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2008年1月10日 (木)

タクシー禁煙ほか

東京、埼玉のタクシーが1月7日から一斉に禁煙となった。毎日新聞(1/7)から
東京で業界団体加盟の法人約3万4000台、個人約1万8000台のタクシーが7日から禁煙になった。都内のタクシーの約95パーセントが禁煙となる。同じく7日、埼玉と福井でも始まった。国土交通省などによると、全国のタクシー禁煙はこれで15都県となり、今後も拡大する見通しという。

《ただし、95パーセントが5万2000台ということは、非加盟のタクシーがほぼ2700台あることになる。多いように思えるが、タクシー待ちして乗れる確立は極めて低い。》

都内の法人タクシー団体「東京乗用旅客自動車協会」の広報担当者は「どうしても吸いたいと言えば、車を止めて車外で吸ってもらう。タクシーへのクレームの半分以上はたばこのにおい。禁煙化は止められない」と話す。

《吸いたくなって車を止めてくれるのはいいが、その間タクシー利用料金はどんどん加算される仕組み。長距離利用で愛煙家はたまったものではないだろう。ある愛煙家の乗務員は「吸いたい客を拒否できないし、自分も止められない。夜は酔客ともめないといいが」と不安を隠せなかった。特にその酔客が女性の場合、手に余る状況になるという。ならば、どうぞ、どうぞ、のタクシーを走らせれば1人勝ちの銭儲けが可能になる。恐らくこの手のタクシーが夜の歓楽街を埋めるようになるのではなかろうか。生き馬の目を抜く東京のことだ、これくらいやる人間がでることは至極当然とも思える。》

一方、埼玉では、県タクシー協会が加盟210社(6512台)のタクシーを禁煙にした。195の個人タクシーや協会非加盟の数社も同調するとみられ、ほぼすべてのタクシーが禁煙になる見込みだという。

《絶好の時節到来! さあ、喫煙お構いなし! の看板を掲げてタクシーが愛煙家を探して走り回れば面白いのだが。それに現在嫌われているのはタバコの臭いで健康を取り沙汰される副流煙じゃない。本来それが嫌なら乗らなければよいだけの話だが、病弱や呼吸疾患の人たちが通院に利用するとなれば考えなきゃならない場合もあるが。》

1月9日の紙面にイギリスのケンブリッジ大の研究チームが初夢でも見たのだろう、8日、お笑いの研究結果を米医学誌に発表した。
 タバコを吸わず、飲酒はほどほど、野菜と果物を十分に摂り、適度な運動をする人は、そうした習慣のない人よりも14年長く生きられると。

《タバコと癌との問題にしても、やっと研究は緒についたばかりだ。それの結論がもう出たというのだろうか。お笑いだ。嫌煙家は大喜びするだろうが、今までは疑いがある、という段階でデータを集めていただけだ。吸わない人のグループより、?パーセント高い発生率である、程度のことだ。ケンブリッジ大とは一応名門だ。お説ご尤もで通用するとでも思ったか。恐らく自説に都合の良いデータばかりを寄せ集めて積み上げたのだろう。日本には昔から暴飲暴食はいけない、「腹八分ン目」の健康管理法がある。ケンブリッジの説はこの程度と思えば良い。

ご尤もらしい内容は、
 45〜79歳の健康な住民約2万人を対象に、健康調査を実施し、2006年までの死亡率と生活習慣との関係を解析した、という。その結果、
 1)喫煙しない
 2)飲酒はワインなら一週間にグラス14杯まで
 3)一日に最低こぶし5つ分程度の野菜、果物を取る
 4)一日30分ほどの軽い運動をする
習慣のある人は、4つともない人より同年齢で病気による死亡率が4分の1と低く、14年分の寿命に相当することが分かった、

《というお目出度いお説だ。笑い話の本に載ったなら分るが、学術誌とは笑える。》

開けて1月10日、7日にスタートした東京都内のタクシー禁煙化を受けて、毎日新聞が鉄道(JR、私鉄など)、航空業界を調べたものを記事にしている。『禁煙は東高西低!?』と題して。

禁煙を導入していない大阪タクシー協会の担当者は「他に3つの団体があり運賃競争が激しい。喫煙客に逃げられるのが怖いせいか、禁煙について会員の賛同はまだ2割ほど」と言う。

関東の大手私鉄8社の駅構内が全面禁煙の一方、関西ではJRも含めてほとんどの駅構内に喫煙スペースがあり、関東との温度差がある。JR各社は、ほとんどの駅構内で喫煙場所を設置。「分煙が基本方針」(JR東日本広報部)と説明するが、新幹線と特急の車内を見れば、やはり、「東高西低」の傾向になっている。

JR北海道やJR東日本が全面禁煙なのに対し、JR東海、西日本、四国、九州の4社は一部で喫煙が可能だ。理由は「それぞれの対応なので」という。ただ、全国的な流れを受け、JR西日本は昨年3月から乗車時間が3時間未満の特急は全面禁煙にした。同社広報部は「喫煙客の聞き取りで、7割が『3時間までなら我慢できる』としており、基準を設けた」と話した。

また、大手私鉄の特急の車内はほとんどが禁煙だが、近畿日本鉄道、南海電鉄、京成電鉄の3社は分煙だ。近鉄は09年春に投入する新型車輌を全席禁煙にするが、喫煙ルームを設ける。広報担当は「吸う人も吸わない人も快適に過ごせるようにしたい」と語る。

《東の右でなければ左しかないに比べ、西の右も左も認める、との考え方の方に軍配を挙げたい。その考え方でいえば、分煙にこそ遥かに理性の備わった人間味を覚える。》

最も早く禁煙化に取り組んできたのが航空業界だ。日本航空は90年から国内51路線(当時)のうち42路線で、98年には全路線で禁煙とした。全日空も同年から国内線で追随した。その他の各社も「小さな火でも引火すればお客さまの命にかあかわる」(スカイマーク広報)などを理由に禁煙にしている。

課題はマナーの悪い乗客への対応だ。航空法改正で、04年1月から化粧室での喫煙は禁止。違反者には最大で罰金50万円が科せられる。国土交通省によると、化粧室内での喫煙行為は04年の291件から06年は203件と減少傾向だが、同年には機長の注意を無視して3回喫煙した乗客が警察に通報されたという。

空港は健康増進方に基づき、分煙化が進んでいる。羽田空港ではすでに93年の第1旅客ターミナル新築時から全館を禁煙とし、今は57カ所の喫煙コーナーを設けている。

《最後になるが、ヘビースモーカー(一日60本)であった私は、健康を案じたからではない、単に休んでみようか、で現在タバコを口にしなくなってから16年以上が経過した。しかし、気持ちは愛煙家の味方のままだ。》

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昨年の神奈川県に続き、いよいよ東京都と埼玉県のほぼすべてのタクシーが全面禁煙にな [続きを読む]

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