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2008年2月28日 (木)

フォアグラとタヌキとブラウン管

毎日新聞(2/27)夕刊から
▽27日、チャールズ英皇太子が、公邸内の食事からフォアグラを排除するよう命じたことを担当者が明らかにした。担当者は「個人的な理由から」としただけだ。

フォアグラは強制的に栄養を摂取させた鵞鳥や鴨の肝臓(foie フォア)からつくるもので、英国では生産は禁止されているが、輸入は認められている。英各紙によれば、皇太子はイングランド西部にあるお気に入りの店がフォアグラを販売しているとの指摘を動物愛護団体から受け、この店との契約関係も見直すことにしたという。皇太子の決断について、同団体は「いいニュースだ」と歓迎しているという。

デーリー・テレグラフ紙によれば、ケンブリッジにある国内有数のレストランが先週、動物愛護を訴える急進的団体「動物愛護解放戦線(ALF)」の脅迫などを受け、フォアグラをメニューから外したばかりだ。英国では昨年8月、高級デパート「ハーベイニコルズ」がフォアグラの販売を修了しているという。

《私は、エールフランスを利用したことがない。ブログの写真にもあるがパリには3度降り、20数回の食事をしているが、これがフォアグラだというものを食べた記憶はない。ひがみで言うのではないが、フォアグラとは別の国の言葉で言えばレバー(liver)、日本語ではただの肝臓、きも、だ。ちょっとだけ違うのは、上にあるように、多量の餌を無理矢理喉から詰め込み、肥大(gras グラ)させて作られた肝臓で、この残酷性を動物愛護団体が指摘している。肥大肝臓をつくることに文句を言うつもりはない。日本だって同じようなことを行なっている。やれ霜降りだ、などということで、牛に無理矢理ビールを飲ませたりしては、挙げ句の果て殺して食する。わが家はここ40年、殆ど肉料理は食べないし、ミシュランで美味しいよと、お墨付きのレストランで食事をしたこともない。しかし、我が舌で味わう、わが家で作る鶏のレバーを使った韮レバ炒め以上の軟らかくて美味しいレバーを食べたことがない。珍味は珍味で有り難がるお人たちに食べてもらえばそれでいい。》

▽動物愛護絡みの話題その2、だ。
大繁殖したタヌキの駆除を巡って揺れる島根県隠岐諸島・知夫里島の知夫村が、成人の全島民約590人に駆除の賛否を問うアンケートを実施、来年度の方針を決めることにした。大規模な駆除作戦に動物愛護団体から「反対の村民もいる」と指摘があったためだという。タヌキの運命は3月中にまとめる結果に左右されることになった。

タヌキは島外から持ち込まれ、60年余で約2000匹に増加した。村は昨年12月に駆除を始めたが、全国から動物愛護団体の抗議が相次ぎ中断している。ホームページで「農畜産物の被害が拡大し、住民の強い要望がある」と理解を求めた。その上で、処分方法を撲殺から炭酸ガスなどによる安楽死に変えて再開していた。

今月15日に全戸配布した調査票は、駆除に「酸性」か「反対」の二者択一で、無記名による回答を求めている。村は07年度からの3年間で900匹を上限に捕獲する計画を立てているが、影原正美村長は「アンケートの結果は当然、尊重する。反対が多数ならば、来年度以降の駆除は白紙に戻して考えなければならない」と話している。

《クジラの海外からの反対は別としても、国内でも猿や鹿、いのしし、野犬などの駆除もままならない実態がある。被害を被りながら、生活する地域の生活を苦労を思いやることができないままに、殺される『動物可愛いや』だけで関係のない人たちが押しかける。常に書くことだが、駆除に物言う人たちが、胃袋を満たす殺された牛や豚、鶏や魚だって皆、命ある生き物なのだ。もっと言えば野菜にだって命は宿っている。それらの命を頂いて、命に感謝して人間は生かされている。牛や豚、鶏や魚が殺されて良い理屈って何だろう。》

▽風前の灯火となったブラウン管テレビ、こちらもいよいよ残る命は来年一杯ということになった。
わが家で毎日眺めるテレはブラウン管だし今目の前にあるパソコンもブラウン管だ。壊れるまで買い替えることは考えていない。受信環境の悪い地域で、早くから共同のケーブルテレビが用意されて各家庭に配信されている。

電機メーカー各社で構成する業界団体、電子情報技術産業協会(JEITA)は、国内テレビ市場でブラウン管テレビの販売台数が09年にほぼゼロになるとの予測をまとめた。1年前の予測では「ブラウン管がゼロになるのは2010年」との見通しを示していたが、今年夏に開かれる北京五輪や11年のアナログ放送終了を控えて薄型テレビへの買い換えが加速するとみて、時期を1年前倒しした。ブラウン管テレビの販売台数は04年に575万4000台とテレビ市場のほぼ3分の2を占めていたが、その後急減して、07年は62万5000台だった。

これに対し、液晶やプラズマなど薄型テレビは07年に834万4000台と市場全体の約9割を占めるなど急成長し、09年には1030万台に達する見通しとなった。一方、世界市場でも薄型テレビの販売台数は08年に1億1190万台と初の1億台の大台に乗り、12年には1億8000万台とテレビ全体のほぼ4分の3を占めると予測した。

《新聞のテレビ欄でみる衛星放送、特別、受像機を買い替えてまで観たい番組はない。オリンピックという国際大運動会にも興味はない。11年にアナログ放送が終了しても、ケーブルテレビ側で各家庭への配信は途絶える心配はない。画像は高解像度ではないが、現在のアナログテレビで十分観ることが可能だから、何も不安はない。》

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コメント

11年以降もCATV局がデジタル信号をアナログ変換して再送信するのか一度確認したほうが良いですよ。

投稿: CATV技術者 | 2008年3月 3日 (月) 21時30分

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