話 二つ
毎日新聞(5/14)から
一つは重苦しい話題の国民投票法案がいとも簡単に通過した事、もう一つは対極の、軽佻浮薄な「おじさんのお洒落」が、同日の新聞種で並んだ。憲法改正の手続きを定める国民投票法は14日昼、参議院本会議で採決され、自民、公明両党などの賛成多数で可決された。4月に衆議院を通過して参院に回され、まともな審議もされないで、わずか一カ月での通過となった。投票権を18歳に引き下げたことは、民法を始め100以上のその他関連する法とも絡み、検討しなければならないことは山ほどもある。こちらの話題は先送りして、女性用と見紛うばかりの化粧品(香水)について書いてみよう。
『男性も香水を・・・と聞いて、「ああ、汗ばむ季節だからね」と思った方は、認識を改める必要あり。女性と同様、今は男性も香りを積極的に身にまとう時代。「自分の香り」を持つこと、おしゃれの基本でもあります。どんな香りをどう付けたらいいのか、香水術のいろはをご紹介します。』とは香水の輸入・販売を手掛ける「わかば」(東京都台東区)のフレグランススタイリストの荒川操の弁だ。全く場違いの私には知らなくて当然の職業だが、香りを演出する人のようだ。
最近テレビの中で特に数が増えて目立つ‘おかま’の跳梁。彼らが言動とともに化け物に変身するためには化粧品も必要だろうが、まともな男性には化粧品も香水も全く不要の物だ。夏場暑くて汗をかき、匂い立っても気にすることはない。宣伝に寄って売上げは上がるし、そのために宣伝費をすることになるのだが、宣伝に踊るのは女性だけで結構だ。化粧の匂いや香水の匂いをさせた‘おかま’や‘おとこ’とすれ違うことでもあれば、私などは反吐を吐きかねない。男性らしい汗臭い匂いの方がよほど好ましい。
尤も美容院には‘おとこ’も通う世の中とか、以前は散髪屋さん以外には男性には用のなかった‘女らしいおとこ’の世界だ。しかし、そのおめかしも口で言うほど良い結果があらわれるものじゃない。髪はもじゃもじゃ、ひげぼうぼう、美容室で金を掛けてわざわざみっともない風体にするだけだ。流行とはいえ、これで化粧品や香水の香りとは似合うわけがない。男は汗臭くていい(いっとき死ぬほどつらかった男女の腋臭を抑えるエチケットは身についたようだから)。そうでなければ男はさっぱりと石鹸の爽やかな香りが最高だ。
要は男は化粧品会社の銭設けの宣伝に踊らされることのないように。自分が好みでも、他の人も同じものが好みとは限らない。若い女性たちが群がる、あまり高級品の並んでいない店の前を通り過ぎる際は、混ざりあって不愉快な匂いが嫌いな私は息を止めて通り過ぎる。おとこの香水も同じだ、自分は好くても他人が迷惑する匂いの場合だって十分考えられる。男性は、特におじさんは、加齢臭など気にすることはない。香水など決して使わないようにして欲しい。
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