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2007年11月 3日 (土)

酒と車とがん

どんなに罰を厳しくしても、飲酒運転の戒めを説いても、飲酒による事故の数が多少は減ることはあっても、一向になくなる気配がない。

飲酒運転の厳罰化を盛り込んだ改正道路交通法が9月19日に施行されてから、1カ月以上が過ぎた。

♦10月31日午前8時ごろ、神奈川県茅ヶ崎市東海岸北4の市道で、近くに住む市立第一中2年、和井田健斗君(13)が登校中に、後ろから来た同県寒川町岡田5、建設業、栗城一則(36)が運転するトラックにはねられ、全身を強く打って間もなく死亡した。茅ヶ崎署は栗城容疑者を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。

調べでは、栗城容疑者からは呼気1リットル中、0・25ミリグラムのアルコールが検出された。和井田君をはねた後、約300メートル走行し、追いかけてきた別のバイクの男性に止められた。

♦兵庫県尼崎市の県道で6月、飲酒運転のワゴン車が歩行者をはね、タクシーに衝突して計3人を死亡させた事故で、危険運転致死罪に問われていた大阪府豊中市の建設作業員、宮田和弘被告(50)の初公判が10月31日、神戸地裁尼崎支部(渡辺壮裁判長)であった。

宮田被告は起訴事実を全面的に認めたが、彼は約2年前からほぼ毎日、ビールを飲みながら運転していたことを明らかにしている。彼はまた、1983年と99年に飲酒運転での検挙歴があり、常習的な飲酒運転者であった。事故前の2年間は「片手に缶ビールを握ったまま」の状態で運転している姿を、助手席の仕事仲間は少なくとも70回程度目撃している。そして、事故の当日は約15時間に亙って飲酒していたことも明らかになった。
《記事では触れられていないが、飲酒運転を知って70回も同乗していた仕事仲間の罪は問われないのだろうか。》

♦宮城県多賀城市で05年5月、飲酒運転のRV(レジャー用多目的車)が仙台育英高生の列に突っ込み、18人が死傷した事故で、死亡した女子生徒2人の遺族が、運転していた佐藤光受刑者(28)〈危険運転致死傷罪で懲役20年〉と同乗者の男性会社員(29)に計約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10月31日、仙台地裁であった。近藤幸康裁判官は「同乗者も加害行為を援助、助長した」として両被告に約1億660万円を支払うよう命じた。

争点になった男性会社員の賠償責任について判決は「運転や飲酒を制止することなく6時間以上も飲み続け、自宅に送ってもらうよう頼んだ」と認定し、責任は免れないとした。

《好きな酒を飲むのは勝手だが、その結果、飲酒運転のすえ人の命を奪う。自分が死んでくれるぶんには自業自得で構わないが、事故を起した人間が生き残って他人の命がなくなる。こんな酷い話はない。しかし、何を言っても酒は造られ続け、これでもか、これでもかの宣伝合戦が繰り広げられ、売られ続ける。罰を如何に厳しくしようが、酒が存在する限り、飲酒運転がなくなることは『ゼッタイ』にない。》

♦飲酒の翌日の腐った酒の臭う息が残りやすい人間は、食道癌や咽頭癌に関係するとされるアルコール分解物の「アセトアルデヒド」が唾液中に生じやすいことが、国立病院機構久里浜アルコール症センターの横山顕・臨床研究部長らの調査で分かったという。世界保健機関(WHO)は、アセトアルデヒドを発癌物質と位置付けてから久しい。横山部長は「飲酒前後の歯磨きやうがいなど、口の中をよく洗うことが、癌予防につながるのではないか」と指摘している。

《そんなことできる分けない。「酒の後で、なんでわざわざお茶を野むのか」とは酒飲みの言い種だ。まして酒の香りを楽しむ酒飲みが、お茶どころではない、なんで歯磨きで酒の香りを落とすことなどと考えられるか。》

横山部長らは、前日まで飲酒していたアルコール依存症の男性80人を対象に、血中と唾液中のアセトアルデヒド濃度を測定した。併せてアルコールを分解する酵素(ADH-1B)の働きを調べた。

酵素の働きが正常な55人から検出されたアセトアルデヒド濃度は、最高でも唾液1リットル当り26・3マイクロモル(モルは物質量の単位)で、中央値は1・6モルマイクロモルだった。一方、酵素の働きが弱い25人の濃度は同22・2〜87・6マイクロモル、中央値は47・4マイクロモルで、正常者を大きく上回った。

口の中にはアルコールを分解してアセトアルデヒドを作り出す細菌が生息している。ADH-1Bの働きが弱い人は、口中にもアルコールが長く残り、酒臭さが続く。その間、細菌の働きで口中にアセトアルデヒドが作られ続けるとみられる。要するに、酒臭さが癌のもとだということだ。

西洋人に比べ、日本人は体質的にアルコールに弱いといわれている。横山部長によると、日本人の約7%はADH-1Bの働きが弱いという。アルコールが体内に長く残ることで依存性も強まる傾向があり、アルコール依存症(アル中)患者ではその割合が30%程度になるという。

《WHOも言っているが、アルコールは依存性の極めて高いドラッグであり、アセトアルデヒドという発癌物質を含む飲み物であることを弁えて、嗜むことだ。いずれにしても酒は個人の嗜好品だ、飲んだその結果で癌になろうと、本人以外の誰の責任でもない。また、酔っ払った挙げ句、車を運転したその結果、己が死ぬには遠慮はいらない。頼むから他人の命を奪うようなことだけは絶対にしてもらっては困るんだ。そのうえ、言い訳に「酒が好きだからしょうがない」「酒の力でやってしまった」などとの幼稚な言葉を口にするようなことはしないで欲しい。》

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