酔っ払いの季節がやってきた
今日サクラの開花予想が発表された。このところ急激に気温が上昇した影響で全国的に開花が早まり、東京(靖国神社)が一番早くて酒飲みたちには願ってもない日曜日の23日だ。これであちらこちらのサクラの名所、上野のお山を始めとして座る場所があるところならどこでもだが、騒音と喧嘩、酒とゲロ臭い名所にうって変る。騒いだ後は酔いつぶれた奴、千鳥足でふらつく酔っ払いと、これまたマナーなど知ったことではないゴミの山だ。もう一つ付録がついて、飲酒運転も激増するだろう。
転ばぬ先の杖、かどうか知らないが、毎日新聞がお節介にも酔っ払いの看護を図解入りで解説している。花見、歓迎会など酒席が多い春。として。(3/19)
急性アルコール中毒を防ぐには?
アルコールは胃や小腸から吸収され、主に肝臓で時間をかけて代謝される。だが、短時間に大量に飲酒すると代謝が追いつかず、血中のアルコール濃度が急激に上昇する。この影響で脳が麻痺し、意識障害や運動失調、さらには生命の危険まで招きかねないのが急性アルコール中毒だ。
個人差はあるが、血中濃度0・16〜0・30%酩酊期は千鳥足になり、吐き気がする。これが0・31〜0・40%の泥酔期になると意識が朦朧とし、1人では立てなくなったり、言葉が支離滅裂になる。0・41%以上の昏睡期では揺すっても起きず、半数が1〜2時間後に死亡するという。
東京消防庁によると、急性アルコール中毒で救急搬送された人はこの5年間、減少してはいるが、それでも昨年は1万2545人(男8037人、女4508人9いた。20代が5888人と半数近くを占め、30代が2455人で続く。歓迎コンパで一気のみをしたり、上司や先輩から「おれの酒が飲めないのか」と無理強いされる様子が目に浮かぶ。
4月は忘年会シーズンの12月に次いで多く、昨年は1138人が搬送された。桜が開花した3月20日〜4月8日の20日間の花見シーズンは97人で、うち43人が20代だった。日曜日でピークの4月1日には40人が病院に運ばれている。
《この後、看護について東京消防庁提供の図解が解説されている。私はブログで毎年、歓迎会や花見、忘年会や新年会の酒席に触れ、‘バカな上司’‘阿呆な先輩’の無理強いについて書いてきた。酒の力を借りてしか‘上司’‘先輩’の存在が示せないような下劣な人間に従う必要はない。無理に飲まされるその結果、街なかや乗り物の中にはくさいゲロが飛び散ることになる。或いは死人が出るのもこのシーズンの無理強い酒だ。
酒の適量について繰り返しデタラメな基準が活字になる。これほど個人差の激しい飲み物はないにも拘わらず、ビールなら1本、日本酒なら1合、シングルなら2杯が爽快感が味わえる適量だとのたまう。この量がどんどん増えてビールなら10本以上、日本酒なら1升以上、ボトルなら1本以上になると、昏睡期で揺すっても起きない、大小便を垂れ流す、呼吸はゆっくりと深い、そして死亡、だって。
その間にほろ酔い期、酩酊初期、酩酊期、泥酔期と細かく分けられてある。図では酔いつぶれて寝転がった人の看護の仕方が示されているが、下手に手出しはしない方がよい。酔いどれにからまれて怪我でもすれば大損だし、ゲロまみれ、汚物まみれになるのはご免だ。放っておくのがいちばんだ。そこまでお人好しになることはない。いい気分のまま静かに冥土へ送り出して上げる手もある。どうなろうと本人が好きで飲んだ結果だ、自分で責任を取ればよい。ほんとうに鬱陶しい嫌なシーズンがやって来た。》
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