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2008年3月14日 (金)

痴漢冤罪事件

   サボテン
Image0003_3 世に卑劣な男どもが多くいるのは事実だが、しかし、冤罪と思われる事件もまた相次いでいる。

今朝もテレビが2本の番組で冤罪と思われる事件と、はっきり冤罪であった事件を放映した。女が弱いと思われていたころは、「まー、可哀相に」で世間はいたく同情を寄せた。だが、現在では男女の力関係は完全に逆転している。何ごとも女あっての男になった。テレビでは若い女性タレントが、痴漢摘発を楽しんでいるような発言も口にしている。

「あの人痴漢です」の一言があれば、男は滅多なことではその疑いから逃れる術はない。裁判に掛けても同じだ。「ほれ見ろ、泣いているじゃないか」定かでない人の目でも、「証人もいるじゃないか」の証言は、裁判官を先入観で縛り付ける。

痴漢の疑いを掛けられたままの一家の初老の主は、3人の娘、妻や企業の社長を始め同僚たちからの篤い信頼を受けながら、その冤罪と戦っている。彼の右手は動かすことも不自由な病気を抱えた手だ。その手で触られたと女性は訴えた。女性の言い分では冤罪を掛けられている男性は女性の斜前に立っていて顔は見ていない。今回女性から「あの人が触りました」と聞かされて疑いを掛けられた男性の手を掴んだ男は、女性と正面で向き合っていたが、彼も疑われていた男性の顔は見ていない。この位置関係は冤罪の疑いを掛けられた男性の言とは異なる。この男性によれば彼は乗降口に近くにいて乗り込んでくる乗客に押されて後ろ向きになったまま中に押し込まれたが、女性の立っていたと証言する位置にはいなかった。

女性は男の手は下着の中にまで侵入してきたと証言するが、男性の不自由な右手、硬直した指では位置関係からしてそのような動作をすることは不可能だ。また、捕まえた方の男性も「女性が‘この人’と言ったことがすべて、それ以上は何も知らない」との証言だ。調査の段階でも、付着しているはずの女性の衣服の繊維や体液などの検査はしておらず、確証は何一つない。それでも男性の控訴は棄却されており、現在最高裁まで持ち込まれる裁判沙汰になっている。男性の拠り所は家族の愛情と会社の信頼だけだ。

もう一つは、男と女が仕掛けた完全な痴漢でっち上げ事件だ。犯人扱いされた男性は「男女には徹底的に罪を償ってほしい。警察の取り調べも怖かった。こんなことが二度とあってはならない」と涙ながらに訴えた。

2月1日午後8時半ごろ、堺市北区の会社員、国分和生さん(58)が、大阪市内の地下鉄の車輌で内で、停車駅に近づいた電車がブレーキを掛けた時、いきなり女(31)から「お尻を触りましたよね」と言われ、女はその場に泣き崩れた。少し離れたところにいた甲南大法学部4年、蒔田文幸容疑者(24)が、それを目撃したと主張。(彼は今月11日、虚偽告訴容疑で逮捕された)。その場の近くにいた年輩の女性が一連の様子を見ていたようで、女性は電車から降り際に、「この人やっていませんよ」と言ってくれたらしいが、すぐに階段を上って消えたという、「あの女性さえいてくれたら」と悔しい思いだったという。

国分さんは駅長室に連行され、駆けつけた大阪府警阿倍野署員に事実を述べても「あかの他人が『見た』と言っている。白状したらどうや」と否定された。留置場ではジャンパーを脱がされ、薄い毛布2枚を渡されたが、寒さで一睡もできなかったという。翌日夜になって、関係者3人の言い分が食い違っている上、逃走の恐れもないとして釈放された。

家族も不安な一夜を過ごし、帰宅しない父を心配して警察や消防に何度も電話して待機した。翌朝、捜索願いを提出している。2日午後3時ごろに面会した当番弁護士から連絡が入り、事情が判明した。

同署によると、蒔田容疑者は今年1月下旬に大阪・ミナミで女に声を掛け、翌日から一緒に暮らし始めた。数日後に事件を起し、その日のうちに喧嘩わかれした。女は2月7日になり「(蒔田から)『示談で金をせしめよう』と持ちかけられた」と自首して出た。同署は女についても同容疑で書類送検する方針だという。もしも、男と女が諍いをしなかったら、女は名乗って出なかったろう、余りにも勝手な行動だ。

国分さんは同20日ごろ、女が自首したことを刑事に知らされ、謝罪を受けた。「冤罪は他人事と思っていた。人生を台無しにしてしまうのだと実感した」と語った。

《ここに来てもメディアは、これほど犯罪性のはっきりした事件でも、女の姓名を隠したままだ。女の取扱いに関しては恐ろしいほどの及び腰の上の臆病さをはっきりと示している。先日の川口高校の校長と不倫関係にあった女性も20歳を過ぎている。やはり名前は出されないままだ。

《現在では本数も増えて楽になっているが、私の通勤時代の朝の満員電車は、背の低い女性の呼吸困難や、男性でも骨折を心配しなければならないほどの混乱、窮屈ぶりであった。電車の揺れで倒れるのを防ぐため、窓に手を掛けるが、その拍子に毎朝のように窓ガラスが割れ、破損していた。女性の身体に触れるな、と言う方が無理だった。嫌でも身体は触れる。というよりも大きく揺れる電車の停車、発車の度に、女性は男性の身体を防波堤のように利用して凭れ掛かって来た。この時ばかりは「弱い女」を最大限に使ってきた。苦しくてもどう逃げようもなく、蹴飛ばしたくても叶わなかった。このような身動きできない混雑の中で痴漢は出ていた。半分、いや半分以上は冤罪であったろうと思い返して今は思う。

そして、女性専用車輌が生まれた。同時に男性専用車輌の必要をブログに書いた。頭の足りない男から早速書き込みが来た。「女だろうが、バカ」と。

痴漢が乗降口の近くに多発することを言われていても、構わずへばりついているのも今も変らない。乗降口のまん中に突っ立ち、人の乗り降りにも身体を避けようともしない。ドア近くにへばりついて足を投げ出し、出入りの邪魔になっても引くこともしない。私はマナーの悪さと混雑する車輌を嫌い、比較的空いている時間で、会社が始まる1時間前には出社するように家を出ていた。

女性専用、男性専用、夫婦・恋人専用、とあればいいのだが。それでは何だか考えるだけで心貧しい気になる。それに男性専用車輌があっても、老若に拘わらず、男性トイレに飛び込む女性がいるのを見ていれば、男性専用車輌など有名無実だろうとも思う。

男性諸君、満員電車内では荷物は網棚に上げて(昔はそんな動作さえ不可能だったが今は可能かな)両手は必ず上に。昔は吊り革を両手で掴む格好が、ゴリラや猿に見えて不細工と思われていたが、今ではそんなこと構ってはおられない時代になっている。それとも多くは片手は携帯を持っているから大丈夫かな? 女性から声を上げられたら人生の終わりと覚悟して、くれぐれも用心することだ。》

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