ、なんという下らない命名だ》でも、壁をうかがわせる。

東京都の中堅建設会社は昨年1月、男性社員1人に2日間の育休を取得させ、くるみんマークの認定を受けたが、その後はゼロ。マークを取るのに日数規定はない。企業側にはイメージアップへの思惑が強く、取得した男性(32)は「自分の代わりはおらず、長期取得は無理」と話す。

育休は92年の育児休業法(現在は育児・介護休業法)で男女とも制度化された。日数の規定はないが、取得は子ども1人に1回。代替要員確保などのため申請は開始1カ月前と定められ、長期取得が前提になっている。

政府は、男性の育休取得率(05年度0・5%)を14年度までに10%に引き上げることを目標に掲げるが、実現の見通しは薄い。

人事院の2月の調査で、育休を取得しなかった国家公務員の男性にその理由を聞いたところ、
 ▽他人の迷惑になる ・・・ 52・6%
 ▽収入が減る ・・・・・・ 47・0%
 ▽代替要員がいない ・・・ 17・5%

育休中は、雇用保険から基本給付金などが支給されるが、額は休業前の月給の50%(07年3月30日以前の職場復帰は40%)。「収入の壁」も育休を阻む要因になっている。

第一生命経済研究所の松田茂樹主任研究員は「現行制度は1人の子どもに育休が1回しか取得できず融通生に欠ける。分割取得を可能にするなど、もっと使いやすい制度にすべきだ」と指摘する。

《松田氏は会社勤めをしたことはないのだろう。ちょこちょこ休暇を取られては、企業の仕事は滞る。代替要員を潤沢に抱えるほど経営に余裕があれば別だが、上のアンケートにもある。小さい頃から他人様に迷惑を掛けないように、とは日本人ならどこの家庭でも親は口にするだろう。それに、上司は「やる気があるのか!」の一喝だ。男性の育児休業を本気で考えるなら、国も制度として、上司も口出しできない長期間の取得が可能になるように支援する体制を早急に整えるべきだ。必要なら隠し財源や無用の道路財源から何兆円でも回せばよい。企業は有給休暇を振り当てるなどの姑息な方法ではなく、そして、育休が仕事に疲れた身体を癒すための休暇ではないことを明確にすることだ。》

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2008年4月12日 (土)

哀れなるもの その名は「男」

毎日新聞(4/9)から
特集ワイド『定年後 暇持て余し 妻に付きまとい「ワシも族」予防』なる記事がある。
イラストが、テレビの前に寝そべっていた男が、妻の出かける姿を見て、「おー、ワシもいくぞ」と声を掛けられた妻の顔が迷惑気に苦渋で歪んでいる。友だちとの飲食い(イラストではそのように描かれている)の邪魔をされたからだ。

夫の発した「ワシも行くぞ」が『ワシも族』と呼ばれるものらしい。これも聞いてみないと理解できない「ケー・ワイ」言葉からの拝借なのだろう。

4月は始まりの季節。定年退職した夫とその妻も、新たな人生のスタートだ。でも、もしも夫が「恐怖のワシも族」になってしまったらどうする? ワシも対策を、大阪大大学院医学系研究科保健学準教授、石蔵文信に聞いた。

(要約)《内は私見》
石蔵の専門は循環器内科。男性患者の性機能の研究をきっかけに、一般病院で男性更年期外来を手掛けるようになった、異色の医師といわれている。
「ワシも族って、僕が考えたんじゃないよ。どこかで見聞きしたのをパクって、講議なんかで使っている。『亭主元気で留守がいい』『ぬれ落ち葉』ほど知られていないから、受けがいい。でも、女性が使ったら差別的かな? 男性は苦笑い、女性は大笑いですよ」とおっしゃる。

ワシも族は、妻がどこに行くにも「ワシも」と付きまとうことからこの名がついたらしい。

《幸いにして、私はこのような言葉があることを知らなかった。それに55歳まで、61歳までと2度の会社勤めを終えてから、もう15年以上になるが、私は「ワシも行く」は口にしたことがない。若い頃からの計画を一つ、一つ果していく歓びを抱えていたからだ。敗戦後学んだ西洋史、そこにあったパルテノンの写真、必ず自分の足でその地に立つことを夢見て、がむしゃらに働き続けた。50歳になった時、現地で困らないように現代ギリシャ語を学ぶために語学学校に通った。現在のように大学を卒業したからとて、お遊びで海外に行くことを考えられるほど親たちは子どもを甘やかす世の中ではなかった。

また、イラストにあるように、夫の働いている間に暇を持て余して友だちやご近所と飲み食いするような妻はいなかった。いまでこそ月の残業100時間が問題視されているが、昭和一桁の労働者たちには100時間残業など当たり前のことだった。前にも書いたが、それでも私は、定年退職するまで残業代など貰ったことがない。それほど私たちの世代は戦後の復興に汗を流した。

我が家では結婚以来「ワシも行く」は逆に妻の「ワタシも行く」が殆どだ。ブログに載せている海外旅行にはユングフラウ以外はすべて妻同伴だ。海外旅行が1段落した現在、お互いに若い頃「歩け、歩け」運動で鍛えられた健脚も、多少の衰えがきて、妻は2、3年前までは1人で登っていた高尾山にも去年は行かなかったようで、買い物にも、「ワタシも行く」は「ワタシを連れていって」が多くなった》。

石蔵が出会ったワシも族は、例えば、妻が外から帰ると、真っ暗な部屋で黙って座ったまま。電気さえつけず、お茶も飲まない。中にはカップ麺を作れなかったり、コンビニに買い物にも行けなかったりするケースもあるという。

《今時の妻は友人とのお茶や、外出で家を留守にする時、食事の支度はしてやらないのか。どんなに簡単なものでもいいじゃないか、何か一こと言ってやれば、前の日から分かっていることなら、「ああしてね、こうしてね」を言って置けば獄房のような思いをさせないでも済むことだろう。我が家ではお互いに出かける時には凡その帰宅時間は知らせるし、妻は食事の準備くらいはしてから出かける。私の若い頃は、アルバイトをしないで大学に通えるのは余ほど恵まれた家庭の子弟だった。そのため、毎日の食事は自分で拵えていた。今のように外食産業などなかった。大抵の料理は自分でできる。妻の寝込んだ時にはお粥や簡単な惣菜くらいは作って食べさせる。常々男が調理場に入ることを嫌う世代だ。初めて作って食べさせた時には驚きと感謝、感謝だった。》

