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2007年3月16日 (金)

新聞がおかしい

毎朝、毎夕手に取る新聞(わが家は父親の大阪毎日以来、私が今の家庭を持って関東に東下りしてからも、ずっと毎日新聞以外購読したことがない)だが、ごく最近目立つ現象がある。無闇矢鱈と広告紙面が増えている。例えば今日3月16日の朝・夕刊で数えると、一ページ全段抜きのものが32ページ中10ページ、夕刊は16ページ中3ページにも上る。他に紙面の半分、三分の一を集めると、これまた、同じほどの量になりそうだ。

新聞経営が広告抜きにして成り立たないことぐらいは知っているが、最近の紙面構成は度を越してひど過ぎる。まともな記事が書ける人材がいなくなったのか、社の方針で社会性を捨てて娯楽を表面に出して行くのか、かつては朝日とともに2強を誇り、ジャーナリズムを先導してきた毎日が、拡販競争と経営危機で遅れを取り、読売、朝日に先を越され、プライドを失ったかに見える。

記事についても女性の性中心の記事が目立つようになり、特に今、民法733条の離婚後の再婚禁止期間(6ヵ月)の禁欲ができない男女の問題を、772条の修正だけで片付けようとしている感のある問題提起を続けているに至っては、性モラルを一層廃頽させることにつながる危険性を感じる。離婚後300日満たずに出産することは、6ヵ月の再婚禁止期間を考えれば前夫の子ども以外にはあり得ない出来事だ。そうでなければ当然不義密通、姦通、浮気、不倫の妊娠となるが、法の遵守の面から考えれば、733条こそ守らねばならず(現在問題となっている前夫、現在の夫騒動の問題回避の期間)、反対に性道徳の乱れを是認しての問題提起となると、チェック機能を果たすことを怠り、新聞社は社会の敵と云わざるを得ないことになる。女性問題となると男尊女卑の裏返し、女尊男卑ような風潮が社会全体を覆っているのが現実だ。

これがまた不思議なことに国会のせんせいと呼ばれる連中までもが、耳を貸し、公明党は特例新法の試案まで作ったようだ。民法772条の見直しに取り組み、離婚後の妊娠が明らかなケース(これは証明が難しい、離婚成立以前に前夫との性交渉が長期間なく、離婚前に妊娠することはあり得ることだ)や、前夫が自分の子でない認めた場合(こちらは明確に判定可能だが、分かれた元妻への嫌がらせもあり得るぞ)などについて、前夫の子でない出生届を認める特例新法の試案をまとめた。民法改正には時間がかかるため、特例法で緊急対応を図るのが狙いだ。「与党内で早急に合意し、5月にも施行を目指したい」としている。

お偉いせんせいたちも、毎日新聞の法を軽んじる姿勢に同調したようだ。733条なんてどうせ、民法程度のことだ、離婚成立なんか待つ必要ないよ、好きなら幾らでも性交渉をもてばいいよ、法律が窮屈なら、都合のよいように作り替えてあげるからね、とでも云っているようだ。

携帯やパソコンの文字は読んでも、わざわざ新聞購読料まで払って活字を追い掛けることをしなくて済む時代になった。時代を反映した言葉は使えるが、日本語としての正しい言葉遣いが新聞紙面からも消えつつある。横文字が増え、カタカナ文字が並び、奇を衒った当て字が並ぶ。広告ページばかりが嵩張り、内容も薄く、権力に迎合するだけで独自の色を失った日本の新聞も、多過ぎる大学同様にそろそろ淘汰される時代に入ったと見るべきだろうか。

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