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2008年2月25日 (月)

売春か買春か

毎日新聞(2/22)から
紙面には「児童買春容疑など 少女ら5人を逮捕」とある。いつも男たちが買春で逮捕されている時の記事のニュアンスで解釈すれば、これでは少女(17歳)ら5人が買春で逮捕されたことに解釈される書き方だ。しかし、事実は違っている。逮捕された少女ら5人は、自分達よりももっと年下の児童を多くの男たちへ、売春させるために斡旋しているのだ。

ここに書かれている記事は、少女たちの行為を主体として書いている。それならば、彼女たちの行為は売春の斡旋でないとおかしい。「買春」は、男が女を買う行為として新しく熟語として用いられるようになったことは知っている」。すると記事は「児童売春斡旋(或いは強要)容疑で 少女ら5人を逮捕」となる。これで女が女を使った売春容疑であることがすっきりと理解される。

埼玉県警少年捜査課と久喜署は21日、上尾市に住む無職の少女(17)ら5人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春周旋など)の疑いで逮捕したと発表した。

久喜市や愛知県の13〜15歳(当時)の女子生徒ら3人を約65人の男に紹介し、2ヶ月間で約160万円を得ていたという。少女は知人の家を転々としており、「生活費が欲しかった」と供述しているという。《17歳少女らのやったことは明らかな売春の斡旋だ。「買春」の使い方は明らかに間違っている。名前の出せない年齢の少年少女らのことになると、必要以上にマスコミは神経質になる。しかし、ここでの少女たちの犯罪は正しく報道するべきで、「買春」の文字を使って問題を逸らすことはない。その後で、少女たちと接触した軽蔑すべき男たちの行為は、紙面を割いて糾弾するべきだ。

他に逮捕されたのは東京福生市武蔵野台2、建設作業員、松井真吾容疑者(22)ら4人。少女はリーダーとして彼らに指示していたと見られている。調べでは、少女らは07年6月7日、久喜市に住む中学3年の女子生徒(当時14歳)を、現金4万円で上尾市の会社役員の男(33)を相手に売春を斡旋していた疑い。少女は問題の多い出合い系サイトで客を探し、女性たちを派遣して売春させていた。

久喜市の女子生徒の両親が家出人の捜索願いを出し、県警が昨年6月、上尾市のアパートで生徒を保護したことから事件が発覚した。主犯の少女は、男たちが逮捕された後、県内や都内を転々としていたが、20日、出合い系サイトで知り合った別の男のアパートにいるところを発見され、逮捕された。

 少年少女たちの間で、ケイタイの流す毒は末広がりに広がっている。

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