そうは言っても、日ごろから行動を監視されては。心も身体も自由がきかない。やがて夫の顔を見て吐き気を催し、声や足音だけで動悸、耳鳴りが起きる妻も出てくる。「妻の夫在宅症候群」と呼ばれる現象だ。「元来、ストレスには強いはずの女性をまいらせるワシも族は、よっぽどのストレス源です」それには「夫が妻を下に見ているからです。会社での上下関係を、そのまま家に持ち込んだようなもの。たまの休日だけでなく、定年後はそれが毎日だから、妻もたまりませんよ」(中略)だが、長年会社に忠誠を誓ってきた企業戦士が、退職した途端にワシも族の烙印を押されるのも、不憫ではないか。

「団塊の世代は、高度成長のイケイケドンドンのころ、働け、働けと社会から押し込まれた。『土日は休みます』なんて言おうものなら『何考えてんねん』で終わりだった。とはいえ、みんながワシも族にはならない。個人の資質も大きいですよ」という。

石蔵氏の監修による「ワシも族」度チェック表がある。
 □近所で人当たりがよいが、家では無口だ
 □夫が家事をするのは「手伝い」だと思う
 □妻の予定や行動をよくチェックしている
 □妻にはつい、つらく当ってしまう
 □妻の家事に、手は出さないけど口は出す
 □妻のお出かけにはよくついていく
 □妻子を養ってきたとの自負がある
チェック数
 3個以下=とりあえずは大丈夫?
 4〜5個=ワシも族の素質、十分です
 6個以上=要注意! 見捨てられるかも

《ご近所とのおつき合いなど妻に任せっきりの仕事人間がご近所と付き合えないのは当然のこと。たまの休日は骨休めで子どもと遊んでやることもできなかった。ご近所の顔さえ知らないできた数十年ということだってある。その中を取り持ってやるのが妻の役目ではないのだろうか。そういうわけで、上の7項目の最初の問いは、私はご近所にも人見知りしているし、我が家でも口数は決して多くない。》

石蔵は言う、世の奥様方がこれ以上苦しまないために、ワシも族が妻に捨てられないためには、どうしたらよいのか。「方法は二つ。一つは夫が自立する、もう一つは妻よりも早く旅立つことです。寿命を気にせず、好きなものをいくらでも飲み食いすればいい」と冗談めかして言う。

《定年退職した夫がしがらみから解放されるのは、寿命が終わる時なのか。平成19年、日本人の平均寿命は男性79・00歳、女性85・81歳。放っておいても同年齢夫婦の場合、女性は慌てて別れることはない、生涯の最後は7年間近く、1人になることができる。07年、厚生年金の分割制度がスタートした。さぞかし離婚が増えるかと思いきや、差ほどお得でないことがはっきりすると、鳴りを潜(ひそ)めた。その程度のことなんだ。世の奥様方はそれほど苦しんではいない。厚生年金と旦那を天秤に掛けていただけなんだ。「愛情の有る無しで別れるなら、とっくの昔に別れていますよ」とは妻の側だけの内心ではないだろう。悪いイメージは雪だるまのように膨らんでいく。》

「夫婦は空気みたいな間柄がいい。いても気にならない、という意味で。長年連れ添った夫婦が、ワシも族と呼んだり呼ばれたり。そんな遣る瀬ない関係はできればご免こうむりたい。家庭には会社と違って、定年などないのだから」と結んでいる。
 


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2008年4月11日 (金)

流行 フリルブーム

毎日新聞(4/10)から
ファッションはいつの時代も、世相や人々の気分を映し出す「鏡」という。共立女子大学大学院家政学研究修士課程終了。同短大生活科学科専任講師・渡辺明日香が東京の最新ストリートファッションを分析している。

《女史の分析に移る前に、先ず目に飛び込んできたカラーのスナップ写真がある。昭和一桁にはこのファッション、人間どこまで汚らしく飾り立てられるものかのサンプルのような女性の姿に驚く。写真のタイトルは『ヒラヒラ 自由に七変化』。だがもっと驚いたのは渡辺女史の写真につけたコメントということになる。女史の曰く、「左右非対称の個性的なフリルを着こなす理美容専門学校生(18)。ハンドメードのフリルスカートは、ネットオークションでみつけたという。カットソーや靴下もフリル付き。ウサギの耳付き帽子は手作り」とある。まるで着ている女性も、それを見る女史の側にも美的センスのないことが個性であるような表現だ。新しいファッションは常に古い価値観を覆すところから始まるのは分かる。しかし、余りにも見窄らしい姿格好だ。丁度橋の下や川辺の段ボール小屋で雨露を凌ぎ、ファミレスの残飯を漁って生活する人たちと変らない。ボロボロのレースの上着に幼稚園児のようなフリルだらだら、片脚の膝っ小僧は破れて丸出し、何カ所もほころびたストッキングを履き、片脚は足首、片脚は膝下に不似合いのフリルだ。破れた靴下はただのジーパンの物真似でしかない。いずれにしても軽佻浮薄としか言いようはない。

そのくせ、顔だけは普通に化粧して、普通に靴を履いている。いっそ、靴や顔の化粧も左右非対称なら万全だったろうに。》

女史の曰く、「レースフリルつきのショルダーバッグや靴下、ヘアバンドなど、フリルグッズも広まる一方。かっちりしたトレンチコートやスポーティーなパーカーにまでフリルがのぞいていたりする。眺めていると『なんでもフリル化現象だな』と思う」と。続いて,「こうしたフリルファッションの担い手は、高校生や若いOL風の女性が中心だった。しかし最近は、キャリア女性やミセス層にも広がっている」。

「いや、女性のみではない。男性のフリル姿もちらほら。中性的で細身の美容師風の男の子がフリルシャツにジーンズを合わせていたりすると、女性以上に似合っていて、つい感心してしまう。フリルたっぷりのシャツを胸をはだけて着ている茶髪のホスト系の男性には、ワイルドでかつ甘い魅力が漂う」とおっしゃっている。

《少なくとも、テレビでよく見掛けるホストに男性的な魅力を備えている人間を見たことがない。段ボール生活の仲間のような見るからに不潔そのものの髪、中性風なきざな物腰、中年女性はこのような男性を魅力的と感じるのか。どこにワイルドと表現可能な要素を備えているのだろう。》

《他にも4人の女性のカラースナップが載っているが、大同小異でどれもこれもトータルコーディネートのセンスが全く不足している。何でもかんでも身に纏えば良い、というものではない。自分自身の体型、顔かたち、背丈など全体的なプロポーションが分かっていない。フリルがはやっているからってどんなものでもフリルさえついていれば良いというわけではないだろう。》

渡辺女史は続ける「現在のブームのルーツを辿ると、原宿を中心に90年代後半から目にするようになった“ゴスロリ”(ゴシック・ロリータ)ファッションの影響が大きい」。「フリルをふんだんに使ったゴスロリ好きな若者たち。さらに名古屋発のゴージャスな“名古屋嬢”や最近話題の“姫系”ファッションと、フリルはエスカレートする一方だ」。

