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2007年9月 3日 (月)

日常化する「ネットいじめ」

つい半月前に同じ内容の記事を同じ毎日新聞で読み、ブログ記事「学校裏サイト、プロフィール」として載せた。日常化しているのはネットいじめではなくて、新聞記事だ。ただ結果として表に出てきた現象を、あれも、これもと挙げるだけで、建設的な意見は何1つ提起しない。言うことは決まって「地域ぐるみで子どもを見守る必要がある」という程度のことだ。

メディアは繰り返し記事にしてはその都度、「匿名の闇に泣く子ども」と書くだけでは解決しないのは当たり前だ。提案する「地域ぐるみ」の地域そのものも親のモラルも今は潰滅的な状況にある。そこに地域ぐるみの協力を持ち出してみても改善される糸口などない。ワイワイ騒ぐ記事が日常化してマンネリ化するだけだ。

問題になっている「死ね死ね」メール、知人に成り済ました援助交際の呼び掛け、中傷など、早くから調査のたびに持ち上がっている今更のことではない内容だ。問題になっていることを幾ら列記してみたところで時間の経過とともに、事例の数が増えることになるだけだろう。私はこの問題をカテゴリー「親の責任」において考えている。

問題の本質を昔ながらの家族制度の崩壊、家庭教育の崩壊と見極めた安倍(首相)が言う、お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃんのいる家族。安倍が言ったことでたった1つのまともな意見だ。敗戦後の日本の家族の崩壊は先ずは子が親を捨てることから始まっている。親は親で子どもに面倒みてもらおうとは思っていないと。しかし、子が親の面倒を見るのは当然のことだ。現在は昔以上に親の面倒を見る必要があるのではないのだろうか。何故なら、子を育てるのための親の苦労は昔の何十倍もかかっているからだ。昔は必要以上に出世の高望みは控え、幼稚園から中学(受験制度)高校、大学は限られた家庭で通わせる程度だった。それでも子は親を尊敬し、成長しては面倒をみた。今は幼稚園(託児所、保育所まで増えた)からどんどんと親の脛は細くなり続け、1877(明治10)年〜1939(昭和14)年に24校であった大学は、今では掌(てのひら)から零れるほどの数、709校(平成16年度現在)に増え、遊び半分でも大学生にはなれる時代になった。分相応ということを知らず、猫も杓子も親の脛を齧って学資を出させる。卒業しても悪いことは社会の所為にして汗を流して働くこともせず、続けて親の下で脛を齧り続ける。これで親の面倒を見ないなんてそんな奴はそれこそ豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ、だ。話が逸れた、軌道修正が必要。

しかし、その反面、忙しさにかまけた親が子に注ぐ愛情はどんどんと希薄になって行った。生まれるとすぐに子どもは他人の手に委ね、仕事場に走る。その上に、親を捨ててきた身だ。子づくりだけは知っているが子育ての知恵を授けてくれる人がいない、叱ってくれる人、喜んでくれる人、遊んでくれる人もいない。辛くなって虐待が始まる。捨てる、ひどくなると子殺しだ。このような親が子どもに「自分がされて嫌なことは他人にはするな」「人には優しく」「お年寄りに親切に」など教えられる筈がない。それでも子の教育は親の責任なのだ。ただ訳も分からない子どもに「誰それが持っているから」「ないと格好悪い」「あると便利」「子の安全のため」など、通信代も支払えないことが分かっているのに、売れればそれで良いメーカーの宣伝に乗って携帯を、パソコンを買い与える。以前からこれほど騒がれていることが分かっているにも拘わらずだ。如何に子どもの教育責任を疎かにしているかが分かる。携帯は子どもの守り刀には絶対にならない。

繰り返しになるが、現在のモラルを持たない親のもとでは、善悪の判断もつけられない(教育されていない)小・中学生に携帯は持たせるべきではない。彼らには決して必需品ではないのだ。末端の現象を嘆いているばかりでは何も解決しない。極力速やかに携帯禁止の法律を作るよう検討するべきだ。

18日の記事に早速翌日賛同のコメントを寄せて下さった方がある。とても過激な内容だが要約すると、
「弊害が広がって、子どもたちが取り返しのつかないような生け贄や惨状が生まれなければ、政治家は動かないだろう、」と。

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受信: 2007年9月18日 (火) 09時49分

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