オリンピックのスポーツ
国際オリンピック委員会(IOC)が2016年夏期五輪で実施競技に加える2競技の選考作業に着手し、復帰を目指す野球とソフトボールを含む7競技が候補に上がっていることが15日、明らかになった。
その他の候補はゴルフ、7人制ラグビー、空手、スカッシュ、ローラースケートなどが上がっている。追加される2競技は09年秋にコペンハーゲンで開かれるIOC総会の投票で決定する。
野球とソフトボールは12年ロンドン五輪での実施競技を見直した一昨年のIOC総会で、存続に必要な過半数の賛成が得られずに除外された。しかし、新競技として候補になった空手とスカッシュの採用も見送られ、ロンドン五輪では従来より2競技少ない26競技での実施が決まっている。
候補の7競技は、IOC内のプログラム委員会が世界的な人気、普及度などを基準にリストアップしたという。
《カーリングなんてお嬢様のお遊びのような種目があるのだから、ボーリングがあってもおかしくない。フェンシングがあるのだから、柔道が採用されたように剣道があっても、或いはアーチェリーがあるのだから弓道があってもおかしくない。全身を動かす運動をスポーツとするならば、7候補の中ではゲームのようなゴルフ以外はすべて激しい運動が伴うスポーツだ。野球にしろソフトボールにしろ、いつもアメリカやキューバ、それに日本にメダルを持って行かれることが、ヨーロッパ諸国にしてみれば腹に据えかねての除外であったのだろうが、野球こそ国技とさえ言える一番人気のスポーツとして認めるアメリカにしてみれば、除外は心外であっただろう。復帰を望む声は強いはずだ。
ただ、古代オリンピックでも詩歌が競われたこともあった。また、現代でもチェスや囲碁が公式競技入りを狙っていたり、アジアオリンピック種目ではコンピューター・ゲーム(eスポーツ)の競技種目採用を決定してもいることを考えれば、必ずしも肉体の運動だけでなく、ゲームや遊技的なものでもスポーツの仲間入りをする時代になっているのかもしれない。》
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