「フリルは元々、中世ヨーロッパの王侯貴族の間で発達したもの。襟や袖口にあしらうのが好まれ、女性、男性を問わず、身分の高い人が用いた。当時の手の込んだレースは、なんと宝石と同じ価値の貴重品。フリルは贅沢さの象徴だったのだ」。

《そう言いたいのは分かる。しかし、中世の男女貴族たちがフリルを身にまとっている姿には清潔な一糸乱れない気品がある。勿論残された絵画で推し量るより仕方ないが、今、東京の街を歩いているという写真の女性たちには、汚らしさだけで微塵も清潔さはない。ここでフリルの発祥を説いて聞かせるのは墓穴を掘るようなものだ。》

ここで渡辺女史はふんぞり返る。フリル=可愛らしい女性のもの、というイメージがあるが、「フリルの持つこの甘いイメージにだまされてはいけません! 女性らしい人のみがフリルを身につけていると思ったら大間違い。案外、ちょっと元気の良い女の子たちの方が、積極的に取り入れていたりする。本当は男の子なんか簡単にやり込められるくらい強いのだけれど」、「男性並み(以上?)に働き、自分らしさを求めて社会でバリバリ活躍する女性たちが、フリルでカムフラージュをはかっているのかも。そう考えると、女性のパワーが高まっているからこそ、ブームになっているのかもしれない」と。

《たぶん、渡辺女史、ご自分が全身をフリルで飾り立て、男になんか負けるか! と意気込んだ刺々しい生活をしていらっしゃるのでしょう。奇しくも最後のお話はご自分の告白となったように受け取れる。

ファッションショウが人に見せるためのものであるように、歩道を闊歩する女性たちも、自分が楽しむと同時に、他人(ひと)に見せるためのものでもあるだろう。そうであれば、人が汚らしいと感じるようなものは只の独りよがりに過ぎないもの、“私はフリルなんか必要ないわ”、と自分のスタイルで身を包むことが最大の個性だと思える。女史の言う女らしい茶髪の男のフリル姿など私は見たくもない。》

参照 流行 スパッツ 06/11/

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2008年4月10日 (木)

飲酒運転事故 6カ月のまとめ

飲酒運転事故が後を絶たない。02年4月に改正道交法が施行されたから6カ月を経過して、罰則強化が抑止効果をあげているといわれるが、テレビや新聞紙上には事故の報道がしばしば取り上げられている。昨年9月には、「酒類提供罪」や「同乗罪」などを盛り込んだ改正道交法が施行されたのだが。

2月には東京都議会議員、民主党の柿沢未途が事故を起し議員辞職、離党を、また、昨年4月に代表取締役社長に就任したばかりのJ2水戸の宮田裕司社長が、昨年8月の飲酒運転がばれ、3月31日付けで辞任するなど、飲酒運転に関する記事はいつまでも絶えることがない。

毎日新聞(4/10)から
警視庁は10日、飲酒運転や轢き逃げ(救護義務違反)などを厳罰化した昨年9月の改正道路交通法施行から6カ月間(昨年9月19日〜今年3月18日)の取り締り状況を、まとめた。

飲酒運転事故は3119件(前年同月比22・5%減)、飲酒死亡事故は172件(同14・4%減)でいずれも減少した。一方、警察の取り締りで逮捕、書類送検されたのは、
 酒よい運転 ・・・・・ 501件(同27・6%減)
 酒気帯び運転 ・  2万7611件(同37・2%減)
 飲酒検知拒否 ・・・・ 142件(同30・7%減)

道交法改正で新たに設けられた飲酒運転者への車輌、酒類提供、同乗の要求・依頼も計613件に上った。道庁は「道交法厳罰化が世間に知られ、効果は持続している」と評価している。

《自画自賛気味だが、酒飲みが皆、厳罰にそんなに怖じ気づくほど気弱くはない。前年同期と比べても、8割に近い人間が厳罰化など恐れずに酒を喰らって運転して事故まで起しているのだ。また、取締りにかかり、検知拒否をするなど、反抗的な態度をとるものがいることを考えれば、まだまだ取締りは生温いと言わねばならないだろう。

確かに、年間でも全国の交通事故死者は、過去十数年減少を続けてきており、ピーク時の1970年の1万6765人から昨年は5744人に減った。しかし、これは事故から24時間以内に死亡した人の統計で、30日以内の死者は年約7000人に上っている。また、昨年の交通事故負傷者は103万4514人で、9年連続で100万人を超えている実態がある。酒が売られている以上、飲酒運転がなくなることはないだろう。》

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2008年4月 8日 (火)

「離婚時年金分割」その後

本論に入る前に。
1)昨日、朝刊を眺めていて理解できない大きな2文字が目に飛び込んできた。『学テ巡り沸く議論 教委の独立性に波及』。さて、「学テ」なる言葉が分からない、小さな活字を拾ってそれが、22日に実施する全国学力・学習状況調査「全国学力テスト」を指す省略の言葉と分かった。

紙面の制約はあるのだろうが、いきなり「学テ」では不親切ではないだろうか。これでは中、高生のケー・ワイ並みの聞いてみないと分からない言葉と同じだ。それともすでに市民権のある省略語でこちらが時代遅れのボンクラなんだろうか。

2)チャールトン・ヘストン死す(5日)
・06年10月、銃社会の民主主義に書いた。西部開拓時代の未開の地アメリカの化石のような男、ヘストン。未だにアメリカにはインディアン(時代は先住民と呼ぶが)が襲撃を繰り返し、銃がないと生きて行けない世の中と思い込んでいたようだ。銃規制に反対し、全米ライフル協会の首領として「銃を持つ権利」を主張し続けた。

【閑話休題】
毎日新聞(4/8)から 以下要約
離婚時の厚生年金分割がスタートして1年が経過した。この4月からは、さらに夫婦間の協議なしに自動的に年金を分割する制度もスタートした。昨春の制度開始前は、制度を待って離婚を先延ばししている人もいる、などと注目されたが、07年の離婚件数は結局、前年を下回る見通しだ。

《内心離婚の手みやげにとわくわくしながら大金が転がり込むと当て込んでいた女たち、年金の見込み額は思ったより少なく、思惑が外れて肩すかしを喰らった結果になった。これでは将来、年金だけで生活することはとても無理なことが分かった昨年だった。分割の対象になるのは厚生年金(報酬比例部分)で、結婚していた期間に対応するため、結婚期間が長いほど額は増えることになる。メディアも大量離婚を読んだようだが、本来が打算の働く女たちだ、不利になることが分かっての行動は取らない。離婚増加の傾向はみられず、25万8876件で、前年同期(08年1〜12月:26万1351件)比0・9%の減少だった。それでも現実には数多くの離婚が発生しているのは、よほど働き疲れて草臥れた姿の男に魅力をなくし、同じような己が身を顧みず、夢よ再びを追いかけたかったからだろう。》

