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2008年1月 7日 (月)

年末年始交通事故死が史上最少

警視庁1月2、4日の発表から
♦‘史上最少’、どうして浮かれた話のように聞こえるのだろう。統計史上最少と言いながら、年末年始(12月29日〜1月3日)のたった6日間で全国で79人もの死者が発生しているのだ!。死なないで済んだ人間だけでも1万261人も出ている。減ったとはいえ、発生件数も7.937件(前年同期比13・2%減)も起しており、負傷者の数(同11・6%減)も1万人を超えている。

さらに、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」は、酒飲みには言っても効かないことは分かっているとはいえ、飲酒運転事故は88件も発生し、3人(同82・4%減で大幅に減ったと大喜びだ)が死んでいる。こちらは赤ら顔のほろ酔い機嫌で天国を散歩でもしているだろう。今は3人だけで天国をぶらついているが、すぐにお仲間が増えるから寂しいのはちょっとの間だけだ。ただ、関係のない人たちを道連れにすることだけは「絶対」にしないでくれ。

一方、バカの集まりの暴走族の取締りも実施したようだ。同期間で計926台の暴走参加車輌が確認され、検挙者数は255人(うち逮捕者一人)だった。お優しい警察は大袈裟な警察官を動員して捕り物を行なうが、大山鳴動して鼠一匹、ほんとうに文字どおり捕まえたのは只の一匹だ。勿論情けない弱虫どもは、強がって暴れるが、警官に追い掛けられると見苦しくも先を争って逃げ回る。こちらも、いつもいつも同じことの繰り返しだ。税金使って時間潰しをするのはもったいない。飲酒運転を含め、悔悛するのはほんの一握りだ。こんなゴミのような連中は2度と車には乗れないように生涯不適格者として扱えばよい。

♦警察庁は先に発表(1/2)した昨年1年間の交通事故事故死に1人追加して計5744人と訂正した。暮の30日に新潟県内で起きた事故で1人死亡していたことが新たに判明したものだ。これは7年連続で減少し、54年振りに500人台になった。警察庁は、改正道交法施行による飲酒運転取り締まり強化やシートベルトの着用促進などが背景にあるとみている。ただ、負傷者は9年連続で100万人を超え、死者が1万6766人で最も多かった70年の負傷者(98万1096人)を上回っている結果になっている。

警察庁によると、07年中の事故は83万3019件(前年比5万3845件減)、負傷者数は103万4515人(同6万3684人減)。死者数は、過去最悪だった70年の約3分の1で、最近では00年の9066人をピークに減り続けている。

飲酒運転での事故は11月末時点で、6880件(前年同月比3902件減)、死亡事故は395件(同183件減)。死亡事故は記録の残る90年以降最も少なかった。死亡した395人のうち、事故に巻き込まれた人が何人いるのだろう。事故を起した本人が死んでくれるぶんには、どうせ繰り返すことを防ぐ意味では後々助かるのだが、関係のない人たちが巻き込まれることは我慢ならない。

事故も死者もまだまだ多い、減った減ったで浮かれてはなるまい。

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