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2007年3月 6日 (火)

政治家の常識

毎日新聞(3/6)から
年齢から学歴、職業や育ちまで、種々雑多な人間が犇めいている政治家のせんせい方、彼らの常識がどのていど国民の考える常識と合っているのかずれているのか、を訊ねたアンケート、石田衣良の『政治家は世間の常識と ずれている?いない?』が載った。

石田が何よりも驚いたのが、投票数の少なさだ。多い時の5分の1しかなかったからだ。彼が思うに、「これは質問が悪かったというのではなく、国民は政治家のことなどには全く関心がない、という意味だと、ぼくは思う」と解釈させた。つづいて「この新聞を読んでいる全国各地の政治家のみなさん、国民の多くは既存の政治にうんざりしているみたいです。このままだと、あなたがたは国民から見捨てられますよ。猛省して下さい。」とも書く。

まず、その石田が驚いた回答から見てみよう。
   有効投票数2529 男:1047 女:1482
         ずれている  ずれていない
    全体    95・5%   4・5%
    男     93・9%   6・1%
    女     96・7%   3・3%
  10代以下 男  86・8%  13・2%
  10代以下 女  87・5%  12・5%
  20代   男  91・4%   8・6%
  20代   女  95・0%   5・0%
  30代   男  94・5%   5・5%
  30代   女  96・7%   3・3%
  40代   男  94・9%   5・1%
  40代   女  98・9%   1・1%
  50代   男  94・9%   5・1%
  50代   女  99・1%   0・9%
  60代   男  97・6%   2・4%
  60代   女   100%
  70代以上 男   100%
  70代以上 女  83・3%  16・7%
 と、厳しい数字が並ぶ。

「ずれていない」派のメールから、「自分の選挙区の人たちの意向を実現する人が当選を重ね、力のある政治家といわれているわけですから、ずれていないと思います。ずれていたら当選できないでしょうから。そう考えると世間の常識って、かなりあいまいで怪しいですね」(山口県周南市・匿名)ずれていない派のメールとしては、これたった一通であったらしい。これでは無党派が増えて行くのは当たり前。

反対の「ずれている」派。「産む機械発言はいうにおよばず、年金問題を考えても、国民の状況とかけ離れている。25年間払い続けなければもらえない国民年金と10年払えばもらえる議員年金。世襲制で議員になったオボッチャマには国民のほんとうの気持ちはわからないだろう」(東京都豊島区・アビー)「政治家の殆どがお年寄りの男性だから、考え方にずれが生じるのも無理ないかもしれません。だから、わたしは選挙では若いかたや女性を選ぶようにしています」(大阪府豊中市・匿名)「政務調査費や事務所費などのニュースを見ていると、やはりお金の感覚が違うのかなと感じることが多いです」(大阪府岸和田市・渉)「政治家のかたがたには、これから未来を築いていく子どもたちの見本となるべき存在であってほしいわけですが、これほど愚かな姿をテレビ画面で見せられたら、何をお手本にしてよいのか、わからなくなります。そもそも政治家って、国民が選んだんですよね。なら、仕事はきっちりしてあたりまえ、できなければ即辞めてもらう。そのくらいの気構えが国民全てにあれば、政治屋ではなく真の政治家が育つと思うのです。常識はずれを生み出しているのは、この不条理な社会ではないでしょうか」(京都府八幡市・ゆか)

《とはいうものの、選挙で投票に出かけるのはその国民のおよそ半分。いいも悪いも、ずれている、いないも、残りの半分は物言う権利を放棄していることになる。投票権を行使してこそ、そこがいけない、悪い、ずれてるのじゃないか、と文句は言える。最近の衆・参議員選挙の実態は、衆議員の平成8年10月が59・62%、同12年6月が62・49%、参議員では平成7年7月が44・52%、同10年7月が58・84%と国民のおよそ半分の人間が投票権(物言う権利)を放棄しているのだ。この人たちの言い分は、ただのぶつぶついう不平不満でしかない、と判断されても仕方ない。不平や不満を口にしても、回答者も触れているように、面白おかしく取り上げて解説し、視聴率を稼ぐマスコミの解説の聞きかじりを、己の意見のように口にすることが多くなる。

政治に無関心が最大の政治家を悪くする原因になっている。もともとまともな人間は政治家にはならない。まともでない連中が、それ以上下らない人間にならないように監視するのが選挙だ。無関心が一層くだらない政治屋をつくる。お爺ちゃんがそうだったから、親父がそうだったから、たまたま親父が死んだから、代わりに出てきた。地域の利権が絡むから是非にと担がれて顔を列ねる。この手合いがポッと出てきて“せんせい”になる。期待する方がおかしい。

選挙に行こう、はいいが、選ぶ基準をもっとわかり易く、争点を国民が決め、それぞれについて語らせて、その違いを、善し悪しを、可能性を、決められるような仕組みづくりが必要だ。》

参照「勝負あったのか」07/02/07

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