さて、4月からの制度で自動分割の対象は専業主婦(第3号被保険者)。夫がサラリーマンの専業主婦が離婚する場合、4月1日以降に専業主婦だった期間については、請求すれば、夫の厚生年金(報酬比例部分)の半分が自動的に妻に分割される。昨年4月に始まった分割制度と違い、夫婦の話し合いは必要ない。なお、この間ずっと夫婦共稼ぎの場合は、対象にはならない。

分割には夫の同意は不要で、一方的な請求によって半分を受け取れるため、妻側に非常に有利なように見えるが、自動分割の対象はあくまでも、制度導入後の期間に限定されていることに注意が必要だ。専業主婦の期間が長い熟年世代でも、例えば今年10月に離婚したら、対象期間は6か月程度しかなく、期間全体からみればごくわずかだ。また、新しい制度がスタートした今年4月以前については、これまでどおり夫婦の話し合いで分割の割合を決めることになる。

分割後の年金見込み額などが分かる情報請求件数は毎月2000件程度ある。しかし、実際に提出された年金分割請求は昨年10月の1012件が最高で、それ以外の月は1000件を下回った。

離婚を専門に手がける行政書士の露木幸彦さん(神奈川県)は、昨年4月からの1年間で、公正証書を作成したのが81組。うち、分割を盛り込んだのは29組で、妻の年齢でみると、50代の夫婦では多くが離婚分割を利用し、分割割合はすべて上限の2分の1だった。「分割制度があるなら利用しようという程度のケースが多く、年金分割が離婚の決定要因にはなっていない。そもそも仕組みを知らない人がほとんど」だと言う。

ただ、注意しなければいけないのは、分割を請求することで、子どもの養育費や慰謝料、財産分与などの他の条件が覆されることがあることだ。露木さんは「年金分割を勧めるのは、相手に離婚原因があるが慰謝料を払う収入がなく、分与する財産もない場合。何も取れない時の最終手段です」と説明している。

また、「妻も夫も知っておきたい熟年離婚と年金分割」(総合法令)の著者で、行政書士の柴田崇裕さん(鳥取県)も「『待ってました』と離婚に踏み切る人が増えるかと思っていたが、ふたを開けてみるとそれほど多くはなかった」と同じ評価だが、「『分割制度のおかげで安心だ』という人もいた」と話す。それでも、妻が受け取れる年金は思ったほど多くはない。「熟年離婚は、年金など入って来る収入は変わらないのに、一つの世帯が二分されることでコスト高になる。それで生活が成り立つのか、よく考えてほしい」と語った。

《制度ができる度に仕組みを理解するるまでに時間がかかる。昨年の場合もそうだ、分割だ分割だと騒いだ結果は肩すかしとなった。今度の制度もよくよく理解してから離婚は行動することだ。例えば年金加入期間40年(厚生年金?報酬比例部分?が月12万円として)の夫との結婚で、30年専業主婦をやっていて3年先に離婚した場合,4分の3の9万円が分割の対象となる。しかし、この9万円がすべて自動分割の対象ではない。婚姻関係のあった30年のうち、自動分割開始後は3年なので、30年分の3年で10分の1の9000円。自動分割は2分の1で4500円が妻の受け取る金額となる。制度スタート以前の27年分の8万1000円が話し合いの対象となり、上限は50%で妻の取り分は最高で4万5000円だが、40%なら、30%なら、さて、あなたならどうする?》

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2008年4月 7日 (月)

タングステンランプと蛍光ランプ

毎日新聞の3月8日の「発信箱」に載った記事だが、そのうち書こうと思った切り抜きがある。解説室の青野由利が書いたものだが、「白熱灯」とある。

<要約>
彼女が一昔前の滞米中に聞いた話として紹介しているが、『夜、窓から蛍光灯の光が漏れていたら、それは日本人か中国人の家だ』と云われていたという。

欧米人が蛍光灯を使うのは主にオフィスで、家庭では温かみがあるということで白熱灯を使用するが、それも間接照明を好んでいる。その方が「文化的」というニュアンスがあったように思う、と書いている。

《わが家で蛍光灯は3灯だけ、他にある12カ所の光はすべてタングステンランプだ。理由はタングステンの柔らかい光を好むからだ。アナログ時代の人間には、真空管アンプが灯す明かりは何よりも安らぐ憩いの時間をもたらしてくれた(真空管の劣化が激しく現在休眠中)。壁の照明や天井のシャンデリアには照度の調節をつけ、気分によって明るさを変え、ゆっくりとスピーカーから流れる音楽を聴いて頭を休める。蛍光灯では味わえない至福を味わう。

湯舟に浸かり、天上のタングステン光のグローブをぼんやりと眺める。夜、帰宅すると玄関のタングステン光が優しく迎えてくれる。階段の光は柔らかく足元を照らして‘注意をしなさいよ’と呼び掛けてくれる。》

ところがである、
青野は続ける。日本電球工業会の調査によると日本の蛍光灯の割合は照明全体の6割強を占め、欧米の2割に比べると遥かに多い。それで欧米の文化度は高いと云われても困るが、確かに間接照明の良さはある。だから白熱灯は彼女の住まいでも結構使ってきた、と。

しかし、好き嫌いではなくなってきた。白熱灯は蛍光灯に比べ電力消費量が大きい。温暖化防止にとっては厄介なものとなった。欧州では、英国に加え、フランスでも白熱灯廃止の方向性を打ち出している。米国からも同様の声が上がっているという。

温暖化対策とは、省エネや自然エネルギー開発を求めるだけではない。ライフスタイルあもちろん、文化の転換まで迫るのだと思い知らされる。欧州の夜の景観が変っていくのかと思うと、化石燃料を急速に消費してきたしっぺ返しを感じる、と書き、振返って白熱灯の発明が、エジソンが探し求めた長寿命フィラメントを、京都の竹に行き着いた歴史を思い、消費電力が蛍光灯よりも少ない発光ダイオードも日本の貢献が大きいことを重ね合わせる。そして、その技術力で照明文化も保つことはできないか、事務所の眩しい蛍光灯の下で、ふと考える、と結んでいる。

この記事のあとおよそ1カ月経った4月6日、経済産業相が白熱電球をやめて蛍光ランプに入れ替える目標を打ち出した。
 甘利明経済産業相は5日、地球温暖化防止策の一環として、家庭などで使用される白熱電球を2012年までにすべて、電力消費量の少ない蛍光ランプに入れ替える目標を打ち出した。強制力はなく、国民に広く理解を求めるとともに、産業界に蛍光ランプの性能向上を要請するという。

