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2008年3月 2日 (日)

埼玉県 2月の飲酒運転事故過去10年で最少

2月中に埼玉県内で発生した飲酒運転による交通事故は14件で、前年同月に比べ15件減少し、県警が月例の統計を取り始めた過去10年間で最も少なかった。

一方で、2月17日には熊谷市で飲酒運転により9人が死傷する事故も起きており、県警は取締りの強化などを継続していく考えでいる。

《減った減ったと胸張れる数字ではない。昨年の、毎日発生していた事故が、今年は2日に一回の発生になっただけだ。それだけ飲酒運転をする人間が後を断たないでいることの証左だ。厳しい取締りが必要な状況は少しもなくなったわけではない。》

県警交通企画家によると、飲酒運転による事故の月別統計を取り始めたのは99年1月からだという。発生した事故のピークは01年5月の117件で、年間では1194件の飲酒運転事故があった。その後は減少に転じ、07年は9月の罰則強化もあり最少の年間334件まで減った。

《ここでも減った減っただが、1年は365日しかない。その殆ど毎日と言える334件の飲酒運転事故が発生している。如何に飲酒運転に対する罪悪感を持たない酒飲みたちがはびこっているか分かるだろう。》

県警は先月17日の熊谷市での事故以降、20日から10日間、「飲酒運転事故ゼロ作戦」を展開し県内各地での検問を強化するなどしたという。

《虚しい、大事故が起こってやっと間に合わせの取締りの上、事故ゼロなど口先だけの目標だ。不可能を目標にしても達成できる望みはない。発生した事故だけでも2日に1回は起こっていることから考えれば、事故にはならないが、隠れ飲酒運転はどこまで広がっているのか想像するのも恐ろしい。》

同課は「熊谷の事故のように、まだまだ飲酒運転に対する認識が甘い部分もある。今後も花見シーズンなどで飲酒運転が増加する可能性もあり、根絶に向けた施策を継続していく」としている。

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