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2007年10月22日 (月)

給食費未納教員 35人

うんざりするニュースだ。これまで何度にも亙って繰り返し報道されていることだが、あってはならない立場にいる教師の不始末だ。未納率の高い学校では、一食当りに掛けられる経費が少なくなり、給食が粗末になることを少しでも落とさないように、校長や教師たちがそれを補うために支出をしているところもあるという中での話だ。

毎日新聞(10/20)から
 東京都府中市の私立小中学校21校の教員35人が2〜5カ月分の給食費約47万9000円を支払っていなかったことが分かった。市の教育委員会は全員に督促状を送付し、支払いを求めたが、今月に入っても3人が納めず、再度の督促で支払っていたことが分かった。保護者の給食費未納が問題化しているだけに、市教委学務保険課の田中陽子課長は「全教員に再発防止を指導する」と話している。

同課によると、私立小中学校全33校で全校給食を実施している。市は保護者と教員から給食費を徴集しており、教員は小学校1カ月3950円、中学校同4300円の定額を口座振替か納付書による振り込みで支払っている。

同課が8月中旬、給食費の支払い台帳を確認したところ、21校の教員35人が4〜7月、未納だったことが発覚、8月21日に督促状を送付しが、期限の同月末までに支払いを確認できたのは16人、各校にさらに催促したが、10月に入っても3人が未納だった。3人のうちの2人は昨年も督促状を送られていた。

未納の理由については異動で口座番号変更の手続きミスなど数件あったが、多くの教員は「公務で忙しく納める時間がなかった」や「入金がおっくうだった」「忘れていた」と話しているという。全く責任感のない小中学生並の言い逃れとしか思えない。

同市では給食費未納の教員に対し、昨年度も1年を通じて129通の督促状を送っているが、05年度も数通送付しているという。田中陽子課長は「非常に残念。これでは保護者の理解が得られない。今後は未納の教員には厳しい対応を取りたい」と話している。

今さらではないが、もう、いっそのこと学校給食は廃止したらどうだ。教育の一環、ということで明治以来続けられてきたようだが、教育の一環ならもう少し毅然たる態度で給食費は徴集するべきだ。貧しい貧しいや、或いは母、父子家庭をいうが、給食に対しては補助も行なわれている。明治、大正、昭和初期のような極貧の家庭はそうはない。バースコントロールの知恵も医学も発達していない時代、下層の家庭では貧しいが故に、生まれた子を“間引き”で窒息させたり、棄てられる子は現在の比ではなかった。また命を拾って生き延びても、女の子であれば長じては、貧しい親たちは、一家の食い扶持を減らすため、売らねばならない時代もあった。それほどに日本は貧富の差の激しい貧しい国だった。

その時代に比べれば、現在の世を、格差社会と論(あげつら)うにはまだ恵まれている。支払える給食費を未納だ滞納だと叫んでその頭数やパーセンテージを拾い集める。そのような集計作業に無駄な労力、人件費を割くよりは、貧しくても貧しいなりに、弁当を持参するように制度を変えればよい。敗戦後のアメリカから助けられて再会された学校給食だが、昭和一桁世代は富んだ家の子も、貧しい家の子も皆親の作ってくれた弁当を持参していた。おかずは梅干し1つと沢庵2、3切れ。卵焼きなどと言う贅沢なものはない。アルミニウムは酸に弱く、梅干しに当る蓋の位置は、すぐにぼろぼろに犯されて穴が開いた。しかし、それでいじめが起ったと聞いた試しはない。貧しいとはどういうことかを皆が知っていたからだ。

貧しいことから生まれる心の温かさを現在の子どもたちは知らない。親も教える知恵を持っていないのだ。権利を主張し、我が侭を通す親はそこら中にいるようなのに。給食から学ぶことは山ほどある。そのことを教える立場の教員が、約束事を守らないようでは教壇に立つ資格はない。

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