北海道・洞爺湖で開かれた「地球温暖化問題に関する懇談会」で表明した。

蛍光ランプの消費電力は白熱電球の5分の1程度で、すべて入れ替わることで相当量の温室効果ガスの排出削減につながるという。

《強制力はないということだが、4年ほどで量販店の店頭からも白熱灯が姿を消しいていくことになれば、我が家も考えなくてはならない。しかし、普通の青白い蛍光灯のチカチカは目に悪く好きできない。第一に食べ物が不味く見える。赤いものは黒っぽくなり、赤み魚の刺身など腐ったように見える。今では棒状以外に白熱電球型の蛍光灯もあって、ソケットを取り替えなくても入れ替えは可能だが、交換用のタングステン灯も幾つか用意してある。暖かい赤い明かりに未練もある。

太陽光下で見るのと同じ、色温度を5000ケルビンに設定した色評価用の蛍光灯はあるが、1灯当たり白熱灯の十数倍の値段差がある(長時間耐用の利点はあるが)。しかし、地球規模の温暖化対策には好むと好まざるに拘わらず、蚊の涙ほども影響のないことだけれど、1灯づつでも取り替えていくことにしよう。》

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2008年4月 6日 (日)

ニュースあれこれ - 2 -

年度末になる3月は、前年のまとめ記事が幾つか目についた。
1)毎日新聞22日の記事。『総人口 初の「自然減」』
 総務省は21日、国勢調査を基にした昨年10月1日現在の推計人口を発表した。総人口は1億2777万1000人で、外国人の入国が増えたため、前年同月比1000人増となった。しかし、外国人を含めた出生児数は死亡者数を2000人下回り、統計を開始した1950年以来初めて「自然減」となった。

日本人人口は1億2608万5000人(男6151万1000人、女6457万4000人)で前年同期を6万9000人(男5万7000人、女1万2000人)下回り、3年連続の減少。出生児数から死亡者数を引いた自然増減は、06年にゼロとなり、昨年初の減少に転じた。65歳以上の老年人口は86万人増の2746万4000人で、全人口に占める割合も21・5%と過去最高となった。

《総人口における男女別では、女性が約306万人多くなっているが、女性の長寿が高年齢層で数字を大きくしていることがある。出生率を左右する年齢層では男性が女性を大きく上回る状態が続いている。また、高齢者の占める割合も21・5%と過去最高となっていて、今年4月1日から始まった後期高齢者医療制度の導入で、長い間働いてきた老人に、早く成仏する方が幸せなのか、とさえ思わせる厳しい思いをさせることになった。》

2)29日『学校のいじめ過去最高に』
 法務省は28日、全国の法務局などが07年中に扱った人権侵犯事件をまとめた。受理した2万1506件(前年比0・8%増)のうち学校でのいじめに関するものが2152件を占め、過去最高だった前年の973件を大幅に上回った。

人権擁護局によると、いじめが増えたのは07年2月に専用相談電話「子どもの人権110番」をフリーダイヤル化するなど、いじめ問題の実態把握に努めたからだという。ほかに増加傾向だったのは、インターネット上の名誉毀損418件(同48・2%増)、児童虐待600件(同12・4%増)など。

事件発生に伴い、各法務局がとった救済措置の具体的事例は
 ♦福岡県筑前町の中2男子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、当時の校長や1年時の担任に反省を促した(説示など)
 ♦奈良県の医師宅で起きた放火殺人事件の加害少年の供述調書とされるものを引用し出版したとして、発行元の講談社と著者に対し、関係者への謝罪を求めた(勧告)など。

《データだけは豊富になって行くが、いじめに対する対策はとんと進まず、増えた、また増えたが続く。いじめの根本的なものが何も見えていないからだ。その根本的なものが子どもを育てる家庭環境にあることを顧みない。表に現れる事件や数だけを拾い上げるにすぎないからだ。現在の日本には子どもが成長するにつれてはぐくまれる善悪の判断、友情や尊厳、人間関係で大切な喜怒哀楽などの情操面を育てる「家庭」がない。

働くことこそ善、とばかり父も母も家を空け、子どもの幼児教育は保育所や学校任せにする。箸の持ち方、挨拶の仕方など、本来親の責任で身につけさせるべきことまで他人任せだ。保護者としての責任は放棄し、保育料は未払い、学校には好き勝手を求める。このような親に育てられた子が、まともに社会生活や集団生活を送ることができないのは当然のことだ。

保護者たちが家庭を見直し、家庭教育の大切さに目覚めない限り、これからも、何も解決しないまま、どんどん増加するいじめのデータだけが嵩んでいくことだろう。》

3)29日『女性労働者が最多に』
 厚生労働省は28日、女性労働の実態をまとめた「07年版働く女性の実情」を公表した。女性労働者は約2297万人(前年比0・9%増)と過去最多になったが一方で、雇用形態では「正社員・従業員」の比率が46・5%となり、女性の非正規労働者での雇用が増えている状況が浮き彫りになった。

働いている人と仕事を探している人の合計の労働力人口は、女性で4年連続増加の2763万人(前年比0・1%増)となり、労働力人口総数に占める女性の割合は41・4%(昨年同)だった。

女性の雇用形態比較では「正社員・従業員」の比率の推移
  85年   67・9%
  97年   58・2%
  07年   46・5% と徐々に減少し、
 代わってパートが
  85年   23・5%
  07年   33・1% と増加。
 派遣労働者や契約・嘱託で働く「その他」も
  85年    3・5%(派遣労働者を除く)
  07年   12・8% へと急増した。

男性も同様の傾向が見られるが、女性の方が下がり方が大きかった。

《パート法が改正され、今月から施行された。昨年のパートは1346万人と過去最高に達した。全雇用労働者の4人に1人がパートという実態だ。改正法は、仕事の内容や責任、人事異動の有無など正社員と変らず、かつ期限の定めがない雇用に等しいパートの場合、賃金や福利厚生の面で正社員との差別を一切禁じることを企業に義務づけた。

ただ、差別禁止義務の対象となるパートはわずか5%に過ぎないといわれる。労働時間が正社員と変らない「疑似パート」と呼ばれる人たちは法の対象外であるのも問題だ。

企業側がとる正社員への転換制度も、パートから数年間の嘱託社員を経なければ採用試験を受けられない仕組みにしたり、形式的に正社員採用の掲示を車内に張ったりしただけのところもある。

改正法が実際に格差是正にどのくらい役立っているか、厚生労働省は定期的にしっかり検証するべきだ。そして、同一労働には同一の賃金支給が実現するよう、必要に応じて再改正も検討することが望まれる》。(4/6日、社説から)

