卵子バンク 代理出産
ギンヨウアカシア
(銀葉)
又の名、ゴールデンミモザ
マメ科 アカシア属
寒さに弱いため
鉢植えは冬場は室内に入れましょう、
とあるが、
わが家では、
室内には入れたことがない
写真の少ないブログで寂しかったのが、久し振りに花で飾ることができた。歌にもなっている藤に似た形状で白い花を房状につけるアカシアは、ニセアカシアという。子どもの頃生活した戦前の姫路の城下には、天を衝くようなポプラの樹とともに、大木になったこのニセアカシアの街路樹が毎年花を咲かせていた。
1昨年9月、東京都西麻布の「エクセレンス」が韓国で代理出産が受けられるルートの仲介を始めたことに触れたが、昨年7月には卵子バンクを始めていたことが1月24日分かった(毎日新聞)。有償で卵子提供を希望する日本人女性を「卵子バンク」に登録し、不妊のカップルなどに斡旋する事業だ。現在9人が卵子提供者として登録されている。同社はホームページで登録者を募集。提供者の条件として20〜28歳、職業、学歴不問。報酬は100万円。
斡旋手続きは卵子提供登録者と、卵子購入を希望する夫婦らを直接面接させ、契約が成立すれば、提供者は韓国に2週間程度滞在して、同国内の病院で採卵する。購入を希望した夫婦の夫の精子と体外受精、妻の子宮への移植も同国内の病院で実施する。夫婦が支払う費用は、同社への斡旋手数料、提供者への報酬、病院費用などで400万円近くになる。
韓国内では05年に「生命倫理および安全に関する法律」が施行され、卵子の売買や、営業目的の斡旋が禁止された。「エクセレンス」の卵子バンクは同法に抵触する可能性があるが、代表は「日本人が日本で契約し、韓国の病院に行くだけなので問題ない」と話しているという。
日本産科婦人科学会や03年の厚生労働省の生殖補助医療に関する報告書では、第三者による営利目的の精子、卵子提供(斡旋やそれらを使う体外受精の実施)を認めていない。同様に韓国でも営業目的での卵子の提供を禁止している。実際に「エクセレンス」が云うように、治療ができるかどうかは不透明だ。昨年12月、日本学術会議は生殖補助医療に関する検討委員会を設置した。法の不備を潜るように、安易なビジネスが拡大しないよう、法の整備を急ぐことが急務だ。
毎日新聞(2/26)から
昨年の暮に、日本学術会議の生殖補助医療に関する検討委員会がやっと設置されたばかりが、国内ですでに5例の代理出産を実施した諏訪マタニティークリニック(参照を参考)の根津八紘院長は25日、代理出産の法制化に向けた私案を公表した。
子宮を失った女性と夫との受精卵をボランティアの女性が出産することを認めるが、
金銭目的の商業的代理出産を禁止し、関与したものは処罰する内容になっている。
出産を担う女性は、家族などのボランティアを原則とする一方、医療費や収入減への補填、常識の範囲内の謝礼などの補償は認める。また、依頼した夫婦が生まれた子の引き取りを拒否した場合は、出産する女性に中絶や子どもを養子に出す権利を認める、など。
《逆に、既に昨年ブログでも触れたように、出産する女性の側で、愛情から依頼した側への生まれた子の引き渡しを拒否する例は、アメリカ辺りでは発生している。或いは生まれる前に引き取りを拒否するケース以外に、出産後判明する障害児であった場合などについても、細やかな法整備が必要になるだろう。》
根津院長の私案では、原則家族のボランティアとしているが、家族内に代理出産を引き受ける女性がいない人のため、将来的に「代理出産仲介センター」を創設し、ボランティアによる登録制度にすることを提言。代理出産による女性の死亡や後遺症に対応する保険の創設、弁護士・公証人の介在、生まれた子の速やかな養子縁組なども盛り込まれている。
《子どもが授からず、何年も不妊治療に通う女性や男性、夫婦がいる。現実は日本産科婦人科学会でも、卵子・精子の営利目的の斡旋や体外受精の実施は禁じている。が、しかし、海外へ行ける人たちは、煩わしい法律の問題があるにしても、望みどおりにわが子として腕に抱くことが可能になるのだ。そこに「エクセレンス」が入り込む余地がある。妊娠して出産までのリスクはあるが、報酬100万円が手にできれば助かる人もまたいるのも事実だ。今回の根津院長の私案は、人の命を売買する営利事業にストップを掛けることになる意味でも、法制化されることを期待する。絶対に営利であってはならない。》
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