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2008年2月 5日 (火)

デート de DV

《表題は少しふざけている。どうもデートDVなる語感が気に入らない。どっちみち昔なら、犬も食わないただの痴話げんかだ。その危険度チェックと称する15項目を並べた表がある。》

(全国女性シェルターネット作成、女性向け)となっている。該当項目が多いほど危険度が高いということらしい。さあ、女の子たち、暇つぶしにチャレンジしてみよう。
 □いつも一緒にいることを要求する
 □嫉妬心が強い
 □異性の友人との交流を許さない
 □電話やメールが頻繁で、すぐ対応しないと怒る
 □行動のすべてを知りたがる
 □デートの内容は全部彼が決める
 □服や髪型などで好みを押しつける
 □感情の起伏が激しく突然怒り出す
 □手をつないだり腕を組んだりいつもからだに触れる
 □女性が意見を述べたり主張したりすることを嫌う
 □女性の家族の悪口を言う
 □交際相手を所有物のように扱う
 □避妊具を使いたがらない
 □別れ話になると「自殺する」と脅す
 □重要な判断を女性に任せ「お前次第だ」と言う
   (毎日新聞1/24から)

《さあ、お嬢さんのお相手の危険度は如何かな。
以上女性のチェックシートだが、どの項目が暴力に繋がることになるのか昔の人間には全く解らない。項目が全部埋まるような間柄なら当然つき合ってもいないだろうし、そんな男もいまい。男女同権をいうならば、男の一方的な言い分を聞く必要も無いし、聞いているだけの女性など今の世の中にはいまい。条件は5分と5分だ。避妊具を使いたがらない、など言い訳にもならないし、男の暴力とするのは勝手すぎる。断固断われば済むことでいやならさせなきゃいい。それでも駄目なら別れることだ。それで泣くのは女なのだから、それぐらい分かってつき合うのが対等ということだ。そのけじめがないから、取り敢えず出来ちゃった婚となるが、すぐに離婚が待っているのは世にはざらにあることだ。責任は男女のどちらにもある。

これだけの項目をチェックすることが可能なのは、繰り返し会った中からの観察の結果だ。一回や二回のデートでチェックできる項目ではない。一体会って何を話しているのだろう。各項目に触れることがあれば、都度話し合えば済む話だ。》

内閣府が昨年行なったインターネット調査でも「Ⅰ日に何度も電話やメールで行動を報告するよう命じられた」などの具体例があった。調査は10〜20代の未婚男女を対象に、恋人から受けた行為を尋ねた。男性128人、女性130人が答えた。

それによると「いつも気をつかわされる」と回答したのは男性42%、女性25%。ただ「友だちとの用事を無理に断わらされた」「貸したお金を返してもらえない」「避妊に協力してくれない」などの具体的な強制行為の経験は、女性の方が多かった。

女子大でもジェンダー学を指導する沼崎一郎・東北大大学院教授(男性学)は「異性の友だちが増え、友だち関係との差別化のため『恋愛観系では束縛できる』と考える傾向は男女とも強い」と、最近の関係を分析する。その上で、行動を制限したり避妊をしないなどの行為については「恋愛上の『相互束縛』とは区別して考えた方がいい。こうした行為こそ本物のデートDV。『ジェンダーって何?」05/12

《それは違う、避妊に関して言えば、避妊に協力させられなかっただけで、避妊しないことを諒解したことになるのだ。妊娠すれば、出来ちゃった婚がいやならどうせ堕胎すれば済む、程度の考えだろう。それも違う、自分の身体のことだ、避妊は女性の責務でもあると言えるのだ。》

沼崎は「見逃すと、傷害やストーカー殺人に発展する恐れさえある」と警告する。内閣府の調査でも、殴る蹴るなどの身体的暴力を受け、怪我をした経験がある男女が各1〜2人いた。

「NPO法人全国女性シェルターネット」遠藤智子さんは「各地の支援スタッフからも『デートDVの相談が増えている』と聞く。加害者も被害者も生まないために、予防教育などの対策を急ぐべきだ」と警鐘を鳴らす。彼女は、増加要因の一つに「携帯電話の普及」を挙げる。「いつも身につける携帯電話が支配を簡単にし、男性の暴力を助長している」という。

《携帯電話がもとのトラブルは、圧倒的に女性が異性の電話を盗み見することが原因であることが、新聞の相談事例でも多いのが実態だ。暴力を振るうことは決して許されることではないが、あながち女性に原因がないとは言えない。》

ただ、今回の内閣府調査は初の本格的な実態調査で、デートDV対策はまだ緒に就いたばかり。配偶者や内縁関係に限定されているDV防止法の適用対象を、恋人まで拡大するかどうかは今後の課題と見ている。自分自身はもちろん、家族や友人らの交際関係に「おかしいのでは」と疑問を持ったら、専門機関や警察に相談するよう、遠藤さんは助言している。


 
 

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コメント

デートDVの知られざる恐るべき実態を下記のサイトで暴いていますので、是非覗いてみて下さい。

http://www.geocities.jp/fghi6789/dv.html

投稿: ディヴィ夫人 | 2008年4月 4日 (金) 22時42分

デートDVの知られざる恐るべき実態を下記のサイトで暴いていますので、是非覗いてみて下さい。

http://www.geocities.jp/fghi6789/dv.html

投稿: ディヴィ夫人 | 2008年4月 4日 (金) 22時42分

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