その他(4/2)から
 ♢最初のニュースが耳に入ってから、気になっていたオーストラリアの薬殺予定だったカンガルー。どうやら今のところ生き延びた気配のようだ。だが、いつ始末されることになるか分かったものではない。

オーストラリアの首都キャンベラ郊外の軍用地で野性のカンガルー約400匹を駆除する計画について、同国国防省は3月31日、カンガルーの別の土地への移送などを検討するため、駆除実施を見合わせると発表した。カンガルーの過剰繁殖が絶滅の危機にある他の生物に悪影響を与えているとして駆除計画を進めていたが、内外の動物保護団体が反対運動を展開していた。保護団体が「日本の捕鯨に反対し、一方でカンガルーを殺すのは偽善だ」などと批判していることも苦慮したとみられる。

国防省は「首都特別地域政府に対し、試験的なカンガルー移送への認可を求めた。承認されるまでの間、駆除は保留される」とした。

計画ではカンガルーをおとなしくさせるための薬が付いた矢を撃った後、薬剤で苦痛を与えずに殺す予定だったという。軍用地周辺で抗議行動を続けていた一部の動物保護団体は駆除を実力で阻止する姿勢を示していた。

《捕鯨反対の急先鋒の国、カンガルーが増えたからって殺すことを考えた第1報を聞いて、我が耳を疑った。個体の大きさは比べようもないが、命の大きさには変わりはない。カンガルー400匹の命は鯨400頭の命と同じだ、命に軽重はない。カンガルーを殺してよいのなら、鯨を殺すことも許される。

だいたいが、牛や豚、その他の動物を殺して食し、靴を履き、カバンを下げ、ジャンパーにし、て生きていることを何と心得ているのだろう。何度も問いかけてきたことだが、動物愛護を叫ぶ連中には、肉に舌鼓をうち、ぬくぬくと羽織るジャンパーや毛皮を身につける生活をどのように理解しているのだろう。》

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2008年4月 4日 (金)

麻酔医相次いで退職

カロライナ・ジャスミン   /   鈴蘭水仙
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 退職を聞いてもなにも驚かない、これも現代人の打算の結果だ。世界中のブランドが集まる日本という国で、中流の生活に慣れた日本人が、ぬくぬくとして貧しさに耐えることをしなくなっただけのことだ。格差社会をよそに、ひとよりも少しでも良い生活がしたい、良いものを身につけたい、旨いものを食べたい、高級車を運転したい、ブランド物を購入したい、そして、楽をしたいと。

いい例がすでに存在する。日米に開きのあった15年も20年も前ならいざ知らず、今のアメリカ大リーグなどは日本のプロ野球とは50歩100歩の世界。違いは桁外れの金銭が動くことだ。まあまあ日本で通用するレベルなら、誰が行っても高額で売り買いできる対象になる。「チャレンジ」は野茂やイチロー、最低の金額で契約した新庄ぐらいだ。後は国内でそこそこの成績を記録したレベルが高額の契約金に惹かれて海を越えて行った。中には日本でお払い箱になるようなレベルで渡った無謀な連中もいたが、すごすごと逃げるように戻り、何時の間にか日本のどこかの球団にひっそりと舞い戻り、もぐり込んだ。それぞれに立て前はチャレンジというが、本音は高額なドルの魔力に惹かれてだ。

毎日新聞(4/3)から
 麻酔医の退職は本音の部分で低賃金(中流でないレベルには勿体ないと思えるが)に不満が鬱積しての結果であることをはっきりと口にする。今回取り上げられたのは、国立癌センターの麻酔医だが、民間病院や都立・県立への流れ、或いは、特定の医療機関に属さない「フリーランス」の立場で病院と個別に契約を結ぶ働き方が広がりつつあるようだ。

国立癌センター中央病院(東京都中央区、土屋了介院長、病床数600)で、10人いた常勤麻酔医のうち5人が昨年末から先月までに相次いで退職し、1日の手術件数が2割減る異常事態になった。より待遇の良い病院への転籍などが退職理由で、「癌制圧のための中核機関」を理念に掲げる日本の癌治療の“総本山”に、全国的な医師不足が波及した形となった。

同病院は常勤医師約150人、1日当たりの外来患者約1000人と、国内でも最大級の癌治療専門施設。これまでは、1日当たり約20件の外科手術をしてきたが、術中の麻酔管理を担当する麻酔科医が半減したことで、3月末から1日約15件しかできなくなった。関連学会や各地の病院を通じ、麻酔医確保を図っているが、「すぐには解決のめどがついていない」(同院長)のが実情だという。

同院長によると、退職の主な理由は、待遇の良い民間病院や都立・県立病院への転籍。同病院の職員は国家公務員で、30代の中堅医師の場合、給与は年間700万〜800万円程度。一方、都立や県立病院は1000万円台、民間病院なら1000万円半ばから数千万円になるという。

日本麻酔学会のまとめ(05年)にとると日本では約4000施設で前進麻酔が実施されているが、同学会の会員が常勤でいる病院は約半分にとどまるという。手術中の患者の麻酔管理に加え、患者の痛みを除く「ペインクリニック」や「緩和ケア」などに麻酔科医の担当領域が広がっており、全国的な需要も高まっている。

同病院も、「緩和ケア」研修を09年度から全研修医に義務付けることを決めたばかりだった。同院長は「中央病院は、医師が勉強する環境は十分整っているが給料は並以下で、施設の努力で確保するには限界がある。医師の絶対数を増やす政策が不可欠だ」と話す。

乳癌患者団体「ブーゲンビリア」の内田絵子理事長は「国立癌センターは全国の患者の精神的なよりどころであり、医師不足で手術件数が減ることは、患者にとって不安を駆り立てられる話だ。麻酔医不足は、緩和ケアの充実にも悪影響を及ぼす」と懸念している。

また、医師不足問題に詳しい本田宏・医両制度研究会副理事長の話しでは「癌患者にとって最後の砦とも言える国立癌センターにまで医師不足の並が押し寄せた。大変憂えるべき状況で、医療崩壊が日本に起こりつつあるというサインだ」と。

《何と呑気なコメントだろう。この程度のことなら、連日の報道で誰でもが抱いている危機感だ。問題に詳しいはずの研究会の副理事長が、対応の一つも言えず、このような素人でも言える問題意識しか持っていず、おろおろした様相では、この先空恐ろしい現状だ。》

続いて同紙4日の報道では、同センターのもう一つの拠点である東病院(千葉県柏市、江角浩安院長、病床数425)でも、4〜5年前まで4人いた常勤の麻酔医が相次いで退職し、4月からは1人になったことが分かった。東病院では非常勤の麻酔医を増やすなどして、対応に苦慮している。

