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2007年9月14日 (金)

「かぐや」 ほか

♦昨年10月13日、茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで、記者団にお披露目された「SERENE」がほぼ1年かけて完成し、名を「かぐや」と改名して鹿児島に姿を現した。

今日14日、午前10時31分、「かぐや」を搭載したH2Aロケット13号機が鹿児島の種子島宇宙センターから打ち上げられた。45分後、衛星を分離し、打ち上げは成功した。本格的な月探査は60〜70年代のアメリカのアポロ計画以来約40年ぶりとなった。

予定では、「かぐや」は約40日かけて月の上空100キロに到達し、南北を回る軌道に乗り、3カ月後から本格的な探査を始める予定という。約1年かけて周回しながら、15種の観測機器で月表面の元素や鉱物の分布状況、地形や地下構造などを調べることになる。

月の誕生は地球と同じ約45億年前と判明しているが、形成過程については天体衝突や地球の一部分離など諸説があり、謎の部分の解明が期待されている。観測結果は将来、月面基地をつくるためにも役立つという。

地上設備を含む総開発費は約550億円。「かぐや」は縦、横とも2・1メートル、高さは4・8メートル、重量約3トン。H2Aロケット13号機は2段式で全長53メートル、直径4メートル、重量321トン。

《昨年のお披露目時の「SERENE」(セレーネ)はギリシャ神話の月の女神。昨年のブログで横文字コンプレックスを皮肉り、その時、かぐや姫や子どもの頃の月の兎の物語から、日本にも月にかかわる物語があることを取り上げて、命名「かぐや姫」を提案した。ブログは目にしたかどうかは知らないが、「かぐや」は月の裏側の撮影も行なう。ひょっとして月に帰った何世代ものかぐや姫の孫たちが、日本からの衛星を両手を上げて歓迎してくれるかも知れない。そしてまた、「かぐや」が日本に戻るとき、連れて行ってくれとねだるかも知れない・・・など、夢は膨らむ。

下司の勘ぐりは、月面基地がつくられて何の役に立つのか理解不可能だけれど、今回から打ち上げはJAXAから三菱重工へ民間移管されたが、戦前、戦中の1大コンツェルンの陰が頭をよぎる。今回、打ち上げには成功したが、計画どおり故障なく観測できて始めて真の成功と言えるのだが、さて》。

♦《安倍が責任放棄し、病院のベッドに潜り込むことになったようだが、彼が身命を賭して解決することを誓った拉致家族のことには一切触れずに頬かむりなのだろうか。見捨てた拉致家族のことは、“後は野となれ山となれ”の高見の見物でもするつもりなのだろうか。これが政治家、とは常日頃の思いだが、改めてその思いを強くすることになった》。

♦《若い者からは蛇蝎のごとく嫌われる年寄りだが、今の日本、100歳以上の高齢者が3万人を超えたことを発表した。今月末時点で3万2295人(男4613人、女2万7682人)で、始めて3万人を突破したという。10年間で3・8倍に増え、前年比では過去最多の3900人だった。

上位100人までの長寿番付は、公表を避ける人が増えたため、昨年から取り止めになり、今年は代わりに本人の承諾を得た「地域で話題の高齢者」が公表された。国内最高齢は男性が111歳(1895年9月18日生まれ)、女性が113歳(1894年5月21日生まれ)。

 長寿の割合が高い都道府県
 1、沖 縄  57.89
 2、高 知  52.98
 3、島 根  51.02
で、1位の沖縄は35年連続。2位の高知県、3位の島根県も前年と同じで、上位10県がすべて西日本に集中している。逆に長寿の割合が低い府県は
 1、埼 玉  13.05
 2、愛 知  15.78
 3、千 葉  16.32
と続き、最下位は18年連続で埼玉県だったという。
 (数字は人口10万人当たりの100歳以上の数)
因に、私は日本一長寿の少ない県に住んでいることになる。それでも寿命があれば、先に逝った弟との約束、100歳まで生きて、駄目になる日本を見届けるにはまだ4半世紀はあるのだが。》


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