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2007年9月12日 (水)

米国は10人当り銃9丁

「あー、怖い、怖い、恐ろしいですねー」今は亡き映画評論家の淀川長治さんが、そう言いそうだ。これは世界中に出回っている拳銃や自動小銃、ライフル銃、カービン銃、携行型対空ロケット砲など小型武器の現状をまとめた07年度年次報告書の数字に驚いて、このように発するだろうと思う言葉だ。

毎日新聞(9/3)
スイスのジュネーブ国際問題研究所がまとめた「2007年年次報告書」で公表された。世界全体の小火器の数は推計で8億7500万丁で、うち7割以上の6億5000万丁が民間が所有していた。

民間で小火器所有数がもっとも多いのは米国で2億7000万丁。人口10人当たり9丁の計算にで突出している。世界全体では、7人に1人が小型武器を持つことになり、米国を除けばこの数字は10人に1人となるという。米国に続いて多いのがインドの4600万丁、中国が4000万丁で、アジアの人口大国がロシアやヨーロッパの先進国を上回っていた。280万丁以上保有する30位までのリストに日本は入っていない。アメリカは世界人口の5%以下にも拘わらず、世界の小型武器の35〜50%を所有しているという。「報告書」ではまた、米国やブラジルでのデータを基に、大都市ほど小火器による殺人事件の発生率が高くなると指摘。大規模で無秩序な都市化の進行は、小火器を使った犯罪増加に結びついていると警告している。

「報告書」は日本などの例外はあるものの、国が豊かになるほど銃の保有者が増える傾向にある、と分析した上で、「当面、一般市民の銃保有の拡散は収まりそうにない」と指摘している。

〈民間人の小型武器保有数〉
   人口100人当たり           
  アメリカ   90    
  イエメン   61
  フィンランド 56
  スイス    46
  イラク    39
  フランス   32
  カナダ    31
  ドイツ    30
  ロシア     9
  イギリス    6
  イラン     5
  インド     4
  中国      3
 

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