同院長によると、4人の常勤麻酔医のうち2人が、ここ数年で退職。今年3月末にはさらに1人が辞めた。退職の理由は大学や他病院での勉強、出産などさまざまだった。全国10カ所以上の大学に派遣を依頼するなどしてきたが、欠員分を補充できなかったという。苦肉の策として、1月末時点で1人だった非常勤の麻酔医を4人に増やした。

東病院で全身麻酔を要する外科手術は1日当たり約10件、年間約2400件ある。患者への影響を避けるため、この手術件数は維持するが、1人しかいない常勤麻酔医の負担が大幅に増しており、今後も新たな確保の努力を続けるという。

麻酔医不足の一因として江角院長や関係者は、「フリーランス」の麻酔医が急増していることを挙げている。フリーランスの麻酔医は病院と個別に契約を結び、契約額によっては少ない勤務時間でより高い報酬を得ることが可能になる。

江角院長は「常勤医師の確保は病院の死活問題で、少なくともあと3、4人は確保したい。だが、常勤よりフリーランスでいる方が働きやすい状況ができてしまった」と困惑する。

《誰しも同じ仕事をするのなら高い報酬の方を選ぶだろう。麻酔医だって同じことだ。医師は人の命をあずかる尊い職業で、やれ仁術だ、やれ倫理だ、などと要求するのは患者の勝手な要求というものだし、医者をそれほど尊敬もしていないだろう。世の中は、武士は食わねど高楊枝、では生きては行けなくなっているのだ。

医者になるための国家試験のレベルを下げれば幾らでも医者は増やせる。しかし反面、医療ミスが多発する心配がある、というよりも必ず増える。高度な技術レベルを維持したまま医師の数を増やすのは並み大抵のことではないだろう。さらに、現時点では医者になるには富める階層で豊富な資金調達が可能でなくては不可能だ。掛け声だけではなく、現実問題として医師の数を増やすには、これからは貧乏人でも医者になれる道を拓くべきだ。優秀な人材が、貧乏ゆえに進路を諦める損失を、国家レベルで検討するべきと考える。》

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2008年4月 3日 (木)

謝罪

毎日新聞(3/27)から
岡山市のJR岡山駅で25日起きた突き落とし殺人事件で、容疑者の大阪府大東市に住む少年(18)の父親(57)が26日、岡山市内(丸の内の市民会館)で記者会見した。「事件前は変った様子はなかった。被害者の方に申し訳ない。息子が許せない。他人に迷惑をかけるくらいなら、自分を傷つけてくれれば良かった」と涙を流しながら謝罪した。として記者たちの前で深々と頭を垂れる父親の姿の写真を掲載した。

《近ごろ加害者の親が記者たちの前に出て、しっかりと謝罪の姿を見せることは少なく、珍しいことだった。大方の親は家に閉じこもり、訊ねる記者の質問にまともに応えることもせず、玄関まで出ることはあってもガラス越しの応答をする程度だった。手ぶらで帰るわけにもいかない記者の質問に、親に代わって精々どこにでもいる近所のおしゃべりが、‘良い子でしたよ’‘普通の子ですよ’‘信じられない’と言葉を聞き出すのがいいところだった。

保護監督下にある子どもの罪の責任を、親が世間に詫びるのは当然だが、あまりに哀れで悲しい姿だ。だが掲載されている写真を見て、昭和一桁には納得のいかない違和感があった。平成に生きる人たちにはどのように映るのか分からないが、この父親の手は後ろ手に組まれているままだ。記者たちは何も感じなかったのだろうか。私たちの世代には後ろ手は相手を見下す傲岸不遜の態度なのだ。人さまに詫びる際は、両手は前にして組まず、深く頭を下げれば手は膝頭まで届く、これがマナーだった。折角息子に代わって世間に顔をだしたのは良いが、これでは謝意は半減する。古臭い老人世代だけのことだろうか。(ついでに言えば、女性アナウンサーたちが手を下半身近くで組み、ひじを張ってする御辞儀は、常々見ていて少しも見栄えの良いものではない。)》

父親によると、少年は父、母(56)と3人暮らし。会社員の兄(33)は独立しているという。「小学校、中学校といじめられてきた。犬も怖がる弱虫だった。中学卒業後、一度だけ『復讐したい』と話したが、『そんなことをするな』と言ったら納得した」という。24日夜、食事中に茨城県土浦市の8人殺傷事件を報じるニュース番組を見ながら、「こんなことをすなよ」と話し掛けると「うん」と答えたという。

《少年は中学1年の時に4〜5人にいじめられたことがあり、保護者同士で解決したこともあった。親は決して少年を放任していたわけではない。学校やいじめる側の親との話し合いも行ない、どちらかといえば、今では珍しく普通以上に子どもへの気配りは届いていたと見て良い。》

少年は家庭の経済的な事情で大学進学を諦めたが、学校では成績も良く、卒業式に出席した際も特に変ったところはなかったという。「自分でお金をためて、国立大に生きたい」と父に打ち明け、大阪市内のハローワークに通って事務系の仕事を探していた。犯行当日の25日朝は、テレビゲームをするなど普段と変った様子はなかった。

しかし、夜になっても帰宅せず「友だちも少なく、必ず持っている携帯電話を家に置いて行った」ことを不審に思った父た、大阪府警四条畷署に捜索願いを提出。26日朝のニュースで事件を知り、「自分の息子かもしれない」と思い、岡山西署に連絡したという。父親は「社会人としてしっかり責任を取れ、と言いたい。私も『何でだ』という思いだ」と話し、最後まで頭を下げ続けた。

《息子が置いて行った携帯電話を見つけ、即座に異常を察知するほど父親は息子の日常に心を配ってもいたようだ。すぐに警察に連絡を取り、手配した。けっして家庭内での親子の会話がなかったようにはみえない。なのになぜ、「殺すのは誰でもよかった」と言わせるまでに少年の心は自暴自棄に荒んだのだろうか。格差社会を言い、そこから来る閉塞感や孤独を言うのは易しい。インターネットや携帯電話、どれも目と目で結ぶコミュニケーションがない。コンピューターの開発は、人間関係の希薄をロボットからの癒しを求めようとの動きさえ見えるが、間違っている。暖かい人間関係を育むには人間同士のつながり以外にはないはずだ。私などはロボットの猫や犬が近づけば、或いはピアノやヴァイオリンを弾くロボットが近づけば、癇に触れ、恐らく蹴飛ばし、たたき壊すだろう。

平常家庭の団欒を説いてきているが、少なくとも父と子にはあった会話が、家族としてどこまで分かりあえる関係を作り上げていたのか、我々にはこれから先を待たねば見えてこない。ただ、父親が社会の目に見える場に顔を出して謝ったことだけは評価していいだろう。》

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2008年4月 2日 (水)

