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2007年4月 8日 (日)

母の教え

毎日新聞(4/1)から
福岡県大牟田市明治町の永江茂夫さん方で5人の遺体が見つかった事件で、永江さんの子ども3人が福岡県警の調べに対し「亡くなっているのは私たちの家族。死者は生き返るという考え方を家に持ち込んだのは母だった。小さい頃から『死んだら生き返る』と言い聞かされていた」と話していることが判った。県警は3人が、死亡した家族が生き返ると信じ、遺体を放置していた可能性があるとみて、3人からの事情聴取を続ける、という。

県警の調べでは、永江さんは生きていれば99歳で8人家族だが、永江さん夫婦と次男、長女、次女の計5人の行方が判っていない。長男と、三女、四女は市内に別の住まいがある。長男の話によると、約20年前に永江さん、娘や妻が続き、約5年前に次男が死亡している。「両親は老衰、兄弟は病死した」と説明し、家族が死亡する度に「拝んでいたら生き返るかもしれない」とそのまま寝かせていたという。遺体が寝かされた部屋には神棚のような棚が作られており、小さな像が置かれ、線香を焚いた跡があった。

三女らは「うちは元々仏教だったが、母が神さまを信じるようになり、次に次女が『死んだら生き返る』というようになった」と話しているといい、永江さんの死亡時も次女が「お父さんは生き返るかもしれない」と言い、押し切られたとの説明をしているという。

《日本人の多くは、仏教と神道との違いについて理解していない。この家族はその本質的なことを理解していたようだ。》

現在まで永江さん夫妻に支給されている年金は三女、四女らが管理していたらしく、県警はさらに経緯を聴く方針だという。県警は4日、長男(69)の立ち会いのもと永江さん方の実況見分を始めた《年金詐取の疑いでもあったのか》。また同日、5遺体のうち2体の司法解剖を終えたが、白骨化が進んでおり、すべての遺体の解剖後に総合的に判断しないと死亡時期の特定も難しい状態であるという。

《今どき、と思うような話だが、思い返してみればよい。キリスト教では磔刑になったキリストが生き返ったことになっている。それは2000年以上の後の現在でも信じて入信する人が後を断たない。人間の自然発生的な素朴な感情として、命の復活を願う心があってもおかしくはないし、何かを信じるのに誰かの一言で、それが庭の草であろうと、イワシの頭だろうと森羅万象が対象になり得る。特にその対象が、命の存在の解り易い身近な愛する人間であれば尚更だろう。》


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