裁判員制度が始まる

毎日新聞(4/2)から
最高裁が1日公表した「裁判員制度*に関する意識調査」で60・3%の人が「裁判員に選ばれれば参加する」と回答した。06年12月に同じ設問で行なわれた内閣府の世論調査の65・3%より5ポイント低下している。制度スタートを来春に控え、国民の参加意識が高まっていない実態が明らかになった。

 * 裁判員制度 ・・ 一定の刑事裁判において国民から事件ごとに選ばれた裁判員が、裁判官とともに審理に参加する日本の司法・裁判制度。『裁判員の参加する刑事裁判に関する法律』(平成16年法律第63号)により設定され、2009(平成21)年5月までに開始される予定。

調査は1〜2月、全国50の地裁管内ごとに20歳以上の男女を210人ずつ選び、計1万500人に訪問面接方式で実施した。

 調査によると、「裁判員に選ばれれば参加する」と答えた人の内訳は
  ◎参加したい ・・・・・・・・  4・4%
  ◎参加してもよい ・・・・・・ 11・1%
  ◎あまり参加したくないが
   義務なら参加せざるを得ない・ 44・8%
となり、参加の意向を示した人の4分の3は「あまり参加したくない」という消極派だった。一方で、
  ◎義務でも参加したくない・・・ 37・6% おり、依然として制度への抵抗感が根強いことが浮き彫りになった。

♦都道府県別参加意識(北海道は地裁管内別)
 「参加する」割合の  「参加したくない」
  高い上位       割合の高い上位
 1)千 葉 74・3  1)山 形 53・3
 2)香 川 66・7  2)秋 田 51・0
 3)神奈川 65・7  3)函 館 49・5
 4)東 京 65・2  4)旭 川 49・0
 5)埼 玉 64・8  5)宮 城 48・6
              (単位:%)

辞退が認められる70歳以上を除くと「参加する」と回答した人は64・9%。「参加する」と答えた割合は若い世代ほど高く、男性が女性を上回った。地域別では、北海道や東北の一部で「参加したくない」が5割近くに上った。大都市圏では比較的参加意識が高く、交通の便など地理的な要因が原因とみられる。

心配(複数回答)は「責任を重く感じる」が75・5%で最多。「素人に行えるのか不安」64・4%、「裁判官と対等に意見を言える自身がない」55・9%などが続いた。

《私は辞退可能な年齢だが、例え法律が認める年齢内であったとしても、参加はご免だ。私のような偏見と独断の塊では誰の意見にも耳はかさない少数意見となるだろう。昔から事件を裁く立場の人には「罪を憎んで人を憎まず」の心構えが必要というが、そんなに器用に使い分けられるものではない。毎日新聞でも「正義のかたち 裁判官の告白」として8回に亙る連載の最終回で、“人裁くのは、やはり人”と大書している。裁判官の黒衣の色は、何ものにも染まらず、公正に裁きを下す、という意味が込められていると言われている。そう言いながら、人裁くのは人、というのが結論のようだ。

涙は女の武器だから、なにも女でなくてもよい。涙はやはり同情を呼ぶ仕草になる。素人の心情が影響を受けることは避けられないだろう。逆に、涙に反感を抱くことだってあり得る。最近は事件の度に極刑を求める声が上がる。“あだ討ちご免”で恨みが晴らせていた時代ではないことで、裁かれる側への“殺してやりたい”との反感が刑を重くすることに傾く危険だってある。求められる公正さがどこまで実現できるのか、やはり素人の参加は冤罪をつくらないとも限らない怖さを含んでいるのではないか。

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2008年4月 1日 (火)

映画「靖国」上映自粛

         ヒヤシンス
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毎日新聞(4/1)から
中国人監督の手になるドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映が危ぶまれている。4月12日じからの上映を決めていた映画館5館が31日までに上映中止を決めたという。相次ぐ自粛で当面、公開のめどがたたなくなっている。

映画は中国人のリ・イン監督が、10年間に亙り、終戦記念日の靖国神社などを取材した映画で、靖国神社を巡るさまざまな出来事で構成されている。軍服姿で参列する人や、台湾や韓国の遺族が抗議する姿も描いている。今年の香港映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した作品。

映画は文化庁が管轄する「日本芸術文化振興会」から約750万円の助成を受けて製作されている。週刊誌に「反日的内容」との記事が掲載され、自民党議員の一部から助成の妥当性を疑問視する声が上がり、全国会議員を対象とした異例の試写会も開かれた。

3月18日に東京・新宿のバトル9が上映取りやめを決定。その後、銀座シネパトス、渋谷Q—AXシネマ、シネマート六本木、シネマート心斎橋も中止を決めた。銀座シネパトスを経営するヒューマックスシネマは「上映中止を求める電話がかかったり周辺で抗議行動があった。近隣や他の観客に迷惑がかかるため、中止を決めた」としている。

映画を配給するアルゴ・ピクチャーズは「言論と表現の自由の危機。大阪市の別の映画館と名古屋市内の映画館が上映の意向を示しており、都内についても引き続き上映館を探して行く」と話している。日本映画監督協会も、「表現の自由が侵されかねない」とする抗議声明をだした。

鈴木秀美・大阪大法科大学院教授(憲法)は「原則自由である映画館だからこそ、政治的言動であれ性的表現であれ上映できる作品は少なくない。映像で社会に訴えて論争を巻き起こしたいという表現者たちに、その機会を保障するのが映画館の本来の役割だろう。映画館側が、作品が問題視され、近隣施設への迷惑や混乱が予想されるという抽象的な危険だけで、上映を中止するのでは、日本の映画界における表現の自由の幅を狭めると批判されてもやむを得ないのではないか」と話す。

《鈴木教授自身は我が身に降り掛かる火の粉の心配はないのだ。正論を口にし、文字にすればよい。しかし、今の日本は現実問題として珍しくもなくピストルが鳴り響き、血が流されている。ヒューマックスシネマには中止を求める脅しの電話も入ったという。教授のように「抽象的な危険」でびびるなと映画館を責めることは、一方的に過ぎるのではないか。教授の意気や良しだが、万が一、襲撃事件が発生したとき、教授は「具体的」にどのような責任を取れるつもりか。矢面に立ち、死して正義に殉じたと謳うつもりか。

代案がある。文化庁管轄下で約750万円も出資しているのだ。映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞まで獲得している作品だ。「日本芸術文化振興会」で買い上げればよい。それから後は、国営放送もどきのNHKの電波に乗せればよい。靖国問題の国民への啓蒙にも役立つ。合祀のままでよいのか、分祀するべきか、別に国立の施設を作るのかなどだ。私の考えはブログに詳しいが、A級戦犯は靖国から出てもらい、それぞれの「家」の墓に入ってもらえばよい、と考えている。》

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